データ
概要
第2世代から登場した進化の石の一つ。見た目はごく普通の白っぽい石。
洞窟では定番のイシツブテやゴローンが5パーセントの確率(第二世代のみ8パーセント)で持っているので入手するのは非常に簡単。さらに第五世代では二代目洞窟岩ポジションのダンゴロ・ガントルが50パーセントという高確率で持っておりさらに入手は楽になった。
他の進化の石アイテムと違ってこちらはポケモンの進化を止めるための道具で、この道具を持たせたポケモンは一定のレベルを越したり通信交換しても進化しないという効果を持つ。
道具を持たせなければならないという仕様上、他の道具を持たせられないという欠点があり、特にトレーナー戦などで経験値稼ぎをする際におまもりこばんやがくしゅうそうちを持たせられないのはあまりに痛く、決して使いやすい道具とはいえなかった。
しかし、この道具の需要が急増したのは第3世代のエメラルドからである。
育て屋で預けたポケモンの♀の方にこの道具を持たせると50%の確率で♀の性格を遺伝するという機能が追加され、これにより廃人たちによりゴローン達がメタモンと共に一斉に狩られ始める事態になった。
さらに第4世代のHGSSでは♂に持たせても遺伝の効果が引き継がれるようになった。
そして第5世代のBW2ではついにどちらの親に持たせても性格遺伝率が100%になった(♂♀両方に持たせた場合は♂♀どちらかの性格になる)。
第3世代エメラルドでの仕様変更以降ポケモン廃人には欠かせないアイテムとなっており、だいたい廃人たちの(ロム内の)パソコンはこの道具かパワー系を持たせたメタモンで埋まってるボックスがある。
また、第5世代では進化前のポケモンの耐久が上がるしんかのきせきなるアイテムも登場したため、きせきを使うポケモン(特にゴーリキーなどの通信進化やラッキーなどのなつき進化)を進化させない目的で本来の効果での需要も少しは増えそうである。
そして、第7世代ではこのアイテムが別の意味で重要な役割を果たす事となる。
それはリージョンフォームが確認されているポケモンの原種をタマゴから産む効果である。
リージョンフォームによって姿が変わっているポケモンはアローラのあずかり屋に預けた個体が原種同士の場合でもリージョンフォームが生まれてしまう。
しかし原種の♀に限り、かわらずのいしを持たせて預けた場合リージョン化せず、原種がそのまま生まれるわけである。
イリマが言っていたかわらずのいしの隠し効果とはこの事だと思われる。
ただしこのアイテムを持たせた場合本来の効果である性格固定の効果も抱き合わせで付いてくる事に注意。原種を厳選する時にその個体が理想の性格でない場合は理想の性格を持った同じタマゴグループの♂にもかわらずのいしを持たせて両方の親がかわらずのいしを持っている状態にし理想の性格の♀を産む手間が必要になる。
また、リージョンフォームの♀に持たせて預けるとリージョンフォームが生まれてくる、つまり原種に固定するのではなく母親の姿を維持するという効果であることに注意。
なお、唯一の例外はしろすじのすがたのバスラオで、♀親とあかすじ・あおすじの♂親とでタマゴを作らせると、かわらずのいしを使わなくても必ずしろすじのすがたが産まれてくる(ただし、ボールに関しては従来通り♂♀どちらかのものが遺伝する形式になるので注意)。
これは、たそがれのすがたに進化するマイペースイワンコのように、内部システム上は別種扱いとなっているためではないかと考えられ、実際、バイオレット版のキタカミ図鑑では姿こそ似ているが生態が大きく異なるのでバスラオとはまったく別種のポケモンなのではないかとする説が提唱されている。
第8世代では地味に上記の逆、つまり他地方のリージョンフォームポケモンにリージョンの子を作らせるためにも使えることが明らかになり、「母親の姿を維持する」効果であるという考察が裏付けられた。
鎧の孤島ではウッウロボではかたいいしを4つ入れるとかわらずのいしを出すことができる。
ちなみにかわらずのいし自体を4つ投入するとゴツゴツメットを出すことができる。
LEGENDSアルセウスは持ち物システムが無い上、孵化ができない、進化も自動でなく任意のため登場しない。
ピクニックでタマゴが見つかるポケモンSVではタマゴを産むポケモンを固定する効果がある。
余談
ユンゲラーに限りかわらずのいしを持たせても進化を止めることが出来ない(ダイヤモンド・パール以降)。裁判で悪いイメージが出たため出番を減らそうとしたのか理由は定かではない。
ダイヤモンド・パールのキッサキシティ内民家でゴーストをチャーレムと引き換えてくれる女性がいるが、なんとかわらずのいしを持たせてゲンガーに進化できないようにしている。
(ちなみにダイヤモンド・パールではダブルスロットで直接ゲンガーを入手出来る)
一方で、スカーレット・バイオレットのハッコウシティではゴーストをバチンウニと引き換えてくれる女性がいるが、こちらはかわらずのいしを持っていないため交換直後にゲンガーに進化する。
おそらくは「通信交換で進化するポケモンもいる」事を教えるためのチュートリアルも兼ねているのだろう。
スマホ向けゲーム「はねろ!コイキング」にも登場。そちらのゲームの目的はコイキングのジャンプ力を競うリーグの制覇という物で 、間違ってギャラドスに進化させない様にコイキングに持たせられている。しかし、ホームでコイキングを突きすぎると、石が壊れてしまい、ギャラドスに進化できる状態になってしまうため、コイキングが引退する事になってしまう。即引退させたい人や図鑑埋めしたい人以外はやらない様にしよう。