概要
ニンテンドー3DSに移行してからのポケモンシリーズのシナリオライター。
2014年12月時点で素性不明の人物。インタビューなどでも殆ど露出していないためスタッフロールでのひらがな表記でしか伺えない。
しかしニンドリのインタビューにおいて作曲の景山将太氏によって「(エピソードデルタにはシナリオの貫田さんをフルで投入した」との発言があった。
この「貫田さん」が、「ぬきたまさふみ」氏である可能性が非常に高い。
作風
エピソードデルタにおけるヒガナのキャラクター性から、非常に癖が強い作風と言える。
- 「いい人」として認めるライバルに暴行して窃盗。
- ミツルが不在時に彼のキーストーンを窃盗
- ツワブキ・ダイゴへの「元チャンピオン」「キミには期待していない」などの暴言
- マグマ団orアクア団を利用して切り捨てる冷淡さ
- レックウザに敬意を見せず利用しようとするどこぞの七賢人みたいな態度
- ゲンシカイキによる大きな犠牲を「必要な犠牲」と言い出す事
- これらを想像力が足りないよと誤魔化す態度
- パロディ台詞の多さ
- 最終的にヒガナが謝罪の意思を見せなかった
上記に挙げられた理由からか、エピソードデルタ及びヒガナへの評価は賛否両論である。
ヒガナに関する描写を「ゲーム中ではそう読み取れない想像」でしか語れないのはシナリオの癖もあるのだろう。
今までのポケモンにあった「子供に語りかけるような口ぶり」ではない事も特徴である。
また、次回作への伏線ともとれるが、肝心な事を描写していない事は否定できない。
エピソードデルタ自体は1~3時間ほどで終わるシナリオであり、
そのシナリオにおけるヒガナの台詞回しはかなり癖が強い。
その一例がアニポケのサトシやシトロンの台詞のパロディである「キープだぜ!」やカロスのプラターヌ博士の「グッとだよ!」などのパロディ台詞であろう。
このパロディ台詞はポケモンだけでなく、「輪るピングドラム」や「魔法少女まどか☆マギカ」などの深夜アニメまで幅を広げている。
ポケモンはあくまで「子供向け」であるという意識を持つ人も多く、こうしたパロディ台詞に対して反感を示すユーザーもいる。
またパロディ抜きでも「ヒガナですよっと」「色々ごめんだったね」を初めとした軽い口調の台詞も多い。
お隣さんやミツルなどの善良なライバルに対する暴行・窃盗の行為からエピソードデルタがスタートするという初対面から心証が最悪になってもおかしくない導入部分であり、細かい部分で好き嫌いが分かれるストーリーがヒガナの賛否両論の最大の所以と思われる。
ちなみに「色々ごめんだったね」も主人公のみに向けられたものである。
彼女の背負う宿命を放つ「そらのはしら」のイベントにおいても、ふざけたような態度は変わらず、階段を登るたびに流星の民について物語仕立てで語りだす事も賛否が分かれる。
- 昔隕石が2回落ちてきて、その場所に流星の民の集落(1回目)とルネタウン(2回目)が出来た。
- ゲンシグラードンとゲンシカイオーガの喧嘩を仲裁しに来たレックウザが人々の祈りでメガシンカした
- 背の高い異国の男が『世の揺らぎより生まれしもの。即ち△(デルタ)。人の祈りと石の絆にて世界に生まれし揺らぎを平らかにする』と言った。
- レックウザを祀るためのそらのはしらは流星の民が造った。
- 予言で巨大隕石が降って来るから流星の民(ヒガナ)がレックウザを呼び寄せて救世主になる。
この程度の話なのだが、ORASのゲーム中に流星の民がヒガナと祖母しか出て来ない事、情報量を水増ししている割には大した事を語っていないのもシナリオライターの癖なのだろう。
また、次元転送装置を破壊したり何の罪もないトレーナーに暴行・窃盗を行った言い訳になっていない、という意見もある。
景山氏によると「per aspera ad astra!」(困難を通じて天へ)は貫田氏が提案したらしい。
貫田将文氏との関連?
なお「貫田将文」で検索するとDSゲーム「無限航路」の他にelfで出していた「AVキング」という18禁ゲームのシナリオも描いていた人物である事が指摘されている。「俺の屍を越えてゆけ2」などを生み出した桝田省治氏との交友関係も匂わせている。
この「貫田将文」氏とポケモンの「ぬきた(貫田)まさふみ」氏の関連性は不明である。
もしこの貫田将文氏が「シナリオの貫田さん」と同一人物であるなら「エメラルド」がポケモン最新作であった第四世代への過渡期にエロゲーの脚本を書いていた人物である事になるのだが……(AVキングは2006年初期に作られたエロゲー)