CV:川栄李奈
概要
ポケモン劇場版シリーズ第21作『みんなの物語』に登場する人物で、本作のメインヒロイン的存在。
金髪に青のメッシュが入り、派手なメイクをした外見が特徴の女子高生。
年齢は当然サトシよりも上であるが、身長にそれ程の差が無い事からおそらく15歳位ではないかと推測される。
濃いメイクをしている事から、汗をかくとメイクが剥がれ落ちてしまう事が多い。
ポケモンにはあまり興味を持っていなかったが、足を怪我して病院で入院中となっている弟のリク（CV：中川翔子）にせがまれて、レアポケモン（実際はリクが彼女をけしかけるための嘘だったが(※)）であるイーブイをゲットするべく、本作の舞台であるフウラシティに訪れる。
また、頼まれた際に、リサはリクからサングラスをプレゼントされており、リサはそれをカチューシャの様に頭にかけている。
※ちなみに実際のゲーム中ではイーブイは大概野生で出てこないのでそういう意味ではレアというのもあながち嘘ではない。
訪れたフウラシティでは、年に一度訪れる幻のポケモン「ルギア」を称えた「風祭り」が開催されようとしており、トレーナーとして未経験であったリサは、たまたま出会ったカガチにイーブイの生息地について教えてもらおうとするが、彼がホラ吹きである事を知らなかった為に騙されてしまう。
山の中を彷徨う中、巡回する職員から禁止区域だと聞かされ、騙されていた事実に気付いたリサは、焦った末にレースで準優勝したサトシを疲れ果てるまでそこら中に探し回り、ホテルで漸く辿り着く。
サトシからの協力を得られ、目的のポケモンであるイーブイを見つけたリサは、彼のピカチュウを借りてイーブイとのバトルに勝利。無事、ゲットする事に成功した。
この時の縁から、サトシと共に風祭りを回る事になるのだが、その結果、フウラシティに訪れる危機に巻き込まれていく事になる。
余談
AKB48に在籍していたメンバーがゲスト出演するのは前田敦子、渡辺麻友に続いて3人目であるが、キャラクターの吹き替えを担当するのは川栄が初めてである。
リサの声を演じた川栄とトリトの声を演じた濱田岳は2021年後期放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でも共演している。
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ネタバレ
見た目は派手な外見をしているリサであるが、実はかつては通っている高校で陸上選手として活躍しており、地方のチャンピオンとして輝いた実績の持ち主でもあった。
しかし、事故によって足を怪我してしまい、現在は完治しているのだが、再び怪我をしてしまうかもしれないという恐怖心（事故へのトラウマ）から、陸上の道を戻る事を断念してしまっていたのである。
そんな中、フウラシティで研究所から盗み出された有毒ガス弾が爆発し、その成分が街へと流れ込んで充満する事件が発生。サトシ達が火災に巻き込まれたポケモンの救助や数十年前に壊れた発電所を再稼動させるのに向かうのに対し、自身はサトシからラルゴがゼラオラを守る為に持ち出してしまったファイヤーの聖火を元の聖火台に戻す役割を託される。
かつての事故で怪我をした時のトラウマからリサは走れずにいたが、イーブイが事故で負った傷を押して聖火を持っていこうとする姿を見た事で、再び走る事を決意。靴を脱ぎ、髪をポニーテールにまとめたリサは、イーブイを肩に乗せて聖火台へ向かって走り出す。
そして、サトシ達がポケモンの救助活動や発電所の再稼動に成功していく中で、リサもまた聖火台へ聖火を戻す事に成功。リサとイーブイとの間に生まれた人間とポケモンの絆を称えるかの様にルギアが姿を現し、その雨によってフウラシティの山火事は鎮火され、事件は無事に終結を迎えるのだった（ちなみに、ルギアが登場した際、『ルギア爆誕』のテーマ曲のアレンジが流れるという古参のファンにとっては感涙ものの演出がある）。
更なるネタバレ
エピローグにて、実はリサがリクからもらったサングラスには、細工が施されていた事実が発覚。
サングラスにはどうやら盗聴・盗撮の機能が隠されていたらしく、リクは四六時中に渡ってフウラシティでの彼女の様子をサングラス越しで見ては、自身がDJを演じて放送しつつ、そこから得た情報をネット上に流していたのである（つまりは彼女がサトシ達と出会ってイーブイをゲットする事はおろか、彼女の私生活における人には絶対言えない様子に関してまで…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ）。
皮肉にもその結果、リクはフウラシティや姉の身に起きた危機を知る事になり、パソコンでリサが安全かつ最速のルートで聖火台へ向かうようナビゲート、街を救うことに間接的ながら貢献することになるのだが、事件後地元へ戻ってきた姉にはバレており、詰め寄られて汗だくの苦笑いをする事に……。
相手が実の姉とは言え、やはり盗聴や盗撮といったプライバシーの侵害に等しい行いは許されないという事である。
当然、当初の頼みであったイーブイを譲ってもらえる事はないだろう……。
