概要
CV:市川治
ボアザン皇帝の正統な血筋にあたるラ・ゴールの息子である。敬称は「殿下」。
女のように薫り立つような趣きを漂わせながらも、きりりとした顔つきの美少年で、角ある者は貴族であるというボアザンの格式に則った貴族の誇りを持った人物でもある。
ラ・ゴールが反乱に失敗し行方を晦ました後に生まれて、母の早世後は母方の祖父母に育てられたため、ハイネルは父を知らず、ラ・ゴールは息子の存在を知らなかった。また剛健一たち三兄弟の異母兄にあたる。
妾腹である皇帝ザンバジルは、正統であるハイネルに自分の地位が脅かされることを恐れ、ボアザン帝国地球征服軍司令官という辺境の危険な任務につかせた。幼い頃から迫害を受けていたハイネルは、この戦いによってボアザン帝国への忠誠心を証明しようと地球にやってくるが、ボルテスの反撃に苦戦し、皇帝派のド・ズールやド・ベルガンから命までも脅かされることになる。
角の無い地球人を下等扱いしていたが、最終決戦でボルテスと一騎打ちをするが、その時に持っていた形見の短剣からラ・ゴールの息子であることが判明し、父と弟を敵として戦い続けてきた事実を知って愕然とした。
最後は、自らの政権が崩壊したことで錯乱し、醜態を晒すザンバジルを形見の短剣で誅殺する。最期は涙ながらにラ・ゴールを「お父さん…」と呼び、炎の中に消えていった。