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「何だ? あの爆発が芸術だってのか? 長く後々まで残っていくもの……永遠の美が芸術だ」


「あえて言うなら……人形になり切れなかった人間……か」


プロフィール

忍者登録番号33-001
誕生日11月8日(作者と同じ)
星座さそり座
血液型AB型
身長164.1cm
体重47.3kg
性格用心深い 個人主義 せっかち
好物嫌物食べ物は必要ない
戦ってみたい相手「傀儡の術」初代操演者・モンザエモン
好きな言葉永久の美
趣味コレクション(傀儡)の改造
忍者学校卒業年齢7歳
中忍昇格年齢8歳
CV櫻井孝宏 (幼少時:矢島晶子)ヒルコ:青山穣

概要

砂隠れ抜け忍

砂隠れ所属当時は傀儡(くぐつ)部隊の天才造形師と謳われ、周囲の砂をで染めた事から「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。

彼にとっての芸術は「永く後々まで残ってゆく永久の美」。


でのツーマンセルの相方はデイダラ。⇒芸術コンビ

それ以前は大蛇丸とコンビを組んでいたとされる。

指輪の文字は「」。左手親指にはめている。


カンクロウの所有している3つの傀儡人形『黒蟻(くろあり)』『(からす)』『山椒魚(さんしょううお)』を作った人物でもあり、自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を示すサソリのラベルが付けられている。


性格

せっかちな性格で、人を待つのも待たせるのも嫌いである(過去、両親を待ち続けたが結局二人が帰ってくることはなかったからだと思われる)。上から目線のやや偉そうな喋り方をするが、実際かなりの天才肌で洞察力も高い。

幼少時に父親と母親を「木ノ葉の白い牙」に殺されており、肉親の温もりを欲している場面もあった。


また、実年齢は35歳だが、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、永遠に年を取ることはない赤髪に茶色の瞳の風貌である。

両肩に飛行と殺傷を兼ねたプロペラのような羽と、腹部には毒を染み込ませた先端の尖ったワイヤーが仕込まれている。


能力

傀儡師としては超一流で、作る方としても操る方としても腕前は天下一品。

それだけに「熟練者相手だと指の動きで傀儡の動きを見切られる」という弱点も理解しており、それを隠すために普段は人傀儡「ヒルコ」の中に潜み行動、戦闘を行う。


毒物にも造詣が深く、デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者(コミック収録では少々修正され「…多分な」が付け加えられている)。


人間を傀儡に作り変えた「人傀儡」を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしており、人数はチヨとサクラを殺せば丁度300人になるほどだった。


里抜けからしばらく経った頃には、歴代の風影で当時最強と謳われた三代目風影を殺害、その死体を人傀儡に改造して使うようになった。

三代目は傀儡使いの天敵である磁遁の使い手であるため、サソリとしてはかなり分が悪い戦いだったはずだが、それで勝利している辺りに実力が窺える(とはいえ相応に苦戦はした模様)。


活躍

傀儡対決

デイダラと共に一尾の捕獲任務を遂行すべく、砂隠れの里に潜入。

部下であった由良の「潜脳操砂の術」を解いて呼び戻し、情報を収集した後、デイダラが我愛羅を拉致して撤収するのを確認すると自身は足止めに入る。


追ってきたカンクロウをヒルコで一蹴するが、掴み取られた服の切れ端と、カンクロウに打ち込んだ毒が後々足を引っ張ることになる。


その後、風影奪還任務にやって来たナルト達と遭遇。捕獲ターゲットのナルトはデイダラを追ってカカシと共に飛び出してしまったため、サソリはサクラ、そして自身の祖母であり傀儡の術の師でもあるチヨバアと対峙する。


ヒルコを用いて有利に立ち回るが、傀儡使いとの対戦経験がないサクラをチヨが「傀儡の術」で操りフォローしていたことに途中まで気が付かず、結果サクラの剛力でヒルコを破壊されてしまった。

それでも寸前に飛び出し、本格的に傀儡を用いての戦闘に入る。


三代目風影の人傀儡を駆使して二人を圧倒し、磁遁の術で2人を絶体絶命の窮地に追いやる。

が、サクラはカンクロウを治療した際のデータからサソリの毒専用の解毒薬を用意しており(投与してから3分間は毒を受けても平気になるおまけつき)、磁遁の砂鉄に仕込んでいた毒をクリアされたことで、カウンターを受けて三代目風影を粉砕されてしまった。


「ふん……認めてやろう、大したガキだ……三代目風影をバラされるとはな。これ以上他の人傀儡を使っても無駄か」


業を煮やしたサソリは暁の衣を脱ぎ捨てると、人傀儡と化した自分自身を使っての殲滅に移行。チヨの奥義「白秘技・十機近松の集」に対し、『赤秘技・百機の操演』を使用するに至った。

自身の仕込みもフル稼働してチヨとサクラを追い込むが、一瞬の隙を突かれて「封印術・獅子閉哮」を食らい壁に縫い止められてしまった。



……かに思われたが、破壊された傀儡の残骸の中から突然サソリが現れ、サクラ目がけて刀を突き立てる。致命傷を与えたと判断したサソリだが、サクラが刀を掴んで止めたため、腕ごと離脱して仕込み刃でチヨにトドメを刺さんとした。


しかし、最後の最後に肉親を手にかけることへの迷いが一瞬生じ、次の瞬間チヨが操っていた傀儡―――両親を模して幼き日のサソリ自身が作り上げた「父」と「母」に胸部を貫かれ停止。


サソリは自身を傀儡に改造したが、チャクラを操る忍者である以上、どうしても生身の部分がいる。それは、胸部にあった「蠍」の文字が刻まれた肉の塊。

チャクラの源泉となるそれこそが、封印術を食らった体を捨てて別の傀儡に乗り移ったそれが、「赤砂のサソリ」の最後に残された肉体そのものだったのだ。


今度こそ敗北したサソリだが、そのふてぶてしい態度は全く揺らがず、チヨが転生忍術でサクラを治療したこと、そして死者の蘇生ではなかったためチヨが反動で死ななかったことを嘲る。

激昂したサクラに殴られるが、「傀儡の体を殴ったところでお前が痛むだけだ」と言い捨てる。


「オレは血のつながったそのババアが死のうが、何も感じない。心もこの体と同じだ」


「お前もこの体になってみるか? そうすればオレの言ってることが少しはわかるだろう。人など傀儡で、いくらでも造り出せばいい」



「……欲しけりゃ、だが……」



「女はつくづく無駄なことをするのが好きな奴らだ」と侮蔑の言葉を投げたサソリは、それでも自分を倒した褒美として「無駄なこと」をした。

大蛇丸の元に潜り込ませたスパイの存在、そして落ち合う日時と場所をサクラに教えたのだ。

そして、それを最後にサソリは完全に生命活動を停止した。



我愛羅の奪還後、残されたサソリの傀儡は砂隠れに回収されたが、元々の肉体だった人傀儡「蠍」はカンクロウが入手。

元々強力な仕込みが満載されていた万能傀儡だったこともあり、カンクロウの新たな切り札として扱われるようになった。



第四次忍界大戦

薬師カブトの『口寄せ穢土転生』で他のメンバーと共に蘇り、デイダラと組んで奇襲部隊に参加。

だが、穢土転生の性質の都合上なんの仕込みもない生身の人間として蘇り、傀儡人形もなかったため弱体化もいいところだった。余談ではあるが、この時相方であるデイダラよりも明らかに背が高い(設定によるとデイダラの方が僅かに高い)ため、「年相応の容姿で復活していたので身長が伸びていたのではないか」と考察するファンもいる。


それでも「操演・人身御冴」で木ノ葉の忍やサイの義兄・シンを操り、忍連合の奇襲部隊長であるカンクロウ、そして彼の操る「蠍」と激突する。


「オレの人傀儡か。今となればその体もくだらねェ……今のオレはまさに朽ちることのない本物の人形そのもの! かつて望んだ体だ!」


しかし、カンクロウも風影奪還編の時から飛躍的に実力を上げており、さらにデイダラの挑発に激怒したサイの「超神偽画」による不意打ちを受けてしまう。

待ち構えていたカンクロウの「烏」に捕縛されたサソリは、カンクロウから傀儡忍者としての在り方を問われる。


カンクロウ「アンタは傀儡を操る一流の忍だった。誰かに操られるようなゲスじゃなかったハズだぜ」


穢土転生……それは、死者を呼び寄せて操る、いわば死人を人形にするようなもの。

サソリは穢土転生の不死身の体を、かつて望んだ朽ちない体、永遠の美そのものだと言った。だが、それは術者に操られた上でのこと。要は傀儡にされたのと同じだ。

傀儡を操るサソリが、今は誰かに操られている。それは果たして本当に、サソリが望んだ芸術だったのか?


そしてカンクロウの信念を聞いたサソリは、ようやく悟った。

サソリはかつて自身を人傀儡にしたが、それでも自分の魂を消し切れなかった。だからあの時チヨを殺せなかった。

傀儡使いの魂は傀儡にこそ宿る……サソリの魂は彼自身という傀儡に宿っていた。


そして、傀儡に宿る魂は後世の「操演者」に受け継がれていく。

サソリが死んでも彼の傀儡は残る。そこに宿る傀儡師としての魂と共に。

今はカンクロウに。そしてカンクロウが亡き後は、さらに次の操演者に。



「『父』と『母』の傀儡もお前に託す……そしてお前が死ぬ時はさらに次の者に託せ……あの二体は……」



傀儡と共に連綿と受け継がれる魂―――それこそまさに、「長く後々まで残っていく永遠の美」に他ならない。

自身の追い求めた芸術の極みにようやく到達したサソリは、その魂と傀儡をカンクロウに託し、再びこの世を去って行った。



その後、カンクロウに託された「父」と「母」は、同じく穢土転生されていたチヨとの対峙において、「蠍」と共に並び立つことになる。

傀儡という形ではあるが、サソリと両親が並び立った瞬間であった。


本編以外での活躍

ナルティメットストームレボリューション

『暁創生の物語』にてサソリが暁に入るまでの過程が明かされた。

トビの命令により小南が接触。抜け忍となり風の国の忍里を潰し回っていたサソリに小南は上から目線の物言いで暁に勧誘するも拒絶。サソリは傀儡を口寄せして襲いかかり、小南も「実力で連れて行く」と応戦、戦闘になる。


戦闘に勝利すると、「負けた俺に選択肢はない どこにでも連れて行け」と誘いを承諾。他の暁のメンバーに今までにない芸術性を期待して暁に加入したのだった。


製作した傀儡

  • 「父」と「母」

最初に作った傀儡。両親を模している。

戦死した両親の温もりを欲したサソリが写真をモデルに作ったものだが、なまじ傀儡師として優れていたがために、ここで傀儡の限界を思い知ることになってしまった。

それでもサソリにとっては特別な意味があったらしく、チヨが使ってきた際には三代目風影の磁遁で行動不能にしたものの破壊はしていなかった。


  • 烏、黒蟻、山椒魚

カンクロウが使用している傀儡。砂隠れにいた頃に作ったもの。


自分自身の肉体を人傀儡に改造したもの。心臓の位置にある核は肉体を削りに削って最後に残った部分だが、これだけでどうやって生命活動を維持しているのかはさっぱり不明。

アニメではサクラの攻撃で離脱した核から血管のような触手(チャクラを伝達する経絡系と思われる)が蠢いていたため、これだけで生きているのは確か。

サソリの死後はカンクロウが回収し、普通の傀儡として使用している。


人傀儡の一つで、サソリが傀儡師の永遠の課題である「接近戦の弱さ」を克服すべく考え出した変わり種。術者が後ろから操るのではなく、中に入って操る。

他の傀儡と比べても頑丈に作られており、当然傀儡人形ならではの仕込みも満載。

奇襲への警戒と、自身が傀儡であり飲食の必要がないアドバンテージを活かすため、普段はこの中に入りっぱなし。


人傀儡の一つで、切り札的な扱い。三代目のチャクラをそのまま宿しており、磁遁も使用可能。


使用術

  • 傀儡の術

チャクラの糸を繋げて物体を操作する。傀儡使いの基礎。


人傀儡となったことで編み出した大技。胸部からチャクラ糸を伸ばし、百機の傀儡を同時に操る。小国ならこれで落とせるが、反面数が多い分傀儡一体ごとの仕込みは単純なものになる。

なお、この中にはサソリの核が乗り移るための仕込みを施した「予備」が紛れている。


  • 磁遁の術

三代目風影の人傀儡で使用。


  • 千手操武

傀儡の腕に口寄せの札を仕込み、毒の仕込みを施した腕をどんどん伸ばして敵を絡め取る。

サソリ関連でネタにされている「ソォラァ!!」のセリフはこれを使った時のもの。


  • 赤秘技・火劇/赤秘技・放炎海

背中の巻物を使い、両手のノズルから炎を吹き出す。


  • 操演・人身御冴

穢土転生された際に使用。傀儡が全くなかったため、これで敵の忍を操り戦わせていた。


  • 合作・究極芸術

ナルティメットストームシリーズにおけるデイダラとの連携奥義。

デイダラのC1の鳥を傀儡の術で誘導して命中させた後、C2ドラゴンに三代目風影の磁遁を仕込んで突撃させ、爆破してトドメ。

起爆粘土の爆発芸術なので、デイダラからすれば「即興にしては上出来」だが、サソリに言わせれば「くだらねェ」作品。


関連イラスト

サソリ全手動メンテナンス

蝎傀儡使い

不完全な傀儡サソリ

芸術さんおやすみ


関連タグ

NARUTO 疾風伝 暁(NARUTO) 砂隠れ 抜け忍 傀儡 傀儡師 穢土転生

チヨバア 大蛇丸 ヒルコ(NARUTO) カンクロウ

芸術コンビ 芸コン

永遠の15歳 哀しき悪役


ペイン 小南 ゼツ うちはイタチ 干柿鬼鮫 デイダラ サソリ 角都 飛段 トビ


各章のボス

大蛇丸サソリ角都/飛段


表記揺れ

サソリ


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