ドクターウェスト
どくたーうぇすと
概要
ブラックロッジの破壊ロボ製作担当。
「~なのである」という口調で話し、事あるごとにエレキギターで弾き語る、およそ常人では理解できないはた迷惑な奇行がデフォルトの人物。
「天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸」。
自ら作り上げた完全な自我を持った人造人間「エルザ」をつれており、ギターケース型の対人ロケットランチャーを使う。ちなみに、発射の際のポーズは例のアレ。
エルザのモデルは妹となっているが、小説版では同僚となっている。
ただ、ブラックロッジ入りした経緯(後述)を考えると、間違いなく彼は天才科学者である。
出会った当初から大十字九郎を一方的にライバル視しているが、後に共闘する仲に。
また、慰安旅行があるなど部下の面倒見はブラックロッジの幹部中最高レベルであり、それもあってか造反後は指揮下にいる部下全員がついて来た。
悪党であっても邪悪ではない、と言われている。
神の予想をも超える人物であり、ルート次第では話を強制終了に追い込む。
小説版では過去にミスカトニック大学で医学を学ぶも死体蘇生の実験の失敗をきっかけに中退、実験の失敗から人造人間の開発をするようになる。
実験中の事故で死亡した同僚のエルザを本人の遺言により死者蘇生の実験に使うも化け物となり復活、脱走した彼女は病院で隔離されることとなった。
この時の辛い経験が原因で死者蘇生に対して否定的な見解を抱くようになり、それは大導師に対しても「死者蘇生だけはやらない」と明言したほど。
後に化け物と化したエルザを自らの手で滅ぼすこととなる。
なお、破壊ロボは初期は(初期の人造人間の操作に必要な)演奏を邪魔にされないための移動式ステージだったが、幾度と無く邪魔されたためついには武装を積むなど改造を重ね、あの破壊ロボになってしまった。
ちなみにすべてのループにおいて違う行動を取っており、これらの原作と違う行動は本当に彼がとっていた行動である可能性がある。
量産型破壊ロボの製作も行ったが、無差別攻撃を行うなど美学に反するものであり、不本意な作品であり破壊することはいとわず、持てる力をすべて使い無数の量産型破壊ロボを破壊するデモンベインを見て「なんて……美しい」と述べている。
有人化した量産型破壊ロボはゾンバイオと呼ばれ、大導師が排除されたブラックロッジと敵対する際の破壊ロボに代わる乗機となる。
ブラックロッジへは大導師自らがスカウトしたせいか、ウェスト本人も大導師に対しては強い敬意を抱いていた。
過去にはフィールドワークとして秘境に出向き、ラバン・シュリュズベリィ一行に何度も出会っている。
その技術力と怪異へと立ち向かう意思を見せたことからシュリュズベリィ教授にミスカトニック大学に共に来ることを進められるが断り、自らの力でアーカムへと向かう。
名前の由来は死体蘇生者ハーバート・ウェストに登場するハーバート・ウェストより。
ちなみにスタッフ曰く、「同一存在かどうかは秘密」とのこと。