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概要

Laokoon(希:Λαοκόων)

ギリシャ神話イリアス叙事詩に登場する城塞都市・トロイアイリオス)の神官・預言者である。長母音を省略してラオコオンとも表記される。


  • 神話によれば、アポローン神殿(『アエネーイス』などではポセイドーン神殿)の神官ラーオコオーンは、トロイア戦争の際、トロイアの木馬をイーリオス市内に運び込もうとする市民たちをいさめたが、この行為はアテーナーの怒りを買った。
  • アテーナーはラーオコオーンの両目を潰し、さらに海に潜む2頭の蛇の怪物を使ってラーオコオーンを襲わせた。(ラオコーン像)
  • ラーオコオーンは子供たちと一緒にいたが、子供たちは2人とも怪物に食われてしまった。
  • このことは『アエネーイス』の第2巻などに歌われている。また、蛇を送ってラーオコオーン親子を殺させたのはポセイドーンないしアポローンだともいわれる(アポローンはトロイア戦争に於いてイーリオス側に味方した神だがラーオコオーンがかつて自分の神殿内で妻と交わったためこの時罰を与えた)。

センシティブな作品

トロイア戦争の際にギリシャ側の計略を見抜きトロイの木馬内に潜む関係者を炙り出す為木馬にを投げ付けたが、直後に神が遣わせた大蛇に二人の息子共々絞殺された。

この事態を目の当たりにしたトロイアの市民は「木馬はアテナへの供物である」と云ったシノンの偽情報を信じ込み木馬を城内に引き入れる契機になったと云う。

大蛇を差し向けた神はアテナとする説が最有力であるが、作品によってはアポロンポセイドンである事もあり判然としない。


ラオコーン像

Pixivに於いてこのタグが使用されるのは、専ら大蛇に巻き付かれる彼と息子たちを象った彫刻デッサンである。オリジナルは1506年にローマで発掘されたもので、バチカン美術館に所蔵されている。発見以降度々修復によって姿が変遷しており、大きく分けて3つのバージョンが存在する。


ラオコーン像模写ラオコーンの右腕がもげている発掘当時版。胸像のモデルになりやすい
センシティブな作品伸びた右腕と息子達の腕が付け足されたルネサンス
Gruppo del Laocoonte.20世紀に発見されたオリジナルの右腕を継がれている最新版

関連作品

センシティブな作品※イラストはイメージです

3巻の表紙に登場。腰にタオルを巻いてシャンプーハットを被り、風呂用の椅子に腰掛けながら頭を掻き毟っている。当然ながら本編には一切絡んでおらず、熱心なギリシャ神話愛好家である作者の夫は激怒したと云う。


関連タグ

石膏像 石膏デッサン

ラーオコオーン ラーオコーン

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