概要
履くとターザンのような運動神経を得ると同時に動物と話せて仲良くなることができる。
また、飛びつけばどこへでも行けるひみつ道具「ターザンロープ」もセットで使用するとさらに便利になる。
初出は「てれびくん」1977年8月号の付録てれびくんコミックスに収録されていた「ターザンパンツで大活躍!?」だが、しずちゃんが人食い人種に捕まって全裸にされ刃物で処刑されそうになり、ターザンパンツを履いて上半身裸のまま暴れまわるという凄まじい内容で、コロコロコミック1978年9月号に「ターザンパンツ」のタイトルで再掲載されたらしいが、てんとう虫コミックスへの収録は見送られた。
この物語は後に藤子・F・不二雄大全集18巻に収録された。
「小学二年生」1981年12月号に改めて作り直した「ターザンパンツ」のタイトルの話が掲載され、こちらはてんとう虫コミックス31巻と藤子・F・不二雄大全集13に収録、アニメ化も果たしている。
アニメ版における相違点
大山版
- 原作はイヌに追いかけられ、噛みつかれるところからスタートするが、その前にオウムに指を噛まれ、ネコに引っかかれる下りが追加され、さらに蜘蛛に驚くシーンも追加されている。
- カラスを呼んだ際に叫び声は原作は不意に叫んだものだったが、こちらはドラえもんに教えてもらって叫んだ。
- のび太が本物のライオンに遭遇した際、原作では夢だと勘違いしていたが、こちらでは日本にライオンなんているわけないと解釈している。
- こちらでは逃げ出したライオンの飼い主の女性も登場。
- ラストはジャイアンとスネ夫がしずかにのび太の活躍を話し、そこに通りかかったのび太がしずからの元へ向かおうとした際、枝にパンツが引っかかり破けてしまったというものに変更。また、ジャイスネがそののび太の様子を笑う場面はカットされている。
水田版
- のび太が呼んだカラスは原作と大山版はキャラクター化されたものだったが、こちらはリアルな見た目になっている。
- 空地で呼び寄せたネコは呼んですぐにドラえもんがもの場所へ帰るよう促し、ゴキブリを呼び出す下りはカットされている。
- 呼び出し仲良くなった犬たちに手伝ってもらってツリーハウスを作る、それをバカにしに来たジャイアンとスネ夫をイヌたちが集団でにらみつけ追い返す下りが追加。
- 原作と大山版は撃たれそうになっているライオンをかばう形だったが、ライオンに遭遇して逃げる際に叫んだことでライオンと仲良くなった。
- その後、ライオンに飛び乗って警察を振り切って、イヌやチのルチルの助けを得て一時スネ夫の家に隠れた後、アフリカに送り返した。また、ライオンの飼い主へはドラえもんが連絡し事件を解決したことになっている。
- ラストではスネ夫が自分がライオンを追い払ったとデマを行ったので、それを訂正しようとするも皆家に隠れていて現場を見ていなかったので、のび太が証拠を見せようとことで原作のラストに繋がるものになっている。また、パンツが脱げてしまった際はスズメや木の葉でのび太の陰部が隠される処置がとられた。