美少年とは
辞書上の定義
美少年とは「美しい子供」の意である。
事実「美少女」はかなり後に作られた造語で、多くの辞書には「美少女」は載っていない。
現在では専ら「少年=男の子」を指すためか、若い美男子のみをこう称するケースが殆どである。
多くの辞書が頑なに「美少女」を掲載しようとしないのは、「美少女」という単語が1980年代以降、オタク文化と切り離せない特殊な単語に変容してしまったせいかもしれない。
美少年として名高い人たち
日本史
- 日本武尊(元祖女装美少年?)
- 森蘭丸(代表格と思われがちだが、実は証明する史料は残っていない)
- 天草四郎(美しい処女のよう、という表現が残っているが創作説あり)
- 名古屋山三郎(美少女と間違われ男に嫁にとられそうになった)
- 不破万作(色白の絶世の美少年だったとのこと)
- 浅香庄次郎(戦国三大美少年のひとり)
- 加納惣三郎(新選組を代表する美少年だが実在の人物かは不明)
世界史
- スポルス(奴隷、5代ローマの元首のネロの少年奴隷の一人、離婚した嫁に似ていたので、去勢させて花嫁にした)
- アンティノー(一市民、14代ローマの元首のハドリアヌスに見初められて、寵をうけた少年(青年)。世界史に残るほどの同性愛少年ということになった。)
- ルイ17世(金髪碧眼の美少年だった。性的虐待を受け10歳没。しかし、一部では亡命・生存説が挙げられている。)
ギリシャ神話
- ナルキッソス(ナルシストという単語の語源が彼である)
- アドニス (世界的に「美少年」の代名詞として用いられている)
- ヒュアキントス(アポロンに愛された美少年)
- ガニュメデス (美少年すぎてゼウスに誘拐された)
小説や映画など
その他・実在の人物
- ビョルン・アンドレセン(上述のタッジオを演じた伝説的美少年)
- リヴァー・フェニックス(「BANANAFISH」のアッシュのイメージモデル)
- エドワード・ファーロング(「ターミネーター2」で伝説を残した)
- 美輪明宏(若き日の姿は三島由紀夫が「天上界の美」と称した)
- フェリックス・メンデルスゾーン(作曲家、13歳頃の肖像画が残されているが、美少女と見まごう程である。
日本酒『美少年』
そのネーミングからいろいろネタにされている。
松本零士作品に多く描かれているため、九州以外の地方出身者には架空のブランドと思われている場合がある。
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