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誘導


概要

ゲームセンター等に置いてある、クレーンで景品を掴むプライズゲーム。現代では電子制御のものが主流だが、歴史は意外と古く1920年代にはアナログの機械式のものも存在した。


景品は様々で、ぬいぐるみフィギュアおもちゃお菓子、更には生き物(海老)まである

文字通り筐体内にクレーンが存在し、そのクレーンを操作して景品をキャッチし所定の穴に落とすと景品獲得となる分かりやすいものであり、大抵のゲームセンターには置いてある。

UFOキャッチャーの記事も参照のこと。


獲得する方法は店のやり方や筐体の種類によって異なるが、概ね下記のパターンに分類される。

  • 景品そのものを掴む。
  • 景品をクレーンで引っ張ってずらす。
  • 景品をクレーンで当ててずらす。
  • 景品にフックなどが付いており、クレーンに引っ掛ける。
  • 景品そのものではなく、ボールや輪を掴んで指定する位置に落とす。
  • クジをクレーンで掴み、当たりが出たら景品と交換できる。

大体の場合値段は1回100円や200円であるが、500円を投入すると1回多く遊ぶことができるという優遇措置が付いている場合も多い。


特にクレーンで引っ張ったり当てるタイプの場合、「後少しで落ちそうなのに落ちない」という状況が発生しやすく、「次は取れる!」と思った結果沼にハマり、数千円単位で注ぎ込んでしまっていることも少なくない。

その性質上、台パンされやすいゲームの一つであるが、振動を与えて落とした場合は無効となったり、警報が鳴るので要注意。

店にもよるが、普通に操作して景品獲得口内で引っかかってしまった場合は大抵獲得したとみなされるので、そんな時は店員さんに頼むのがいいだろう。


因みにクレーンゲームの中にはアームが3本爪でかつ、自由におろす位置と下がっていくアームを途中で止められるものがある。

これは一見すると非常に取りやすいように見えるのだがそうは問屋が卸さない。

実はこの手のクレーンゲームは確率機と呼ばれており、上述したように取りやすそうな見た目なのだが仮に景品を掴んでも殆どの場合景品を途中で落としてしまう。それもそのはず、これはある程度お金をつぎ込まないと取れない仕組みになっているのだ。

この確率機、最近のゲームセンターでは間違いなく見ない事はまずない。その為何も知らない多くのお客はこの罠に引っかかった事であろう…

ただしこれにも攻略法が無い事は無い。まず、景品を取り出し口にまで上手く近付け、そこからギリギリの所でアームが景品全体を掴むと上に上がった後に落ちた時のバウンドで取り出し口に落下してくれる事がある(勿論、絶対成功する訳ではない。そしてこの攻略法も、ゲームセンターによっては確率が来ない限りアームが上がりきる前に景品を落とす等の酷いケースもあるので注意)。

更にタグ引っ掛けや僅かな引っ掛けにアームを入れてゲットするという攻略法も存在する。だが、アームパワーが極端に弱かったりアームの先の滑り止めが無かったりすると成功できない。

また、やや邪道ではあるが他の人がプレイしているのを見て諦めたところをプレイして確率を到達させてゲットするというハイエナという方法もある。…勿論怪しく見ていると店員さん等に不審に思われる事が多いのでほどほどに。


景品について

クレーンゲームの景品はゲームセンターでは800~1000円以内の原価のものしか入れてはいけない決まりになっている。

その為、1万円を超えるゲーム機等を景品にするのは本当はNGである(よくあるファミコン互換機はおそらく景品単価が1000円以内である為可能だと推測される)。

高額景品の場合は言い訳的抜け道として「中古品」と表記する場合があるが、本当に中古品なのかは判別困難である。


また、版権元に無許可で製作した偽物グッズもNG(カプセルトイでも類似事例があるのだが……)。個人経営のゲームセンターで散見される低クオリティなキーホルダーなどは、これに該当する。別所で人気があったことで便乗商品を出すような事例はあるが、これらは一歩間違えれば犯罪に巻き込まれる場合もあるので手を出さないことが一番だろう。

(2023年にはスイカゲームのぬいぐるみが早くもクレーンゲームに……という事例が現れてしまっている)


なお、稀に生き物(深海魚など)が入っている物も散見される。例として、2000年頃からイセエビを景品にしたクレーンゲームが稼働され、食品衛生法や動物愛護の観点から抗議があった。


問題の回避としては、怪しいと思った物には手を出さないのが一番だろう。


なお、このプライズ景品は(特にぬいぐるみ・フィギュア等)メーカーは絶対に個人には(新品での)販売してくれないので注意。これはゲームセンターに卸す物で最低でも何ダースと決まった納品のルールがある上に「プライズ専用」と書かれている為。(後述のネットオークションや中古品も参照)


注意点

前提としてクレーンゲームは景品を取りにくいように出来ており、クレーンを当てても微動だにしなかったり、掴んでもするりと簡単に落ちてしまうことは日常茶飯事である。

プレイヤーの技量にもよるが、獲得が困難と踏んだ場合は、冷静になって撤退し、諦めるか別の店に転戦することが望ましい。

熱くなって注ぎ込むほど、店の思う壺なのである。


最悪、ネットオークションや中古専門店で購入する事もできる。

この場合はクレーンゲーム自体を楽しむことは出来ないが、一番確実な方法である。

ちなみにネットオークションではパッケージにキズや凹みが無い・少ないかで価値が変動する。


…ところがこの特徴や心理を利用し初めからイカサマを施した悪質営業を行っていたケースが実際にあったのだ。


絶対に取れない景品

大阪日本橋にて、高額景品がゲットできると謳ったクレーンゲーム複数台を営業していたゲームセンターが警察に摘発された事があった。

この店では筐体に改造を施し、いくら注ぎ込んでも絶対に取れないような細工をしていたのである。

更に、店員も言葉巧みに客を煽り、プレイを続行するよう誘導していた。(※)

特に悪質なのが修学旅行生を狙っていた事もあったらしく、「一般的に修学旅行のルールで旅行中はゲームセンターに行く事を禁止にしている事が多い」のをいい事に言葉巧みにカモにして、カモにされ店にむしり取られた生徒はどの道泣き寝入りするしかない事で発覚されないと見越して修学旅行生達を毒牙にかけていたらしい。


また、クジを掴むタイプには1等2等などの当たりクジが混ざっているはずだが、肝心の上位の当たりクジを入れていないケースがあるという。

ただし、クジの補充は店が依頼した外部業者が行っているため、店も全く知らない事がある。


※…客から「絶対取れねえだろ」とクレームが来ても取れる事を証明するとして店員が操作する場合にはこっそり客にはわからない形で裏操作して取れる設定に切り替えて取れる事を偽証していたという。


ネットクレーンゲーム

2015年頃になると、何とインターネットでクレーンゲームが出来ると言うその発想はあった的なクレーンゲームが出現。

更にはクレーンゲールというショートアニメまで放送される事になった。


ただし、近年ではこのネットクレーンゲームにおいてもイカサマ疑惑が出ている運営サイトが噂されている。


クレーンゲームの日

2020年になってからだが、3月3日が日本記念日協会公認のクレーンゲームの日となった。


関連イラスト

●定番

まどぽぬいぐるみ


みんなのトラウマ

景品がカードのクレーンゲームなにこれ、とりにくい・・・


関連タグ

ゲームセンター クレーン 台パン


クレーンゲール:クレーンゲームを題材にしたショートアニメ。

キャッチャーリガニー:「魔進戦隊キラメイジャー」に登場したクレーンゲームモチーフの邪面獣(巨大怪獣)。なお、等身大戦には格ゲーモチーフの怪人が出てきたため本回は双方ともゲームセンターモチーフの敵が出てきている。

智珠らんか:アプリゲームマギアレコードに登場する魔法少女(プレイキャラクター)。使う武器がクレーンゲームのアームを模しておりコマンド攻勢を見るとクレーンゲームのボタンを模した配分をされている。

スパイラルバレードウルトラマンブレーザーの必殺技。基本的には槍状のエネルギーを投擲する技だが、第15話であまりにも体が柔らかすぎて攻撃が全て弾かれてしまう怪獣に対応すべくこの攻撃をアームとそれを操作するレバーに変化させるが、柔らかいボディと重量に耐えきれず、アームから滑って落下してしまった

ルーク黒羽根:ヒューマンバグ大学に登場する京極組の構成員、初登場時になんとクレーンゲームのアームの力を弱くするというしょぼい詐欺をしてしまい組に干されたある意味哀れな男、その後組に復帰するもののクレーンゲーム詐欺の件でいじられ続けるのであった

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