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だが、情熱はある

だがじょうねつはある

2023月4月9日から6月25日まで日本テレビ系列日曜10時枠で放送された連続ドラマ。全12話。
目次 [非表示]

誰もが知る2人の芸人の、誰にも知られていなかった頃の物語


概要

お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭とお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太を主役に、2人が「たりないふたり」として2021年に一夜限り、最後のライブを行うまでの半生をドラマとして再現された。

若林が出版した「ナナメの日暮し」と山里が出版した「天才はあきらめた」の2人が出したエッセイを元にスタッフのよる2人の周辺の緻密な取材を重ね、それを『錦鯉』の半生を描いた『泳げ!ニシキゴイ』での実績を持つ今井太郎が脚本に落し込むという体制が取られた。


若林役を髙橋海人(King&Prince)、山里役を森本慎太郎(SixTONES)をそれぞれ演じる。


ナレーションは、若林、山里両名と親交がある水卜麻美アナウンサーが担当。


主題歌は、SixTONESの「こっから」と2人体制となったKing&Princeの「なにもの」。


作品の評価

裏で『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』が放送されていた上に存命の芸人をジャニーズのタレントが演じる事に抵抗感もあって、視聴率こそ先に鬼滅の刃が最終回を迎えた翌週に放送された最終回で5%を取るのがやっとであった。しかし、ドラマの完成度自体は高く、7話における南海キャンディーズの2004年のM-1グランプリでの漫才を完全コピーしたあたりから評価が一変。YouTubeで公開された南キャンの漫才シーンは動画再生回数が1億を突破し、更に木村拓哉主演の「教場0」や福山雅治大泉洋W主演の「ラストマン-全盲の捜査官-」を抑えてドラマ満足度1位を獲得した


登場人物

主人公

主人公。ネガティブすぎる芸人。お笑いコンビ「オードリー」のツッコミ役。

高校時代、アメフトに打ち込むも退屈な日々を過ごし、中学時代からの同級生の春日が、席が前であるのをいいことに授業中にハサミで春日の後髪を切っていたりもしていた。

その後、春日とともに「ナイスミドル」を結成。ものまねパブで前説や漫才を披露するバイトをこなしながらブレイクを夢見ていたが、鳴かず飛ばずの日々が続いていた。その途中で事務所社長の指示で「オードリー」へと改名したが、それでも人気が変化することはなかった。

しかし、周囲のお笑い関係者から指摘された春日の「ズレツッコミ」を応用し、「ズレ漫才」を開発。それが功を奏し、2008年のM-1グランプリで準優勝を果たした。

当初は春日の強烈なキャラクターがテレビでフォーカスされたため、「じゃない方芸人」となってしまった自分の居場所に苦悩するようになる。

島によって「似た者同士」であるとして山里と引き合わされた当初は、気まずさで会話すら出来なかったが、相方が漫才のベースを作ってくれるという初めての経験に感激する。


もう一人の主人公。嫉妬を糧に狂う芸人。お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ役。

同級生から「時々面白いから芸人になった方がいい」と勧められたことを機に本気で芸人を目指すようになった。

自身の求める「お笑い道」を相方に押し付ける悪い癖のせいでこれまでコンビが長く続くことはなかったが、現在の相方・しずちゃんと出会ったことで「南海キャンディーズ」を結成。2004年のM-1グランプリで準優勝を果たしたことをきっかけにブレイクするものの、相方のしずちゃんばかりにフォーカスされることに嫉妬し荒れ狂う。その結果、しずちゃんと不仲になりかけたが、2008年のM-1グランプリ準決勝敗退を機に若干態度を改めた。だが、しずちゃんがボクシングを本格的に始めたことで当初は否定的だったものの自身の人気のために乗っかったため、またもや不仲となってしまうが、しずちゃんがボクシングの道を満足する形で諦めたこと、自身の頑張りを認めてくれたことで7年振りにM-1グランプリ出場を決意したが、極度の緊張も相まって準決勝で敗退。スケジュールの都合で敗者復活戦への出場もできなかったが、その直後のラジオで決勝戦用のネタを披露して人気を博し、完全にコンビ仲を修復した。

島によって「似た者同士」であるとして若林と引き合わされた当初は、気まずさで会話すら出来なかったが、相方が漫才の案を出してくれるという初めての経験に感激する。

2019年に蒼井優との結婚を発表。



主人公の相方

若林の相方。お笑いコンビ「オードリー」のボケ役。

若林とは中学時代からの同級生で、一人称は「私」で鼻についたような喋り方は当時から変わらず。超マイペースかつポジティブ思考であり、時折若林を困らせることになる。

なお、あくまで主役が若林と山里であるためか、クミさんへのプロポーズと結婚、その最中で起こった「フライデー事件」は完全スルーとなった。


山里の相方。愛称は「しずちゃん」。お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のボケ役。

山里がコンビの結成と解散を繰り返し、行き詰まっていた中で出会う女芸人。芸人としての枠を超え、後に芸術家や女優、ボクサーとしても活躍するようになる。しかし、その個性的なキャラクターがテレビでフォーカスされたことが山里の嫉妬を生み、一時期山里の嫉妬が原因で不仲になりかけるも、M-1グランプリ準決勝敗退と敗者復活戦敗退を機にある程度修復…したかと思いきやボクシングを本格的に始め、オリンピック出場の可能性が出てきたことで山里が乗っかってきたため、再び関係が悪化し、不仲となってしまうが、その中で山里の努力を理解することができ、それを誠心誠意伝えたことで関係が修復された。


若林家

若林の父。江戸っ子気質で厳格。超がつくほどの阪神タイガースファン。インチキなヤブ医者の言うことを信じてしまったが故に「泣くな、死ぬぞ」「怒るな、死ぬぞ」と教育…というより脅し続け、若林の人格をひねくらせてしまった張本人。それ以来、7度も職を変えたダメ人間と化す。

若林が芸人になることに対して当初は反対していたため、息子との仲は一時期超絶険悪だったが、ブレイク後は手のひらを返したかのように息子を応援しており、仲も修復している。

2015年頃から肺の病気により入院することとなったが、徐々に病状が悪化し、2016年に他界した。


若林の母。


若林の姉。大学生。


若林の祖母、徳義の母。ダメ人間の息子に対して毎度苦言を呈しているが、全く聞く耳を持たれておらず、関係は険悪。

若林のことを唯一応援してくれている。

その後、病気を患い日常生活を満足に送れなくなったことで老人ホームに入居するが、まもなく他界してしまう。


山里家

山里の父。


山里の母。幼少期の亮太を何でも褒めて育てていた。芸人となった後も当初は半信半疑だったが次第に彼の夢を応援している。


山里の兄。

ちなみに、弟・亮太役の森本慎太郎とは(漢字は違うが)同姓同名。


芸能関係者

2人を引き合わせた敏腕プロデューサー。何かが足りてない似た者同士の二人による番組『たりないふたり』を企画する。尚、彼女は架空の人物であり、モデルは日本テレビ男性プロデューサーである安島隆。


東京から大阪若手班に異動してきた、後の南海キャンディーズマネージャー。モデルは現・興行会社SLUSH-PILE.の社長・片山勝三。


オードリーと同じ事務所のものまねタレント。人気アイドル「まやや」のものまねで人気を博す。若林と初対面の折に「君あれだね、”みんな死んじゃえ”って顔してるね」と心の闇を見抜き、以降は二人と親交を重ねる。いつも若林を気にかけており時折、「今、幸せ?」か訊いてくる。2016年に新宿の路上で虚血性心不全により突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。モデルは若林の恩人兼師匠でもあり、志半ばでその生涯を終えることとなったモノマネ芸人・前田健


お笑いコンビ「わくわくテント」のメンバー。通称:スズタリ。

高校時代、文化祭の実行委員に若林を推薦した男子生徒に瓜二つの別人。

ナイスミドルのボケ担当が春日でなく、若林であることを疑問視する。

ちなみに、モデルは若林、春日の親友である「サトミツ」ことどきどきキャンプ・佐藤満春。


DJ杉内(演:加賀翔)とL田雲(演:賀屋壮也)によるヒップホップユニット。「たりないふたり」のために勝手にインスパイア楽曲を制作し始める。モデルはDJ松永R-指定によるヒップホップユニット「CreepyNuts」。


その他

山里が好意を抱くようになる、洋菓子の商品開発に従事している女性。ピン芸人になった山里の外での練習を見ていたことから知り合う。M-1準優勝後に付き合い始めるが、山里の東京進出を前にして洋菓子の勉強のためにイタリアへ行くと告げる。


ナイスミドルがクレープ屋の前で漫才するのを毎回観に来ている女性2人の内の1人。やがて若林が好意を抱くようになる。


山里が「侍パンチ」結成時から外でネタ練習しているのを見守り続ける。時々「いい夢見ろよ!」「あばよ!」と激励するなど中の人繋がりのセリフが見え隠れしている。


余談

  • 第3話冒頭にて描かれていた「たりないふたり」生配信後に倒れた若林の病院搬送時の番組制作スタッフ側とマネージャー間の電話にて、「1件は春日だけでお願いしようと...。」と交渉する一幕があったが、これは実際『日向坂で会いましょう』#112~115で春日が一人でMCを行っていた実話。なお、この収録がどうなったかは各々で見ることをオススメする。

  • 第8話にて、山崎に映画『フラガール』のオファーが来たエピソードが描かれていたが、山崎を演じる富田氏も舞台版にて映画版で山崎が演じた役を務めている。

  • kreePeanutsを演じるかが屋の2人は以前『有吉の壁』にてCreepyNutsのモノマネをやった経験がある。

外部リンク

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