基礎データ
ずかん | No.480 |
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英語名 | Uxie |
ぶんるい | ちしきポケモン |
タイプ | エスパー |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 0.3kg |
とくせい | ふゆう |
図鑑説明
ポケットモンスターダイヤモンド
ちしきのかみ と よばれている。 めを あわせた ものの きおくを けしてしまう ちからを もつという。
ポケットモンスターパール
ユクシーの たんじょうにより ひとびとの せいかつを ゆたかにする ちえが うまれたと いわれている。
ポケットモンスタープラチナ
ユクシーが とびまわったことで ひとびとに ものごとを かいけつする ちえと いうものが うまれた。
ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
ひとびとに さまざまな もんだいを かいけつするための ちえを さずけたと いわれる ポケモン。
概要
『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。初登場は『ダイヤモンド・パール』。
シンオウの準伝説ポケモン(UMAトリオ」)の一種で、エイチ湖に棲む知識の神。
「UMAトリオ」の命名は英語のUMA(未確認動物)に基づいており、ユクシーは「U+Pixie(ピクシー・妖精)」から成り立つと思われる。三種で唯一、英名がそのまま日本名となっている。棲息地のエイチ湖も「英知」から来た地名なのだろう。
鳴き声はきょううん。「強運」に繋がると、ご利益を感じる人も多い。
名前の通り小型の妖精のようなポケモンで、3條の筋が入った凹凸のある頭を持つ。これは知識の象徴として脳をイメージしたデザインだという。通常やや青みがかった白色に黄色の配色で、色違いは白色部分が金色となる。
目を合わせた者の記憶を一瞬で消してしまう能力を持つと言われており、実際に常に目を閉じている。
性別不明な点や足が短くイカ腹な体形、先端がカエデの葉のようになった二尾の尻尾、「葉」の中心と額に赤い宝石状の構造は他の二種と共通している。
UMAトリオの力を合わせるとディアルガまたはパルキアと互角の力になる事から、アカギによって彼らを呼び出すための原動力とされてしまった。
解放後、エイチ湖にて改めて接触・捕獲が可能となる。
『BW2』にてイッシュにも進出。殿堂入り後、20番道路にある「心の空洞」に行くと邂逅でき、その後シッポウ博物館前で接触・捕獲できる。
知識の宝庫である博物館は、ユクシーに相応しい舞台設定であると言えるだろう。
『ORAS』ではホウエンに進出。今作では「未知の洞窟」内に他二種と時間差で登場する。ユクシーの割り当ては20~21時の1時間のみと何故か極端に短い。
外伝の『ポケモン不思議のダンジョン時・闇の探検隊』では、「ときのはぐるま」を守る番人として登場する。
グラードンの幻影を使い、侵入者を追い払っていた。主人公の記憶喪失と関係があると思われたが、そんなことはなかった。礼儀正しく、敬語で喋る。
二次創作においては、頭の形状からしばしばメロンパンやシュークリームに例えられている。もっとも、常時目を閉じている点が扱い難いためか、pixivへの投稿数は他二種に比べるとやや伸びが悪い。
対戦でのユクシー
UMAは他の準伝説トリオと異なり全て単エスパータイプであるが、レベル76と技マシンにて、それぞれ異なる自主退場技と特殊攻撃技を習得するという特徴を持つ。ユクシーは「おきみやげ」と「ギガドレイン」「ソーラービーム」を覚えられる。
この内攻撃技の2つはエスパータイプとしては珍しいものの、汎用草技の「エナジーボール」をUMAトリオ全員が習得可能な上、そもそも自身がかなり防御寄りの能力となっているため覚える意義は薄い。
一方、その耐久力と技レパートリーからサポート面に回ると非常に優秀なポケモンであり、「ステルスロック」と「あくび」によるいわゆる「昆布」で場を荒らしつつ、最後に「おきみやげ」で後続の積み型エースに繋ぐといった戦法を得意とする。また、交代技の「とんぼがえり」も習得可能であるため、出入りを繰り返して攪乱するといった事も可能。6世代では、これに大幅強化された「はたきおとす」も加わった。
あくび・とんぼがえり・おきみやげの並立は、(「スケッチ」やバグの利用を除けば)全ポケモン中ユクシーにしか出来ない芸当である。素早さも、この手のポケモンとしては速めの95を誇る。
ただし、高速回復技は持たないため、単純な「受け」としての起用では同期のクレセリアの劣化となってしまう。持久戦に持ち込む事は考えず、あくまで「使い捨ての場作り」と割り切った動きを取る方が良いだろう。「リフレクター」や「ひかりのかべ」も、より素早さの高いアグノム等に分がある。
なお、妖精との関係性が示唆されているにも関わらず、フェアリータイプの発見以降もタイプに変化は無い。