概要
1909年(明治42年)12月に開業。
1969年(昭和44年)12月、高崎線の電化に際して車両基地(当時は籠原電車区)が設置される。
(当地が選ばれた理由は高崎線主要駅である熊谷の隣駅であり、旅客輸送の調整が行い易い場所であったためという)
当駅の高崎寄りに上記の車両基地(高崎車両センター籠原派出所)があるため、当駅を始発・終着とする列車は多い。列車の本数が多いことから東京方面の移動に深谷駅を使わずに当駅を利用する深谷市民が徒歩圏外を中心に一定数いる。当駅終着の列車には高崎行きと同じホームで乗車できないケースもあるため熊谷駅での降車を促す放送がされる場合がある。
15両編成の列車は当駅で、高崎寄りの付属5連を開放し、先は10連で運転される。(逆に上野・新宿方面に向かう列車はここで増結する)。そのため常に電車の増結や解放を行う作業が見られる。
以前は15両対応ホームは当駅までだったが、深谷駅~本庄駅のホーム延長で本庄駅まで15両対応列車が運転可能となった(ただし、1日1本朝の深谷始発とその送り込み回送夜1本を除いて、定期ダイヤでは15両編成の列車は当駅以北は乗り入れない。高崎駅方面での運転見合わせなどによって、深谷〜本庄間までで大宮方面へ折り返す場合のみ、増解結の時間短縮のために15両のままで進行する)。
かつて新前橋区に波動用165系(モントレー色)が配置されていたころは、構内に常に数編成が留置されていた。
なお当駅は列車の行先として駅名こそよく知られてはいるものの、あくまでも列車運転上の拠点であり、広い構内に対して駅周辺は開発が進んでいるとはいいがたい。古い北口側には2019年にようやく駅前広場が整備された(南口側には以前よりある)。
余談であるが開業時に駅名を当地の住所名である新堀(にいぼり)と付けられる予定であったが、東京都内の日暮里と混同する事が判明したため、字名であった「籠原」へと変更され今に至っている。
駅構造
島式2面4線の地上駅。
15両編成の列車は当駅で切り離しを行い、待避線である2番線と4番線に入線する。
上り線は2番線で連結を行い、下り線は4番線で切り離しを行う。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は13,256人である。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 15,000人 | 30,000人 |
2009年(平成21年)度 | 14,925人 | 29,850人 |
2010年(平成22年)度 | 14,860人 | 29,720人 |
2011年(平成23年)度 | 14,862人 | 29,724人 |
2012年(平成24年)度 | 14,804人 | 29,608人 |
2013年(平成25年)度 | 15,097人 | 30,194人 |
2014年(平成26年)度 | 14,716人 | 29,432人 |
2015年(平成27年)度 | 14,863人 | 29,726人 |
2016年(平成28年)度 | 14,845人 | 29,690人 |
2017年(平成29年)度 | 15,054人 | 30,108人 |
2018年(平成30年)度 | 15,077人 | 30,154人 |
2019年(令和元年)度 | 14,290人 | 28,580人 |
2020年(令和2年)度 | 10,590人 | 21,180人 |
2021年(令和3年)度 | 11,173人 | 22,346人 |
2022年(令和4年)度 | 12,395人 | 24,790人 |
2023年(令和5年)度 | 13,256人 | 26,512人 |