ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

豆戦車

まめせんしゃ

軽戦車よりさらに小型・軽装備な装甲戦闘車両。タンケッテや豆タンクとも呼ばれる。絶滅種。
目次 [非表示]

概要

砲塔を持たず、主砲は機関銃である。

装甲も申し訳程度で、せいぜい火炎瓶や投石に耐える程度しかない

乗員は一人ないし二人。


『豆』の心意気

「本当に活躍したんだろうか?」と思っている方々の心配はその通り。

戦車の最小クラスとして戦間期(1920年代~1930年代)に登場した『豆戦車』だったが、見た目はもちろん、活躍も『豆』だった。


この時代は大軍縮時代であり、安価で簡便な装備として「植民地の警備向け」に生み出された。

警備用、つまり暴徒鎮圧用の車両なので別に強くなくてもいいからビジュアル的に強そうならOKとされた結果である。


良くも悪くも「動く機関銃陣地」程度のものでしかないため、もちろん本格的な戦闘に耐えるには力不足であり、第二次世界大戦では偵察車や牽引車として使用された。そもそもが大砲牽引車を装甲版で囲み、機関銃を搭載した程度なので弱いのだ。


装甲は紙同然なので、別に対戦車ライフルでなくてもスコスコ貫通する。この種の車両の元祖であるガーデンロイド(イギリス)の装甲は6mm~9mmしかない(しかもこいつはオープントップで天蓋がないので、火炎瓶や投石攻撃にすら満足に耐えられない)。

それなら武装を強化したジープ程度の車両でも充分だったのである。


このような車両なので、第二次世界大戦後はただちに衰退の一途をたどっている

空輪が容易なように設計されたドイツヴィーゼルやイギリスのCVR(T)シリーズなどは豆戦車だと言えない事もないが、これも装甲車軽戦車の一種とみなされる事が多く、やはり現代では対戦車兵器の発達によって肩身が狭い。


現代の戦車は、強力な主砲と装甲を備えて初めて戦車と認められるのである。


主な豆戦車



関連タグ

装輪装甲車 テクニカル


外部リンク

豆戦車 - Wikipedia

関連記事

親記事

戦車 せんしゃ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 134112

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました