「お前の夢はなんだ?」→「夢は夜に見るものだ。」
概要
ファッションデザインコンテスト決勝で泉比奈に敗れた、彼女の同級生・杉浦祥子が捨てた準優勝のトロフィーに真木清人がトリケラセルメダル(角繋がり?)を投入して成長体で出現した。夢に破れた杉浦の所持品から誕生したため、スポーツ選手やミュージシャン、画家などを襲い、彼らの夢を破壊し続けた。
恐竜系ヤミーは他の五種のヤミーとは異なり宿主の欲望の増大を目的としていないため、杉浦本人も襲われている。
容姿
鬣がマゼンダで体色が紫のユニコーンの怪人(手足には蹄もある)。
風貌から伊達明からは馬呼ばわりされた(すぐ後藤慎太郎に訂正されたが、鳥系ヤミーと違い何故かあっさり従った)。
ユニコーンは恐竜ではないが、鴻上光生曰く、恐竜系コアメダルに起因するヤミーは『絶滅種や幻獣等、人間が生きた姿を見る事の出来なかった生物群』を模していると言及されている。
なおこれは余談ではあるが、『仮面ライダー』ではユニコーンに酷似した絶滅動物の化石が出土している。
能力
対象者の頭に触れ、その夢を実体化させ(比奈の夢であるデザイナー志望なら衣服の形など)、それを破壊する事で対象者の夢を「壊す」。
夢を破壊する時やした後は上記の台詞を言うのが癖。
夢を壊された人間はまるで廃人になったかのように目標に無関心となり、ひどくなると衰弱して昏倒する。
また、鼻息で撤退用の煙幕を発生させる事も出来る。怪力の持ち主で、泉比奈に腕を掴まれても振りほどいている。
恐竜系ヤミーのため、プトティラコンボでないと斃せない。
最期
映司が自分の意志を保ったままで変身したプトティラコンボのストレインドゥームを受け爆散し、跡にはセルメダル1枚が残った。
なお、比奈が再び学校に通い出したことから、被害者の壊された夢は戻った模様。
余談
火野映司の夢も壊そうとしたが、なんと巨大な地球その物の形で実体化してしまった為、そのあまりのスケールの大きさには流石の彼も恐れを成したのか、壊すのを諦め元に戻してしまった。
流石は火野である。スケールがデカ過ぎる。
『MOVIE大戦アルティメイタム』ではアンダーワールドの怪人軍団として登場。ポワトリン奪還に挑む仮面ライダーウィザードを足止めするが、仮面ライダーなでしこのなでしこロケットパンチで粉砕された。
備考
声を担当した松本大氏は映画「人造人間ハカイダー」のハカイダーの声も担当していた。
あちらは「偽りの正義を破壊する者」という事なので「破壊者」繋がりで起用されたのだろうか。
またこの回の元ネタと思われる話が555にあり、その話にはオルフェノクでありながら敢えて人を殺さず重い怪我に留めて、自分より才能が勝る人の夢を壊す音大の教授(オウルオルフェノク)が登場したが、その彼と戦い殺害したのがホースオルフェノク(木場勇治)だった。
次回作仮面ライダーフォーゼ第5話でユニコーン・ゾディアーツという同じモチーフの怪人が登場した時も如月弦太朗と城島ユウキが伊達や後藤と同じやり取りをしている。
関連タグ
ゼツボーグ:その発生過程とこのヤミーの行動原理がかなり類似している。