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高津則之

たかつのりゆき

志名坂高次の漫画『凍牌』シリーズの登場キャラクター。(メイン画像)
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概要

桜輪会傘下・高津組の組長であり、代打ち集団「一軍」の統率者。

リーゼントヘアが特徴。普段は冷静だが、その実態は野心家。

近代麻雀連載の外伝作品『麻闘伝ぬえ』では主人公を務める。


中学卒業直後に桜輪会の倉橋組に極道入門し、その頃から麻雀も喧嘩も実力の片鱗を見せていた。やがて代打ちになるも、その才能が開花する前に大辻巌に裏麻雀引退を賭けた勝負で敗北してその芽を摘み取られていた。

本作中で大辻がその約定を破棄したため、羽鳥戦で裏麻雀に打ち手として復帰した。


組長としての高津の支配は苛烈で、一軍入りを目論むKを、眠らせているうちに右足の小指を切り取り、手術をしても小指がくっつかなくなる前に条件を満たして麻雀で勝利することを要求するという、さすがのヤクザぶりを見せる。

一方でKが裏切る可能性を察しつつも若頭・柳の死ぬ間際の一言でKを代打ちに立てるような人情的な部分や、狡っ辛く金を稼ぐことを嫌い、命懸けのケンカで勝つことを是とするなど、色々な意味で旧き良き根っからのヤクザである。


途中黒子役に徹するシーンも多かったが、羽鳥戦で名簿を入手して以降は次第に野心を露わにしていき、桜輪会内の反高津勢力を皆殺しにする。さらにロシアンルーレットを特殊ルールとする『サバイバル麻雀』を開催し、多数のヤクザや雀士を死亡させることになる。


麻雀の実力と胆力は大辻が恐れただけあってズバ抜けている。特に若い頃は胆力で勝負するスタイルであった。しかし代打ち引退後に『一軍』の闘いを長らく観戦してきた結果、上から俯瞰するような視点で場況を見極めつつ、とにかく放銃しない・ラスを引かない堅実な打ち回しへと変貌している。いわゆる「普通の打ち方」だが、裏麻雀に染まって打ち筋を歪ませてしまったKにこれで勝ったこともある。どんな場面でも「普通の打ち方」ができるのも高津の胆力あってのもので、サバイバル麻雀ではなかなか隙を見せなかった。

一方でどこか他者を冷めた目で見下す癖がついてしまっていたため、暴風のような雀風の堂嶋とブチ当たった時は「普通の打ち方」が通じずに連続でラスを引かされ、死ぬ気で勝負に出ざるを得なくなった。それでもなお高津の実力は相当で、最期までKたちに命賭けのギャンブルを強い続けた。


麻闘伝ぬえ

倉橋にヤクザに取り立てられて数年後、19歳時点が舞台。先輩たちからは「タカ」と呼ばれて可愛がられている。母は和美という名で、泣きぼくろが特徴の美人。父はいないが、その理由については明かされていない。


代打ち・ヤクザとしての才覚が生かされており、そのつかみどころのなさから作者の紹介文では「ぬえ」と表現されている(ただし作中の登場人物から「ぬえ」と呼ばれることは一度もなく、あだ名なのかは不明)。

「ハンパは嫌い」が口癖で、常に全力で最後までケジメをつける血気盛んな性格である。


子供時代に友達のマサシ一家の心中の現場に出くわしてしまったことがトラウマとなったが、この恐怖を乗り越えるために「正義も悪党も支配するヤクザのトップになる」と決意し、極道を志した。ピンチの時は常にこの事件を思い出して己を奮い立たせている。


荒削りな部分の多い時分であったが、その度胸を先輩の坂本勇也に買われ、桜輪会内で行われる組対抗戦『盆』に倉橋組代表の一人として参戦する。

しかしそこで渦巻く欲望と権謀術数に高津も巻き込まれていくことになる。


後に「一軍」のメンバーとなる雀士、松本との出会いも同作で描かれている。


その他

名前に関しては、当初上層部に破門にすると脅された際、読者向けに破門の意味を説明する破門状に「高津信義」と表記されていたが、後のキャラクタープロフィールで「高津則之」と設定された。


終盤で年齢は46歳とされているが、それだと中学卒業直後の回想が26年前となっているのは計算が合わない(20歳で中学を卒業したことになってしまう)。

「41歳」か、「31年前」のどちらかの間違いと思われる。


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