ピクシブ百科事典

バルログ

ばるろぐ

バルログ (Balrog) は小説『指輪物語』に登場する地獄の魔神。また後発のゲームや小説などに登場する架空のキャラクターの名前として用いられている。
目次[非表示]

バルログとは

  1. J.R.R.トールキン原作の小説『指輪物語』に登場する魔物。
  2. カプコンのアクションゲーム『ストライダー飛竜』に登場する空中戦艦。
  3. カプコンの対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。→バルログ(ストリートファイター)
  4. 開発室Pixelのアクションゲーム『洞窟物語』に登場する魔物。
  5. エニックスのコンピュータRPG『ドラゴンクエストⅢ』に登場する魔物。サタンパピーを参照。
  6. Wizardry外伝Ⅱ・古代皇帝の呪い』に、災禍王ディスペラントの名で登場。
  7. アイドルコンサートの応援などにおいて、サイリウムペンライトを指の間に挟み込むことによって、複数本を片手で握る技術。棒状のものが指の間から突き出た姿が、バルログ(ストリートファイター)の装備する鉄の爪に似ていることから。

2016年6月現在、総イラスト数が777である(だからなんだと言えばそれまでだが…)。

『指輪物語』のバルログ

Balrog-バルログ-


別名「ヴァララウコ」。
かつてはマイアール(単数形:マイア)という神霊の如き存在だったが、初代冥王モルゴスに懐柔または屈服させられ、我欲またはモルゴスへの賛意または恐怖などから堕天し悪に走った者達の総称。固有名詞ではなく数多くの(または七体の)バルログが存在した(名前が判明しているのは1~2体ほど)。いずれも悪魔のような外見に変貌しているが、マイアであるガンダルフサウロンなどと種族的には全く同じで、属性が異なるだけの存在である(エレメント的にはガンダルフもバルログも炎だが、神秘の光炎と獄焔という違いはある)。少なくとも、個体レベルではサウロンがモルゴスの配下では最強だった(落ちぶれた第二紀末後や第三紀では不明)。ちなみに作中の設定では「バルログ」とはエルフ達の使う言葉で「力の悪魔」や「炎の悪鬼」という意味である事になっている。

能力

右手に「炎の鞭」、左手には燃えさかる「魔神の剣」を持ち、その吐息は灼熱の業火であり、触れる物全てを焼き尽くす。またその瞳も爛々と燃えさかる炎の様に輝いている。使用する描写は少ない、というかバルログの性分に合わないからなのかも知れないが、魔術も使える模様。竜のみがバルログとタイマンしても平気または勝てるとされる。映画では端折られたが状況に応じて身体構造を変化させる能力を持ち、後述の「ドゥリンの禍」がガンダルフとの戦闘で水中に落ちた際はゲル状になって生き延びている。

飛べるかどうかは現代でも結論がついていない。
中つ国最強のヘタレの冥王(笑)サウロンの親玉で、初代冥王(笑)でパクリ厨&ドジっ子のモルゴスが、自分のペットのクモ(と本人/神が勝手に思い込んでいただけ)、かのシェロブBBAの先祖のウンゴリアント(外宇宙の魔神)に自業自得で喰われそうになって恐怖のあまり大絶叫&ヘルプを読んだ際には、瞬間移動でもしたか飛んできたかのように瞬時(5秒ぐらい?)に駆けつける描写がある。

  • 有名なバルログの姿はPJオリジナルのもので、本来はもっと人型に近く翼の有無も不明←原作で纏う煙と影が翼の様に見える描写はされている。
そもそもバルログの能力には未知数な部分が多く、上古の時代と第三紀のバルログでは力量にどれほどの差があるのか、マイアとしてどこまでの能力を持っていたのかも不明だが、元同僚で超縛りプレイ中のイスタリですら気候を操れる事から、その気になれば同等以上の事はできると考えられる。

映画でも言及されていたように、エルフなど魔法種族に鍛えられた特殊な武器でないかぎり、通常の武器は歯が立たない。実体があるとはいえ、腐っても下級神だけなことはある。映画でガンダルフが剣で対抗できたのも、彼自身が下級神であることと、使用していた剣がゴンドリンの剣であったため。

歴史

まだメルコールと呼ばれていた時代のモルゴスがDQN化して産みの親の創造神イルーヴァタールの創造の歌「アイヌアの歌」に不協和音を奏で始めた後、モルゴスに従事して堕落した、または強制的に歪ませられたのが始まりとされている(もっぱらモルゴスは、最終的には自分の部下や被造物もすべて自らの意思で灰燼に帰させていただろうと思われるが)。その後、モルゴスによる中つ国建設の邪魔に加担し中つ国はヴァラール達が本来抱いていたような理想的な世界にはならなかった。そして、エル(イル)の子らの受難が幕を開ける(余談だが、モルゴスという不協和音を創造し放置、というか滅ぼさずにおいたのもエル自身であるため、誰が全ての元凶かを論じることは困難である)。

エルフの天敵とされ、バルログとの戦いの中で非常に多くの惨劇が生まれた。その後、第一紀に発生した超大戦「怒りの戦い」で、精霊軍(というか上級神)のヴァラールと下位のマイアールの軍勢と戦い、竜同様にその殆ど全員が滅ぼされた(龍は下手したら2体のみバルログも下手したらドゥリンの禍しか生き延びなかったかもしれない)。

  • この戦いは大陸がまるごと消えるほどの規模だった。他にも、ワーグより遥かに巨大な巨狼や狼人、トロル、巨大コウモリ、吸血鬼、闇の怪物達、などといった当時の暗黒勢のモンスター軍団の殆どが壊滅し、数千万レベルで参戦したオークや闇の人間&ドワーフなども尽く滅びた。我々が良く知る指輪物語やホビットの時代に巨大モンスターが少ないのも、この戦いの影響が大きい。

知られる個体

作中の世界では、映画の影響からドゥリンの禍という名で呼ばれている第三紀末のモリヤの坑道で発掘されたバルログが有名である(おそらく最後の個体)。ドワーフ達に叩き起こされてから、モリアのドワーフ達を簡単に全滅させた。なお、第一紀ではオーク達を指揮する立場にいたバルログを、モリアのオーク達は従うどころか非常に怖がり逃げ惑う有り様だった。

炎の剣と炎の鞭を持つ魔物



ドゥリンの禍はモリア坑道内に登場し、フロドたち主人公一行の前に立ちはだかった。ちなみに、脇役1レゴラスと彼に人気を奪われた脇役2ギムリは、バルログの名前を聞いただけでそれぞれ弓と戦斧を思わず取り落とした。

魔法使い、というか元同僚のガンダルフがこれに一騎打ちを挑み、相打ちとなり共に地下奥深くの地獄の業火の中に消えていった。その後、池に落ちたり、中つ国に古くから存在する正体不明の生き物たちが造ったトンネルを抜け、超長い螺旋階段を上登りながら戦い続け、最後はジラク・ジギルの塔の頂上で吹雪の中(原作では快晴)でガンダルフに敗れ去った。一方、当のガンダルフも力尽きたが上司達によって「まだ仕事が終わってねーだろ」(たぶん)って事で転生、レベルアップして帰ってきた(しかもサルマンのお株を全部取ってしまう程)。結局、イスタリ達の中で任務を真の意味で最後まで完遂したのはガンダルフだけだった。なお、実際にガンダルフを転生させたのは、事象のレベルから創造神御自身だった可能性がある。

その他の著名なバルログとして、第一紀に猛威を振るったバルログ達の大将「ゴスモグ」がいる(同名のサウロン軍の武将が『王の帰還』にて登場したが、原作では詳細不明。ICE社のRPGではハーフトロル、映画ではオークとされる)。当時の著名なエルフ、泉のエクセリオンと戦い、エクセリオンに泉の中に引き込まれ無理心中させられた(上古のエルフは身長が2~3m程もある云わば半神であり、戦闘力も第三紀のエルフとは比較にならなかった)。

  • 第一紀は神々の力が地上に降り注いでいたので、全ての生き物が今より巨大で力強かった(木が雲を突き抜けるほど)。歴史でも名が残る戦いでは、何かとエルフとバルログの心中が多いのが特徴である。余談だが龍の死にもジンクスがあり、殆どの飛龍以外はエルフではなく人間に、それも不意を突かれて倒されるケースが多い。習性上、ドワーフの国と財宝を奪う→ドラゴンバスターが特殊武器で腹をグサッという流れである。

第一紀ではと並びモルゴスの勢力の二強であり、ドラゴンにバルログが跨って城に攻めてくるような末恐ろしい光景も見られたという。

龍同様、あくまでもモルゴスの部下または被造物なので、サウロンとの関係は、サウロンが懐柔しない限り従う義理も興味もなく、最盛期のサウロンなら実力は上である可能性もあるが、気安く命令できない程度の関係性の可能性もある(体育会系の竜やバルログに気を使う知将みたいな感じ)。一応だが、第三紀最大かつ最後の大竜のスマウグは、「負ける気はしないがやり合いたくない相手」とサウロンを評価するだろうとする考察があり、ゲームではウルゴストという火竜が似た旨を述べていた(スマウグ自身は第一紀の竜達に比べると遥かに小物)。
  • トールキン世界の大部分がそうであるように、バルログが後世の作品(日本のゲームも含む)に与えてきた影響は絶大なものがある。

外部リンク

関連タグ

pixivに投稿された作品 pixivで「バルログ」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1141769

コメント