概要
1933年12月10日の開業で、有料特急スカイライナーの始発駅。
JR東日本と東京メトロの上野駅からは西に少し離れており、上野公園内の地下に建設された。
かつては地上部の駅舎に大きなアナログ時計が設置されていたが、現在は撤去。2019年の改装工事まで、構内の各標識に「上野駅」という略称表記も見られた。
駅構内に併設されたテナントはファミリーマート、小規模のマツモトキヨシ、デリフランスなど。変わりものだとGIFT KEISEI JAPANESE SOUVENIERに何故か一番くじが置いてあったりする。
一方駅手前の通路から裏道へ伸びる通路には駐車場出入り口となっている。タクシー呼び出しボタンも併設されているが、押しても来ることはまずない。素直にJR駅舎東口側のロータリーから乗ったほうが賢明である。
ただしメトロ改札はJRからと大して距離に差はないため、JRはないが銀座線と日比谷線の案内はある。
よく誤解されがちだがJRとも地下構内では遠回りながらもしっかりと繋がっている。(メトロ銀座線改札のすぐ近くにJR駅舎直結のエスカレーターがある。ただしあくまで駅舎直結なだけで、そこから改札までがかなり遠い。これがJRと京成からでメトロの距離に大差ない理由でもある)
京成沿線では希少な宇都宮線(高崎線)乗り換え駅でもあるので、一度構造が分かってしまえば同路線の乗り換えは日暮里経由より直接JRまで歩いてしまった方が楽だったりする。
また南方一帯には元々地下駐車場と併設する目的で開通した御徒町まで続く地下通路が通っており、400mほど歩くことになるが何故か都営大江戸線上野御徒町駅への誘導看板もある。
JRと東京メトロの上野駅と比べると、上野公園の他にヨドバシカメラ(マルチメディア上野店1号店)やアメヤ横丁、L'UENOもこちらから歩いた方が近い。ただし1号店はラインナップが乏しいため、地下通路C7出口最寄りの2号店も回ることを推奨する。
また、地下通路を通じて松坂屋や再開発で新たに出来た上野フロンティアタワーにもアクセス可能。特に後者はシネコン「TOHOシネマズ上野」もあるため、商業施設に乏しい京成沿線でも非常に有用な駅となっている。
駅構造
2面4線の構造で、全ての車種が停車する。
昔、スカイライナーが10両編成で走る予定だった為、ホーム有効長は10両編成分用意されている。なお未だスカイライナーは8両編成のままで、10両編成にする予定はない模様。
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、45,083人である。
京成の駅では8位。
京成電鉄の東京都の拠点駅が日暮里駅、押上駅と3つに分散されている為、利用者が少な目となっている。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 46,814人 |
2009年(平成21年)度 | 46,503人 |
2010年(平成22年)度 | 44,399人 |
2011年(平成23年)度 | 43,241人 |
2012年(平成24年)度 | 44,002人 |
2013年(平成25年)度 | 43,576人 |
2014年(平成26年)度 | 43,363人 |
2015年(平成27年)度 | 44,814人 |
2016年(平成28年)度 | 46,432人 |
2017年(平成29年)度 | 49,028人 |
2018年(平成30年)度 | 50,818人 |
2019年(令和元年)度 | 50,235人 |
2020年(令和2年)度 | 30,980人 |
2021年(令和3年)度 | 32,155人 |
2022年(令和4年)度 | 38,573人 |
2023年(令和5年)度 | 45,083人 |
関連項目
正式名称と位置同士が似たような関係の駅