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モンスターメーカー

もんすたーめーかー

1988年に翔企画で発売されたカードゲーム。一連のカードゲームシリーズ、およびこれらとキャラクター・世界設定を同じくするボードゲーム・コンシューマゲーム・コミック・小説などの一連の作品群を指す。作品群については『モンスターメーカーシリーズ』と称することが多い。
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概要

翔企画社長の鈴木銀一郎が多くの作品についてゲームデザインを行い、各作品共通の世界設定や小説の執筆も行っている。また、ほとんどの作品について九月姫がキャラクターデザインを行い、関連のイラストやコミックも執筆しており、本シリーズの顔とも言うべき主要クリエイターとなっている。以下、作画の名が無い作品は全て九月姫による。

本作のヒットで当時は似た様なシステムのカードゲームが雨後の筍の様に登場した。普通のトランプみたいに全員が1つのデッキを使うシステムだが、旧シリーズ終了から10年以上経った後にTCG版も登場している。


世界はファンタジーTRPGを基調としていて、登場するキャラクターもファンタジーのキャラクターたちである。イラストの傾向と相まってユーモラスな雰囲気があり『MM3・日本妖怪』や『MM学園シリーズ』みたいなパラレルワールドが舞台の番外編もある(特に学園は学園ドタバタ物)。しかしながら、作品の展開が進むに連れて、設定が明確にされて本格的なファンタジー作品へと変わっていった。尤もその頃になるとカードゲーム版は作られなくなってしまったが…。

モンスターメーカー


英語表記は「Monster Maker」


光の仲間

勇者(男)

勇者(女)

ひかりのおんなのこ


戦士(男)

正義感の強い戦士。

MM世界では唯一と言って良いほどの重装戦士(二の腕や腿に鎧を着けているキャラが他に居ない)。

一応戦士としてはタムローンに次ぐ強さを誇る。

アルとロリ


  • タムローン

ギャンブル好きの戦士。初期デザインでは異様に露出度が高い(腰布にマントとブーツだけ)。

こんななりだが、光の仲間の中では最強の戦士だったりする(ガンダウルフは魔術士なので除外)。


栗色のおかっぱ頭にレザーアーマー、またはスケールアーマーが特徴。

元祖『モンスターメーカー』において、既に騎士「ローランド」として登場している。

GB版MM2からは、主人公ヴィーナ姫のお付の騎士という設定。

律儀で優しい性格であるが、苦労人でもある。


戦士(女)

空色の鎧に斧を武器として愛用する。豊かな栗色の髪と、水色のヘアバンドが特徴。

全シリーズ通しての人気キャラでMM三人娘の一人。カードゲーム版以外だと主人公扱いも多い(カードゲーム版は基本的に群像劇なので、『MM6』の7人の魔術師達以外に主人公と呼べる者は居ない。ただし『MM7』を除いた全てのパッケージに描かれているので、最初から看板キャラ扱いではある)。

『MM3』では「女武者 泥姉」。『MMサガ』からは王女であり、兄のヘリオス王子に焦がれていると言う設定に。彼女の究極の武器はホーリーアクス。聖なる力を解き放てば、神々とて無傷ではいられない。

モンメカのディアーネ


ディアーネに次ぐNo.2キャラで、黒いビキニアーマーを着用。その露出度は劇中でもよくネタになる。九月姫曰く「こんな娘もいていいんじゃないかと思って作った」との事。

『MM3』では「女武者 美里縁」。『MMサガ』では宿屋の5人娘として登場。

上からウルフレンド一の踊り子マリエーヌ、ミリエーヌ、そしてムリエーヌ、メリエーヌの双子、そして末娘モリエーヌと続く。ビキニアーマーはかつてマリエーヌが使っていた踊り子衣装。

センシティブな作品


金色のストレートヘア、褐色の肌に肩ひもの無いビキニアーマーを装備。顔が「悪い子風」なのが特徴。九月姫の一番のお気に入りだと言う。

シリーズにより、兜やマントの有無の違いがある。薬草に造詣がある。

センシティブな作品


赤い民族風の衣装に槍を持つ。

『MM3』では「女武者 乳奈」。『MMサガ』では、異世界の帝国の女親衛隊長として、厳しい性格の役どころを演じている。女戦士はここまでの4人が、最初のレギュラーキャラである。

戦士チチーナ


頭部だけが兜で覆われているが、顔は出ている。その後中盤のシリーズには出なくなったが、後半でまた出演頻度が増えた。


バイザーのような帽子が特徴。


PCエンジン版『闇の竜騎士』の主人公。

ライア(モンスターメーカー闇の竜騎士)


ゲームボーイ版『ウルの秘剣』の主人公。

ベング王国の王女で、かなりのおてんば。ウルの秘剣を求めて旅に出る。

もんめか


魔術士(男)

全属性の魔力を行使できる老魔術士。『MM3』では「幻術士 頑太狼」。「頑駄狼」ではない。

元ネタはガンダルフで、魔法の力はシリーズ中で最強とされる。

弟である闇の魔道士モンドール(元ネタはモルドール)とは敵対している。


おかっぱ髪が特徴の少年。ガンダウルフの弟子。

リンク


魔術士(女)

小豆色の帽子とローブに身を包んだ少女魔法使い。紫色の髪の毛を大きな三つ編みにしている。ディアーネと並ぶ人気キャラで、全ての作品に出ている常連キャラ。MM三人娘のひとり。ネーミングはルシファー(悪魔)から。

炎の魔法の使い手であるが、基本的にはドジ属性。鳥たちと心を通わせ、会話することが出来る。

『MM3』では「巫女 瑠火亜」。『MMサガ』以降、強大な魔術士のひとりヴィシュナスを姉に持ち、ドジ属性ゆえのコンプレックスを抱えているといった設定。後に偉大なるルフィーアという意味の、ガンダ・ルフィーアの称号を得る。

ルフィーア


ゆったりとした白のローブをまとい、金髪を緩やかに束ね、常に目を閉じている大人しい外見。ルフィーアに次ぐ二番人気の魔術士。ネーミングは美神ヴィーナスとインドの光の神ヴィシュヌから。

『MM3』では「巫女 美朱名」。『MMサガ』以降、ルフィーアの姉で盲目の大予言者という設定。優しく物静かな性格だが、内に秘める情熱は激しい。大地と火の力を用いる。

ヴィシュナス姉様


朽葉色のローブの奥では緑の義眼が光り、乱れた白髪が蛇のようにざわめく。妖しげな外見の老婆であるが、非常に高名な魔術士である。薬物に関するエキスパートであり、カードでは怪しい液体の入ったビンを持っているように描かれる。若い妖艶な姿に戻る魔法も心得ており、そうしたときは女の魅力を最大限に利用する。地と水の属性の魔法の使い手。

『MM6』では主役である7人の魔術士(旧カード版で唯一のプレイヤー=キャラクターな作品)の一人であり地属性のみ扱う。が、『MM6』のパッケージイラストには登場できなかった。


大人の女性の魔術士。左右の眼の色が違うため、二属性風と水の魔法を使いこなせる。

『MM6』では主役の一人で風属性のみ扱う。こちらは『MM6』のパッケージで火属性の主役と対決している様子が描かれている(実はパッケージイラストには主役7人の内2人しか登場しておらず、後はレギュラーメンバーが描かれている)。


エルフ(男)

エルサイス

エルフらしく華奢で、中性的な少年。


エルフ(女)

前髪を切りそろえたストレートのサラサラの金髪に、宝石をちりばめたティアラ。淡いピンクでかためた衣装。ネーミングは「ロリータ」に由来する(鈴木銀一郎談)。初登場時からの人気キャラで、MM三人娘のひとりとして活躍中。年齢は彼女に関してはトップシークレットとされる。

保守的なエルフ族においては、例外的な新し物好き。とにかく賑やかであり、突拍子もない性格だが、実はいつもクールな計算をしているのだ、との本人談。エサランバルの森の女王から依頼を受けて、世界を巡る密偵との噂もある。

なお、『MM1』登場のエルフがいずれも年少者の外見を持っているのは、九月姫がエルフとフェアリーを混同していたため(九月姫談)。

センシティブな作品


おかっぱ頭で小柄。少年に見えるが、公式設定では女の子。


『MM2』で初登場した唯一のエルフ。豊かな髪の毛と髪飾り、そしてナイスバディ。エルフに似合わぬ大きな剣と楯が印象的。彼女もまた、短期間でエルサイスと並ぶ人気キャラとなる。『MM4』ではサラと表記。「MMサガ」では、エルフの王子エルサイスの恋人という設定である。勝気な性格で、不真面目さを嫌う。エサランバルの森の女王の側近として、政治に関しても重要なポストにあるという。

サーラ別バージョン


たくさんの草花を身にまとい、ナチュラルなイメージのエルフ。肌色も褐色に近い。彼女はその優しげな外見にはそぐわぬほど、森の峻厳なる守り手である。『MM4』の後も多くの作品で登場する人気キャラとなった。草花のイメージも、土の精霊に属するキャラとして作られた為である。露出度はミリエーヌ並に高い。

原作者の鈴木銀一郎氏によるノベライズでは、若き日のガンダウルフ(当時はウルフ)からスペルネームを伝えられるという重要な役割を持った。

注釈:MM世界の魔術師は自らのスペルネームを知る他人が存在しないと魔法が使えないうえ、スペルネームを知る者には逆らえなくなるペナルティまである。つまりウルフがナーダを信頼している証と言う事でもある。

ナーダ


海賊(女)

シャーズ族の女海賊。

ノーラ


ソフィア聖騎士団

闇の大王を封印する7つの秘宝を守護する7人の聖騎士達。なのだが中堅ぐらいの強さしかない。

『MM5・ソフィア聖騎士団』の冠キャラたちだが、あくまでもプレイヤーが操るコマの一つに過ぎず主役とは言いづらい。


闇の軍団

闇の女王にしてスーパーファミコン版『光の魔術師』のラスボス。…なのだがカードゲーム版『MM5』での能力はガンダウルフより低く、『MM7』には登場しない。


  • ディオシェリル

黒魔道士。彼女が秘宝の一つを盗み出したことでガイアーネをはじめとする闇の軍団が力を取り戻した。その直後の戦いである『MM5』ではパッケージイラストを飾っている(強敵表現として背景に浮かび上がる構図)。実はルール上ではそんなに偉くなかったりするが(闇の大王>闇の女王>闇の大騎士>闇騎士>黒魔道士>雑魚モンスター)。

闇の女魔術師&闇の大騎士

(一緒にいるのは闇の大騎士ネフェルーダ)


なお旧カードゲーム版で明確に闇の軍団が登場したのは『MM5』と『MM7』だけであり、それ以外は光の仲間同士で争っている(一般モンスターのオークたちも闇の軍団に含まれるので全シリーズに出ていると言えなくも無いが。念のため書いておくと、『6』以外は手柄争いであって直接対決はしていない)。

一方『MM学園』では不良として登場している。

旧カードゲーム版最終作『MM7』にはガイアーネを上回る「闇の大王」も登場したが個人名は不明。流石にこちらは文句無しの最強キャラである(アイテムで上回る事も出来るが)。


世界設定

死すべき種族

不老不死ではない≒神ではない」と言う意味であって、「人類は絶滅させるべきだ」みたいな意味では無い。詳しくはこちら

  • ヒューマン… いわゆる人間。国決めの神話でゾールと取引し豊かなメルキアの地を得た。秘宝はダイアモンド。
  • エルフ… エサランバルの森に住む。秘宝はエメラルド。
  • ドワーフ
  • オーク… ウルフレンドの北、広大だが痩せた土地ブルグナに住む。多産であり、人口の増加による他国への侵攻→戦いによる人口の減少という流れを約18年の周期で繰り返す。野蛮なだけの種族と思われがちだが、彼らなりの文化を持ち独特の歌を歌う詩人が居る。鈴木氏の主義により、カードゲーム版では雑魚ながらも全員に個人名が与えられている(一方、オーク以外の雑魚モンスターには個人名が無い)。
  • ゴブリン
  • ノーム
  • トロル… 大きな身体と高い知能、芸術を愛する心を持っていたが、プライドが高く他の種族と同じ神を信仰することができず、ブルグナ北の大氷壁へと消えていった種族。本当は学芸の神ユリンを信仰していたらしい。
  • シャーズ… 商売と盗賊の神セテトを信仰。秘宝はキャッツアイ。猫のような瞳と耳、尾を持ち手先が器用で頭が良い。尾に感情が現れてしまうため、相手に嘘をついていないと証明する時以外は尻尾を隠すものも多いらしい。

秘宝は他に黒真珠、オパール、ルビー、サファイヤとあるが所属は不明(守護する聖騎士を見る限り全部ヒューマンっぽいが)。


神々


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カードゲーム ファンタジー ロールプレイングゲーム 九月姫


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