「そう 俺 最速の人造人間(ホムンクルス)」
注意・誘導
原作漫画及び2009年版アニメと、2003年アニメでは別人。
これは、2003年アニメ製作当時には、原作ではまだスロウスが未登場であったためである。
●原作及びアニメ二期(FA)版→スロウス(鋼の錬金術師) 【CV:立木文彦】
概要
アメストリスの地下で国家錬成陣のための「円のトンネル」を掘りつづけていたホムンクルス。
本格的に活躍するのはブリッグズ編から。「お父様」により5番目に創造された「怠惰」のホムンクルス。
ウロボロスの紋章の位置は右肩の後ろ。名の通り極度の面倒臭がりやで、「めんどくせぇ」を口癖とする。
伸び放題の髪に極端に発達したゴリラのような上半身を持ち、ホムンクルスの特有の幾何学模様は顔の右半分にまである。裕に4mはあろうかという巨躯の持ち主(FAのキャラクター対比表では260㎝ぐらいとなっている)であり、真の姿のエンヴィーを除きホムンクルスでは最大の体躯。
能力
怪力と戦車の砲弾もものともしない強靭な肉体を武器とするが、彼自身の固有能力は驚異的なまでの速さ。人間では目視不可能なほどのスピードを発揮できる上に、一瞬で最高速度まで到達する瞬発力まで有している。そのため「最速のホムンクルス」を自称している。
その巨体と重量を載せた全てを破壊する超高速の突進を最大の武器とする。
ただし、速過ぎるために本人でもその力を持て余しており、一度発動すると何かにぶつかるまで止まることが出来ない。また、上記に加えて本人の性格から、この能力を使うことは滅多にない。
両腕の鎖は自分でもコントロールできないスピードを抑制する為に「お父様」が与えたもの。戦闘時にはこの鎖も充分な武器となる。
劇中での活躍
トンネルを掘っている最中にブリッグズ要塞の地下に行き着いてしまい、そこでオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将率いるブリッグズ勢とエルリック兄弟の共同戦線と激突。地上まで引きずり出された後、寒冷地用の燃料を浴びせられたまま要塞の外に放り出されて凍り漬けにされてしまう。
しかし、ゾルフ・J・キンブリーの見舞いとブリッグズ要塞の視察に来ていたレイヴン中将がブリッグズ勢を言いくるめたことで地下に戻され、レイヴン中将に諭されてトンネル工事を再開。
その後セントラルでの最終決戦前の年末にトンネルを掘り終え、その後はお父様の護衛として付いて回るようになる。
そして最終決戦で中央司令部内で反乱を起こした少将の前に立ち塞がり、途中で援護に入ったアレックス・ルイ・アームストロング少佐や少将の説教に感化された司令部の兵士たちと激突。
次々と増える増援を前に遂に「最速」を解禁してあと一歩まで追い詰めるも、助太刀に入ったカーティス夫妻の登場で一気に形勢を逆転され、最期は床に錬成されていた棘にどてっ腹を刺され、そこで賢者の石の残量が尽きて消滅。「ああ....生きているのも....めんど...くせぇ....」と言って、満足そうな笑みを浮かべながら散っていった。
仕事を面倒臭がってサボる事はあれど、作中では基本的にずっと働き詰めであったことがネタにされる。