ドスケベ
どすけべ
ドスケベとは、「スケベ」(異性に対して異常に好奇心を示す状態や人物)に「とても」という接頭語である「ド」がつけられた形である。
接頭語「ド」
この接頭語は勘違いされやすいのであるがドレッドノートという戦艦に由来する物ではなく、それ以前から存在する(少なくとも江戸時代には使用されていた)言葉とされるとされ、これは強調を意味する「どん~」という接頭辞の音韻変化したものであるといわれている。
以下の解説に関してはそのままで残しておく。
ドレッドノートに関して
この戦艦はイギリス海軍のフィッシャー提督により提案され、1906年に就航した。この戦艦は従来の戦艦と異なり、単一の口径を持つ巨砲が主たる兵器であり、それにより複数の口径を持つ多数の砲を持つ従来艦よりも片舷の火力が大きく、さらにレシプロ機関ではなく蒸気タービン搭載により足も速いため、それまでに各国で使用していた戦艦が陳腐化してしまい、後に他の国がこの戦艦を真似て作成した戦艦を「ドレッドノート級」と呼び、「ド級(弩級)」という言葉が生まれた。さらにこれを超える戦艦が作られるようになるとそれらは「超ド級(超弩級)」と呼ばれるようになった。
そして時は過ぎ、「ド」という言葉が「ドレッドノート」をさすということは忘れ去られ、この言葉が独り歩きをするようになり、「ド」という言葉には「なんだかわからないがすごい」という接頭語としての意味がつくようになった、といわれるのは俗説である。