インストール、メガレンジャー!
概要
スーパー戦隊シリーズ第21作目の作品。高速戦隊ターボレンジャーに以来の高校生戦士。
当時としては最先端だった携帯電話、パソコン、インターネットなどのデジタル要素が多く取り込まれており、変身もブレスレット・デジタイザーのコード3・3・5を入力し「インストール、メガレンジャー!」の掛け声で行いモチーフとなった電化製品が表示される。
登場人物
メガレンジャー
諸星学園高校3年A組の生徒、同校デジタル研究会のメンバー。
第一話から好物の焼き肉を条件にI.N.E.T.への同行を承諾したことを筆頭にその他にもおバカな行動やどこかふざけた面が目立つ。しかしその反面仲間や市民への思いやりや戦いと自身の行動に対する責任感の強さも持った男。そう根は真面目なのである。リーダーではなく切り込み隊長。
秀才キャラでありメガレンジャーのリーダーでもある
真面目で堅物な面が目立ちその事でメンバーから疎ましく思われたこともあるがだがそこが彼の良い面でもあり健太やみくのようなメンバーを抑えるのも彼の役目。基本的に制服を着用している。
メンバーの中どころか学園内でも天才キャラ(学年トップ)で立体映像や仮想空間を用いた頭脳戦を得意とし、機転を効かせてメガレンジャーを勝利に導くこともある。最初はともかく意外に健太との相性はよく息の合ったコンビネーションを繰り出すことも。
秀才キャラ。カナリヤネジラーによって声を取り替えられ大塚明夫ヴォイスになってしまったことがある(ネジラーは田中恵理ヴォイスに)。耕一郎に気があるらしいがむしろ健太に世話を焼くシーンが多い
ビビデビの力(アイテム)でスーパーみくに変身し5人分の能力を発揮したことがある。健太と同様にどこか抜けた行動を取ることや生き生きし過ぎて周りに迷惑をかけてしまうことも(本人もそれを気にすることがある)瞬に気があるのだがアタックは全て無駄に終わっている。
第24話で参戦した6人目の戦士。シルバーはメガレンジャーのプロトタイプを改造・強化したスーツで五人を圧倒的に上回る能力を持つが変身時間は驚愕の二分半。後述のメガウインガー搭乗のために時間無制限に改造されるものの代わりに能力が低下することになる。
I.N.E.T.の科学者で、メガレンジャーの兄貴分的存在でメガスーツを含め、メガレンジャーが戦っていけるのはほとんど彼のお陰でもある。
呼称表
が/に | 健太 | 耕一郎 | 瞬 | 千里 | みく | 裕作 | 久保田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
伊達健太 | 俺 | 耕一郎 | 瞬 | 千里 | みく | 裕作さん | おっさん |
遠藤耕一郎 | 健太 | 俺 | 瞬 | 千里 | みく | 裕作さん | 博士 |
並木瞬 | 健太 | 耕一郎 | 俺 | 千里 | みく | 裕作さん | 博士 |
城ケ崎千里 | 健太 | 耕一郎 | 瞬 | 私 | みく | 裕作さん | 博士 |
今村みく | 健太 | 耕一郎 | 瞬 | 千里 | 私 | 裕作さん | 博士 |
早川裕作 | ? | ? | ? | ? | ? | 俺(俺様) | 博士 |
久保田博士 | 健太 | 耕一郎 | 瞬 | 千里 | みく | 早川 | 私 |
メガレンジャーの関係者
I.N.E.T.関係
I.N.E.T.の現場監督でありメガシップ内でのトップ。メガスーツの発案者兼開発責任者。
高校生だった五人を巻き込んだことを悔やみつつもそのサポートに全力を尽くす。デジタンクや後述のギャラクシーメガでの前線参加も少なくなくそのため負傷することもしばしば。ギャラクシーメガがピンチになるとこの人が頭から出血するのは最早連動している。
川崎省吾
若いながらもI.N.E.T.のチーフメカニック。戦闘の度にボロボロになるギャラクシーメガを見て嘆きつつもメガレンジャーの戦い方を認め整備などの面でサポートしてくれる。ギャラクシーメガの操縦もこなしメガボイジャー到着までの間の時間を稼ぐ。こう見えてリア充。
ポップ
I.N.E.T.のエンジニアの一人
学校関係
大岩厳
健太たちのクラスの担任。
ダメダメに見えるが生徒たちの事を理解し人一倍心配している。終盤で正体が明かされ非難を受ける五人を擁護した数少ない人物で教師としてそして一人の大人として生徒を守った。
和田シンタロウ
3年A組のクラスメイト。体が大きく強面でクラスメイトからも怖がられている一面があるが実際は口下手で気弱な性格。
岩本ジロウ
3年A組のクラスメイト。シンタロウの弟分であり親友。元いじめられっ子でシンタロウに助けてもらってからは仲良くなる。
恵理奈
千里の親友。終盤で正体が明かされ非難を受ける五人を擁護した数少ない人物の一人で戦隊に負けない程の強い精神で同級生にメガレンジャーの事を認めるよう説得し彼らを応援するよう導く中心人物となった。
高寅成紀
諸星学園高校の校長。
邪電王国ネジレジア
異次元世界・ネジレ次元に本拠地を置く悪の王国で三次元世界の征服を目論み侵攻を開始した。円盤状の要塞デスネジロを攻撃基地としそこからネジレ獣や兵士達を送り込む。
ジャビウスⅠ世
ネジレ次元を支配するネジレジアの王 目玉のような外見を持つがこれは正体を隠すためのカモフラージュに過ぎず正体はエネルギー体でジャビウスハートと呼ばれる機械核を持っていた。その膨大なエネルギーによりネジレ次元が形成されている。ヒネラーによってネジレンジャーやサイコネジラー運用のためこっそり少しずつパワーを奪われてゆき呆気なく消滅してしまう。
かつてのラー・デウスとリー・ケフレンの関係性を彷彿とさせる下りである。
ネジレジア地球攻略軍の司令官。人間を嫌悪しておりさらにはギレール・ジャビウスさえも躊躇なく謀殺してしまうなど冷酷非情な性格。しかし自分の最高傑作であるシボレナ・ユガンデにだけは娘・息子の如く深い愛情を注いでいる。ジャビウスI世をまったく尊敬していないためエネルギーを吸い取るだけ吸い取って消滅させネジレジアを掌握する。正体は久保田博士の旧友、I.N.E.T.の鮫島博士。最後は自らが怪人体となりメガレンジャーとの最終決戦に臨む。
お色気担当の女幹部。ヒネラーへの忠誠が厚い参謀で自ら変装し五人を攪乱することも多い。
その外見は、Dr.ヒネラーこと鮫島博士の死んだ娘、静香。彼女はその遺伝子を用いたアンドロイド。
ワイヤーフレームのような見た目のロボット幹部。
幹部の中で最も前線に出るが最も敗北した幹部でもある。その度に強化されること三回。
自身が暗躍した第8話と彼の持つ剣のこともあり戦闘ではメガレッドとのタイマンが描かれることが多い。
マスコット……にしては扱いの酷い人工生命体。CVは意外にも後のモバイレーツである。
ボールから手足と羽が生えたかのような見た目だが、本作でネジレ獣たちを巨大化させるのは彼の役割であり、一人でネジレ獣を創り出すことも。
ギレール
中盤から登場した幹部。
業を煮やした本国から送られヒネラー達の地球侵攻作戦に参加する。
彼が執り行う卑劣な作戦の数々の標的に、味方であるはずのヒネラー達も入ることがある。
そのために暴走・巨大化させられメガレンジャーと対決させられることに。
スーパーギャラクシーメガをも圧倒し分離したギャラクシーメガを大破させるが……
ネジレジアが送り出してくる尖兵たち。
前者が生物的なデザイン、後者は無機質を追加したデザインとなった強化型。
大半は人語を解す知能を持つが、たまに生物的な本能剥き出しの子が生み出されることも。
ネジレジアの兵隊、戦闘員。紫にオレンジというデーハーな出で立ちである。
いわゆる「てごわいキンクロン」=黒いカラーのボスクネクネもいたりする。
邪電戦隊ネジレンジャー
ジャビウスI世のエネルギーから生み出された五人の悪の戦士。
正体は強力なサイコネジラーであり、自力で巨大変身もこなす。
メガレンジャーを圧倒するが仲が悪い。のちにヒネラーシティで復活する。
巨大ロボ・メカ
基地を兼任している珍しい1号ロボ。その分合体は非常にシンプル。
戦闘中でも内部にはI.N.E.Tの職員が乗ったままであり、ダメージもらう度に中の人がえらいことになる。合体にはメガレンジャーの操作が不可欠だが、その後の操縦自体は基本的に誰でも可能。
比較的破損が少なかったためかその後のVSシリーズに登場している。
ちなみにパワーレンジャー・イン・スペースでは「アストロメガゾード」という名称だが、次作のパワーレンジャー・ロスト・ギャラクシーでは「ギャラクシーメガゾード」なのでたいへん紛らわしい。
サポートロボだが実質上レッド専用機。
声(と言うより電波)で動かす。これなんてジャイアントロボ?
登場してその次の話で敵に操られる可哀そうな子。
健太曰く『心の友』。
両手はガトリングの砲塔となっているが、マニュピレーターとして指のように自在に曲げることも可能……どうなってんだソレ。
上記2機が『超電磁合体』することによって完成する機体。
ビッグバンアタックなんて黒歴史だが、スーパーギャラクシーナックルは男のロマン。
火花を散らす重厚な合体シーンを披露しており、BGMともども作品内の印象も強い。
……が、如何せん登場回数は少ない。
デルタメガを含め、『ガトリングブラスター』を使う時に巨大薬莢を大量に地上へと撒き散らす少し迷惑な面もある。
必殺技のスーパーギャラクシーナックルは所謂ロケットパンチだが、飛ばしている腕はデルタメガのパーツである、念のため。(ギャラクシーメガの腕は合体時に背面に移動している)
『銀河合体』のコールで合体する後期主力メカであり、唯一の5体合体メカ。
必殺技で飛んでいくロケットボイジャー3のパーツはどうなっているんだ。
最終話で木っ端微塵になった数少ないロボ。(他はマックスビクトリーロボ位)
必殺技はボイジャースパルタン。
メガウインガーからメガウイングを受け取ることで、飛行が可能となったウイングメガボイジャーに、必殺技も『ウインガースパルタン』に強化される。
スーパーギャラクシーメガ、メガウインガーとフォーメーションを汲むことで『トリプルメガスパルタン』という最高強化技があるが、使用されたのは一度だけ。
ボイジャー専用羽……ではなくシルバー専用ロボ。
三つの形態に変形できるが、それがまともに生かされたことは無い。
羽を渡すと飛行形態に変形できない。
オートスラーダ
メガシルバー専用マシン。
余談
- コンピューターグラフィック
本格的にCG要素が取り込まれたのもこの作品から始まった
- 放送時間
放送開始当初は金曜夕方にOAされていたが途中から日曜朝に移行し以降スーパー戦隊シリーズがニチアサの定番となる先駆けとなった→スーパーヒーロータイム
- 名前
初期メンバー5人の名字をローマ字で表記し「伊達→Date」「遠藤→Endou」「並木→Namiki」「城ケ崎→Jougasaki」「今村→Imamura」その頭文字を並べると「DENJI→電磁」になる。
- 終盤の展開
終盤では悪の戦士である邪電戦隊ネジレンジャーの登場や主人公達の正体が暴露されて世間から「お前達のせいで敵の被害を受ける」と非難される展開が話題となった。
- 主題歌
今作のOP・EDテーマを歌っているのはのちに仮面ライダーアギトの挿入歌やボーカロイド・KAITOの声を担当する風雅なおと。
関連イラスト
関連タグ
- スーパー戦隊シリーズ 高校生 電化機器 高校生戦隊
- メガレンジャー
- 高速戦隊ターボレンジャー 初代高校生戦隊
- 地球戦隊ファイブマン 敵サイドに特定の集団がいる→銀河戦隊ギンガマン
- 忍者戦隊カクレンジャー 敵サイドに特定の集団がいる→花のくノ一組
- 激走戦隊カーレンジャー 敵サイドに特定の集団がいる→暴走戦隊ゾクレンジャー
- 百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊 今村みくが登場
- 忍風戦隊ハリケンジャー シュリケンジャーの変身体として何人か中の人が出演。
- 爆竜戦隊アバレンジャー 敵サイドに特定の集団がいる→邪命戦隊エヴォレンジャー
- 海賊戦隊ゴーカイジャー 伊達健太が登場。母校の先生になっていた。
- ヒズミナ ギンガマンVSメガレンジャーに登場するシボレナの色違い。
- パワーレンジャー・イン・スペース メガレンジャーの海外版リメイク
- 俺余ってるだろ! ブラックとイエロー、ブルーとピンクがペアになっているためレッドが余っている状態
- 仮面ライダーフォーゼ 高校生をモチーフにしている仮面ライダー
- 仮面ライダーエグゼイド ゲームモチーフの後輩に当たる仮面ライダー。
- GetRide!アムドライバー ボードを操るヒーロー。松風雅也が出演している。
- 大島優子 ネジイエローの化けた少女役としてゲスト出演していた。
激走戦隊カーレンジャー→電磁戦隊メガレンジャー→星獣戦隊ギンガマン