原作第1086話以降のネタバレとなります。単行本派・アニメ派は閲覧に注意してください。 |
---|
「世界の均衡など……永遠には保てぬのだ ここらで一度大きく掃除する必要があるな」
プロフィール
本名 | イーザンバロン・V・ナス寿郎 |
---|---|
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
所属 | 五老星 |
肩書き | 財務武神 |
出身地 | 赤い土の大陸 |
誕生日 | 不明 |
星座 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好物 | 不明 |
覇気 | 使用可能(おそらくは武装色) |
悪魔の実 | 馬骨(ただし悪魔の実かは不明、理由は後述) |
CV | 緒方賢一 |
概要
『ONE PIECE』の作中世界を治める世界政府の最高権力「五老星」の1人で、スキンヘッドと丸眼鏡、白い和装、大太刀が特徴。他の4人がいずれも黒いスーツを着込んでいる中、唯一白装束なので印象に残っている人も多いだろう。
また彼だけ眼鏡をかけ、ヒゲを生やしていないのも特徴といえば特徴。
普段は「聖地」ことマリージョアのパンゲア城「権力の間」におり、他の4人と共に世界政府の方針を話し合い、決定している。
五老星の一角としての肩書きは「財務武神」であり、世界政府の財政および世界経済・金融等に関する事項を分担管理しているようである。
戦闘能力
巨大な白骨化した馬の姿をした妖怪「馬骨」に変身する。
覚醒した動物系悪魔に宿る羽衣のような蒸気を纏っているがなぜか「馬骨」という名前だけが明かされ悪魔の実という記載が無いため現時点では不明。
そして上半身のみを人型に変形させたケンタウロスのようなフォルム(恐らく人獣型)に変化することも可能で、馬の機動力と人間時の剣技を両方使用できるバランスの良い形態となる。
スピードに関してはかなりのもので並の海兵では目視出ず辛うじて馬と認識可能なもので、そのスピードと後述する卓越した剣技を持って僅か数分でエッグヘッドにいる多数のパシフィスタⅢを全て無力化しさらに巨人族1人を一瞬で切り捨てる事が出来る程。
他に特筆すべき点としては、斬った相手を凍結させるという点で某四皇幹部のような能力を持つ(何気に骨という点も共通)。馬骨は馬の幽霊だが、同じく黄泉の冷気を扱うのだろうか。
基礎戦闘能力
刀を用いた戦闘がメイン。
パシフィスタを攻撃するシーンでは刀が黒く変色している様に見えるため、高度な武装色の覇気を扱える可能性が高い。
さらには剣技の正確性も持ち合わせており上記の馬骨のスピードを維持したままパシフィスタの脳の伝達回路に一太刀(上記の凍結技)浴びせて一時停止にさせる芸当を披露した。
経歴
初登場は単行本25巻 第233話『世界最高権力』でパンゲア城にて他の五老星達と会談を行っていた。
その後は会談中の様子を度々描写されている。
エッグヘッド編にて本名が判明した。
エッグヘッド編
当初はサターン聖が降り立ち、ルフィ達と交戦していたが、緊急事態につき他の五老星と共に襲来。
馬骨の能力で戦地を駆け抜け、ベガパンクの隠し玉によって海兵に牙を剥き始めたパシフィスタを斬りつけて次々と凍結させる。
この状態のパシフィスタは海兵の一人から「倒せば損害、倒されれば理不尽」と評されていたが、凍結させることにより損傷を最小限に抑えつつ行動停止させるという最も理想的な対処方法を実現した。
パシフィスタはプロトタイプの時点でも一体造るのに軍艦一隻分という莫大なコストのかかる兵器であり、財務武神という立場から金銭的損害を抑えたいという目的があると考えることもできる。
パシフィスタを凍結させた後は脱出を図るルフィ達を止めるべく港に向かい、直後に港に辿り着いた巨兵海賊団の船員やフランキー、ボニー、アトラスと対峙する。
余談
- その容姿から、モデルは宗教家、政治指導者であり"インド独立の父"と称される マハトマ・ガンディーではないかと言われる。ガンディーは非暴力・非服従を掲げたが、対してナス寿郎聖はイムに"服従"しており、また彼らは不都合な存在を「力ずくで」排除してきた事から、到底「非暴力」とは言えないだろう。この辺りの対比にも注目される。
- 名前は金星を意味する「ヴィーナス」の捩りである。
- 五老星の中で唯一和風の名前を含んでおり、出で立ちや刀を持っていることからも、ワノ国との関連も疑われる。
- 和装の見た目や骨の馬の体によるケンタウロス形態や刀を使った戦闘スタイルなどから異形の能力者だらけの五老星の中でも屈指のスタイリッシュさを見せており読者から「かっこいい」「一人だけ刀を持ってるような奴は違う」と好評の声が挙がっている。
関連項目
- ジャック:人獣型がケンタウロス体型になる前例。
- スピード(ONEPIECE):特殊な形ではあるが、能力者かつケンタウロスという点では第一号。一応、「ケンタウロス」そのものはパンクハザード編の茶ひげやその部下たちが初出。