データ
概要
大阪府大阪市此花区桜島にある桜島線(JRゆめ咲線)の終着駅。
海に近いと言う立地上から戦前から1980年代にかけては陸揚げした荷物を出荷する駅として賑わいを見せていた(旅客輸送も付近に工場があったため戦前の一時的は5万人の乗降客があったとされる)。しかし、1986年に貨物輸送を終了し、現在は閑静な駅となっている。
2001年にユニバーサルシティ駅が開業して以後は、事実上ユニバーサルシティ駅需要のついでに折り返しのために使用されている駅として化している。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の従業員用のゲートが近くにあり、現在の利用客の大半はUSJ関連の通勤客である。2019年にはUSJのオフィシャルホテルである「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が開業しており、USJ関連の開発が隣駅にも進んでいることがわかる。
また、2017年にはZepp Osaka Baysideがオープンしており、ライブ開催日の終了直後は混雑することがある。
2025年の大阪万博開催時には桜島駅から万博会場のある夢洲までシャトルバスが運行される予定(夢洲へはOsakaMetro中央線が乗り入れる予定であるが、1路線だけではパンクするため)。これに合わせてJR西日本では新大阪駅からの直通列車を運行することを検討している。
将来的にはJRゆめ咲線を舞洲・夢洲まで延伸する構想があるが、桜島駅を地下化する必要があることや舞洲・夢洲の開発が進んでいないことから当面は棚上げされている(京阪中之島線を延伸する構想もあるため、実現性は不透明である)。
駅構造
島式1面2線の地上駅
利用状況
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は、12,741人である。
- 2000年(平成12年)度は4,581人であったが、USJの開業により2001年(平成13年)度には8,129人に増加。その後、2012年(平成24年)度までは7,000人~8,000人前後で推移していたが、2013年(平成25年)度からは増加の一途をたどっている。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 7,421人 | 14,842人 |
2009年(平成21年)度 | 7,397人 | 14,794人 |
2010年(平成22年)度 | 7,609人 | 15,218人 |
2011年(平成23年)度 | 7,946人 | 15,892人 |
2012年(平成24年)度 | 8,271人 | 16,542人 |
2013年(平成25年)度 | 8,948人 | 17,896人 |
2014年(平成26年)度 | 10,059人 | 20,118人 |
2015年(平成27年)度 | 10,826人 | 21,652人 |
2016年(平成28年)度 | 11,272人 | 22,544人 |
2017年(平成29年)度 | 12,418人 | 24,836人 |
2018年(平成30年)度 | 12,741人 | 25,482人 |