邪悪なる者の手から聖地・秋葉原の平和を守るために、
3人の若者が立ち上がる。その名は…
「痛さは強さ!非公認戦隊アキバレンジャー!!」
「良い子は見ちゃダメだぞ!」
作品解説
タイトルに「非公認戦隊」と銘打ってはいるものの、
スタッフはチーフプロデューサーに日笠淳、
メインライターに荒川稔久、監督に田崎竜太、
キャラクター&クリーチャーデザインにさとうけいいちと、
本家のスーパー戦隊シリーズをこれまで手がけた大物スタッフが集結しており、
さらに音楽には東映特撮作品では初参加となる川井憲次が起用されている。
またサブライターとして、若手注目株の香村純子がゴーカイジャーに引き続いて起用されている。ちなみに何気にハイビジョン制作である。
更には第2話で特捜戦隊デカレンジャーの赤座伴番本人が出るなど、毎回豪華ゲストに恵まれている。
クレジットにはちゃんと東映の名前がついているがこれは非公認戦隊である。
まさに東映の本気。
メンバーは赤・青・黄の3人編成だが、男性はレッドのみで、後の二人は女性メンバー(戦隊初だが非公認なのでノーカウント)。
フィギュアや痛車といった「萌え要素」満載のアイテムを駆使して戦い、痛車が変形するアキバレンジャー専用ロボ「イタッシャーロボ」も登場する。
主題歌は「桃井はるこfeat. 山形ユキオ」が担当(作詞・作曲も桃井はるこが担当)。
音楽プロデュース、音楽制作は本家のスーパー戦隊シリーズ同様Project.Rと日本コロムビアが担当…と思わせておいて、実は.R(ドットアール)でなく,R(カンマアール)だったりする。
グッズとして公認様より先に、バンダイ・コレクターズ事業部から発売されている「S.H.Figuarts」の発売が決定した(アキバレッドは2012年6月、アキバブルーは7月、アキバイエローは8月)さらにはデカレッドとレッドホーク、ボウケンレッドのフィギュアアーツでは大それた力のオプションパーツ(デカワッパー、ジェットウインガー、ボウケンスコッパー)が付くことが判明。商品展開も気合の入りっぷりがすごいことが分かる。
更には変身用アイテムMMZ-01(モエモエズキューン)が9月に発売する。値段が公認様より高い分、仕様が劇中に完全に近い状態で商品化する。更にはCMにも公認戦隊とも変わらないクオリティとして出来ている。バンダイの技術も本気である。
そして劇中に登場した「イタッシャーロボ」までも、S.H.Figuartsサイズで商品化されてしまった。もちろんマシンイタッシャーから変形し、アキバレンジャーを乗せることも可能。値段は3万を軽く超えてしまったが、痛車のステッカーはクリアーコートが施されるなど手の込んだ造りで「高いが、安い!」のキャッチフレーズ通りのクオリティとなっている。
2013年1月11日の東映主催のイベント「超英雄祭」にて、何と第二期の制作が決定したと発表された。
タイトルは『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』となる。
非公認戦隊アキバレンジャー
葉加瀬博世(はかせ・ひろよ)が経営する「戦隊カフェ・ひみつきち」に本拠を置く非公認戦隊。
しかし戦う舞台は全部妄想世界である。現実にいる人達にはどう見えるかというとお察しください。
赤木信夫(あかぎ・のぶお)/アキバレッド
(左:変身前/右:変身後)
「佐々木ポンポコデリバリー」で働く29歳の青年で、アキバレッドに変身。
赤いジャケットに黒いグローブ、白いマフラーがトレードマーク。
バリバリの戦隊オタクで、しかも人気アニメ「にじよめ学園ズキューーン葵」にハマっている萌えオタクでもある。
かなりの妄想力と戦隊の知識を持っている。
高い妄想力が災いと化してひどい目に遭うこともしばしば。
青柳美月(あおやぎ・みつき)/アキバブルー
(左:変身前/右:変身後)
アキバブルーに変身する18歳の学生。
クールで気が強く、総合格闘技に長けておりその筋では有名人だとか。
戦隊オタクではないものの、信夫と同様「ズキューーン葵」にハマっている隠れオタク。
密かに戦隊の知識を蓄えており、伝説のスーツアクター新堀和男の指導を熱心に受ける努力家。
変身後はクマちゃんの柄のパンチラつき。
萌黄ゆめりあ(もえぎ・ゆめりあ)/アキバイエロー
(左:変身前/右:変身後)
アキバイエローに変身するコスプレイヤー。
名前はコスプレネーム(CN)で、本名は山田優子(5話で判明)。
コスプレによって性格や言葉がコロコロ変わるだけでなく、自分で同人誌を描いてコミケに参加する事もある。腐の人。
母親がコスプレイヤーであるためその影響を受けている。
実は23歳(5話で24歳に)で平日はOLをやっている。 変身バンクでは胸が揺れる。
葉加瀬博世(はかせ・ひろよ)
「戦隊カフェ・ひみつきち」を経営する博士。
アキバレンジャーの指揮官兼科学者で、後述のMMZ-01(モエモエズキューーン)など一連の装備を開発した。
実は妄想世界のアキバレンジャーを見ていなかったりするが・・・。
三田こずこず(みた・こずこず)
「戦隊カフェ・ひみつきち」のメイドさんで葉加瀬の助手も務める。
過去の戦隊ヒロインの衣装を着て「任務ご苦労様です!」と出迎える姿が大人気だとか。
アキバレンジャーの装備
MMZ-01(モエモエズキューーン)
アキバレンジャーの変身用アイテム兼武器。
通常は美少女フィギュアの形をしているが、「重妄想(ジューモーソー)!」の変身コードと「ズッキューーン!!」のシステムボイスでアキバレンジャーに変身、戦闘時は銃に変形する。
必殺技は「萌えマグナム」。発射時には「いくぜぇ!」と可愛い電子音声(?)が出る。
マシンイタッシャー(2話〜)
アキバレンジャー用のマシンで、その名の通り「痛車」。ベース車両はトヨタ・プリウス。
イタッシャーロボ(2話〜)
マシンイタッシャーが変形して完成する(ただし妄想で)アキバレンジャー専用ロボ。
オタ芸を駆使して戦うが、制御するには多くの妄想力が必要であるため本家よりも制御が難しい。
にじよめ学園ズキューーン葵
アキバレンジャーの世界で前年放送されていた美少女アニメ。
大人気を博し、フィギュアや抱き枕などのグッズ展開の他、劇場版の公開も決定している。
アオイ(市川葵)
「ズキューーン葵」の主人公で、親友のサトミを守って戦うクールな女子高生。無表情系。
アキバレンジャーが変身に使う「モエモエズキューーン」は彼女をモデルとしたフィギュアであり、マシンイタッシャーにもこのキャラクターが描かれている。
武装形態時は右腕・左足・髪の一部がメカ状になる。
ちなみに声優の名前は仮名で「十夜月朱里」と書かれている。
敵組織・邪団法人ステマ乙(すてまおつ)
アキバレンジャーの敵組織で、アキバの文化を否定し、アキバを別の街に造り変えようと目論む悪の秘密結社。11話で「デリュージョン帝国」に改名した。
ドクターZ
ステマ乙の代表取締役社長。第8話で登場する全ての元凶である。その正体は・・・。
マルシーナ
ステマ乙の幹部(再開発部長)。秋葉原征服の陣頭指揮をとり、アキバレンジャーと戦うお色気ムンムンの女性幹部。
赤木曰く、彼の理想の幹部像らしい。ドジっこ属性持ち。
デリューナイト
ステマ乙の専務取締役。銀色のボディを身にまとう戦士。八手三郎のテコ入れによって
ドクターZを裏切るという死亡フラグを建てる。
シャチーク
ステマ乙の戦闘員(平社員)。マルシーナのもとでひた向きにアキバレンジャーと戦う。
マルシーナにいいように使われており、戦いの最中もノルマとかザンギョウとか叫びながら戦っている。
係長
いわゆる毎回の怪人ポジション。公認様のように巨大化するわけではない。しかも覚えづらい。
サングラスや金歯など一部イメチェンして再登場した。
シブヤセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ - 第1話&シーズン痛
シブヤ・コウゾリナ・ヒゲナガ・アブラムシ - 第2話より、水玉コラ光線
カブキチョウメスグロヒョウモンチョウ - 第3話&第5話。シーズン痛でも登場
門前仲町ハシビロコウ - 第4話&シーズン痛
シモキタザワ・ホヤ - 第6話より
代々木シシボケハシリグモ - 第7話より
月島アルパカ - 第8話より。
浅草アルパカ - 第9話にて改名した月島…
モウソボーグ
デリュージョン帝国が、係長に代わって送り込む新怪人。
ドリルサイクロップス - 公認とかわらないデザイン。シーズン痛にも登場
その他
本位田さやか
赤木が勤める「佐々木ポンポコデリバリー」の配達先「ナインワット出版」に勤めており、赤木が密かに想いを寄せている模様。
デカレッド(?)
妄想で戦うことに苦悩しているアキバレッドに勇気をくれたレジェンド戦隊。
中の人などいない 。
公認様・大それた力
アキバレンジャー達が特定の状態(妄想力が高ぶったり、成長したり)になると妄想世界から公認同様の姿のままでレジェンド戦隊が妄想世界に現れ、一緒に戦ったり、アキバレンジャーを強化する大それた力を与えサポートしてくれる。
元ネタは勿論『海賊戦隊ゴーカイジャー』の「大いなる力」である。
デカレッド
登場作品:特捜戦隊デカレンジャー
現実世界のデカレッドに励まされたアキバレッドの妄想の昂ぶりから出てきた公認戦士。アキバレッドと共闘する。
大それた力はデカワッパー、大きな手錠で2つに分かれることができ相手を拘束することができる。
ボウケンレッド
登場作品:轟轟戦隊ボウケンジャー
酔ったアキバレッドの妄想によって第27話に登場した開運フォームで登場。
戦隊の知識を密かに蓄えたアキバブルーの戦隊魂が妄想世界に響き、通常状態で再登場。
アキバブルーと共闘、そして大それた力を託した。力を託す過程で、アキバブルーの胸を触る。かなりセクハラ極まりない行動である。
大それた力はボウケンスコッパー、接近用武器として使用できるが穴を掘って相手を埋めるという使い方もできる。
レッドホーク
登場作品:鳥人戦隊ジェットマン
東映東京撮影所の経験を生かしたアキバレンジャーの前に姿を現し共闘、アキバレッドに大それた力を託しアキバレッドに飛行能力を追加した。
大それた力はジェットウインガー、アキバレッドの飛行能力となる翼である。
ダイソレタキャノン
デカワッパー、ボウケンスコッパー、ジェットウィンガーが合体し弓矢に近い形状のキャノン砲。
赤・青・黄色の3色のビーム光線がらせん状に放ち、敵を倒す。
形状・名前から見れば恐竜戦隊ジュウレンジャーの合体必殺武器「ハウリングキャノン」に似ている。
キャスト
レギュラー俳優および声優
赤木信夫/アキバレッド(声):和田正人
青柳美月/アキバブルー(声):日南響子
萌黄ゆめりあ/アキバイエロー(声):荻野可鈴
葉加瀬博世:内田真礼
三田こずこず:愛川こずえ
マルシーナ:穂花
本位田さやか:森田美位子
スタッフ
原作:八手三郎
プロデューサー:日笠淳・石川啓(東映)、矢田晃一(東映エージェンシー)
脚本:荒川稔久、香村純子
監督:田崎竜太、鈴村展弘
アクション監督:大橋明(AAC STUNTS)
キャラクター&クリーチャーデザイン:さとうけいいち
造形:レインボー造型企画
「にじよめ学園ズキューーン葵」設定協力&アニメーション制作:ベルズンウィッスル
CG・特殊視覚効果:ツークン研究所
音楽:川井憲次
主題歌
オープニングテーマ「非公認戦隊アキバレンジャー」 歌:桃井はるこfeat.山形ユキオ
エンディングテーマ「明日はアキバの風が吹く」 歌:赤木信夫(和田正人)
音楽プロデュース:Project,R
音楽制作:日本コロムビア
制作:東映エージエンシー、東映
非公認戦隊(念)
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
特撮 パロディ 公式が病気 東映 秋葉原 オタク 萌え フィギュア 痛車 深夜番組
激走戦隊カーレンジャー:公認様でギャグ路線を貫いたスーパー戦隊。
時空戦士スピルバン キッチン戦隊クックルン:同じく男女比1:2のヒーロー。
続編 → シーズン痛