空母レンジャー(CV-61)

くうぼれんじゃー

アメリカ海軍の空母でフォレスタル級航空母艦の3番艦

概要

1957年バージニア州ニューポート・ニューズで竣工。特筆すべき点として、世界で初めて「アングルド・デッキを最初から装備した艦」として建造された(同型艦のフォレスタル・サラトガは建造中に変更された)ことがあげられる。

竣工直後は大西洋艦隊に在籍したが、1958年8月から太平洋艦隊に転籍した。

1964年のトンキン湾事件の直後に第7艦隊への増援としてベトナムに展開。以後73年までベトナム戦争への参加と整備・休養を繰り返した。

その間1968年に起きたプエブロ号事件時、ベトナム沖にいたレンジャーは北朝鮮へ圧力をかける艦隊の1隻として急遽北朝鮮沖に派遣された。

1991年の湾岸戦争時にはペルシャ湾に展開し、イラク軍に対する航空攻撃に当たった。

オーバーホールは受けていたものの、艦齢延長工事を受けていなかったレンジャーの状態は悪くなっており、冷戦終結後の1993年に退役。2015年から2017年までかけてテキサス州ブラウンズビルで解体された。

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