登場作品:『ウルトラマンレオ』
第40~51話(最終話)『さようならレオ! 太陽への出発(たびだち)』に登場
概要
地球から1000万km離れた所に存在し、次々に円盤生物を送り込んできた悪魔の惑星と称される正体不明の惑星。
ブラック指令が水晶玉を通しての指令を受け、地球侵略及び侵略に邪魔なレオを抹殺のため、次々に生物兵器「円盤生物(一部例外あり)」を送り込んでいた。
最後は全ての円盤生物がレオに倒され全滅し、ブラック指令も絶命した後、まるでその死に応えるように地球に急接近してきたが、レオのシューティングビームにより木端微塵に粉砕された。
なお、その後、ウルトラ戦士たちは独自の調査を行っており、地球にて怪獣頻出期が収束していた頃、宇宙で繰り広げられていた戦い(ザ・ウルトラマンメビウス)にてエンペラ星人がブラックスターの破片から今まで過去に出現した円盤生物や新種の円盤生物ロベルガーを生み出し襲わせたという事件が発生したことから、ブラックスターの正体は「それ自体が巨大な円盤生物で、他の円盤生物を生み出す生産工場の役割を担っていたのではないか」と推測している。
その他の作品の「ブラックスター」
ブラックスター本体は『レオ』最終回で破壊されてしまったため、以降の作品では登場していない。
しかし、派生作品では、円盤生物やその関係者にゆかりのある名称としてこの「ブラックスター」の名が使われることがある。
ウルトラマンオーブ
ブラック指令(レオで登場した個体とは恐らく別人)の経営する喫茶店「カフェ★ブラックスター」が登場。
明言はされていないが、作中の描写から、単なる商売以外にも地球侵略を進める上での隠れ蓑も兼ねていた可能性が高い。
メニューは1230円のブラックコーヒーのみだが、このコーヒーがとても美味しいと評判になり、(何らかの方法でブラック指令が地球人の来店者に場所を忘れさせていたこともあって)「地図にないカフェ」として密かな話題となっていた。
地球に滞在している宇宙人たちの憩いの場となっており、主人公のクレナイ・ガイを始め、ジャグラスジャグラー、ババルウ星人ババリュー、ザラブ星人、ダダ、ペガッサ星人、ピット星人ミュー、フック星人、スチール星人、レギュラン星人、マノン星人、ゼネキンダール人、ネリル星人等の多くの常連客がいた模様。
なお、客の中には侵略を企む者もいたが、ブラック指令は目的や身分(地球人か宇宙人かも含めて)に関係なく平等にコーヒーを振舞っていた。また、店の主として店内で揉め事を起こすことは決して許さず、店内でガイとピット星人が一触即発の状態になった際には2人に対して毅然とした態度で注意を与えている。
地球に眠る不穏な気配を察知して常連客の殆どが地球から脱出してしまったことや、ブラック指令自身が侵略の夢を諦めたために、最終的に閉店することになるが、その後ガイに励まされたこともあり、新たにラーメン屋である「ラーメン★ブラックスター」を経営することになったらしく、こちらも美味しい店として地球人たちの間では好評を博しているようだ。
怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜
地球侵略を企むブラック指令(の怪獣娘)が設立した悪の組織「BLACK STARS」が登場。
メンバーは物語開始時点で、首領であるブラック指令の他、ノーバとシルバーブルーメの合計3人のみであったが、その後ペガッサ星人こと平賀サツキを仲間に加えたことで現在は4人体制となっている。
また、作中ではブラック指令が自分の夢の中に現れて“お告げ”を齎す謎の存在のことを“ブラックスター”と呼称している。
余談
- 上記の仮説から、ブニョ(星人ブニョ)はブラック指令が知らなかったことや、劇中の描写から、ブラックスター自身の判断で送り込まれたミュータント(?)若しくはエージェントだと推測されるが詳細は不明である。
- レッドマンのグッズ展開においても敵組織としてブラックワン率いるブラックスターが設定されていたが、劇中では登場しなかった。
関連タグ
ウルトラマンブレーザー:前期エンディングテーマの曲名が『BLACK STAR』であった為、発表時はファンの間で話題となった。