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読売テレビの編集履歴

2019-01-24 19:57:56 バージョン

読売テレビ

よみうりてれび

読売テレビは、近畿2府4県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)を視聴範囲とする日本テレビ系のテレビ局である。略称ytv。

概要

社名:讀賣テレビ放送株式会社(Yomiuri Telecasting Corporation)

本社:大阪市中央区城見2丁目2-33


1958年8月28日開局。

毎日放送と並び数多くのアニメ作品を輩出。特に、宇宙戦艦ヤマト名探偵コナンルパン三世は代表作。また、情報ライブミヤネ屋秘密のケンミンSHOWダウンタウンDXといった情報番組やバラエティ番組も制作している。ちなみに、読売テレビ本社前にはコナンがヒットした功績として江戸川コナンのブロンズ像が建てられている。

南九州にある読売と付くテレビ局と区別の為か大阪読売テレビまたは大阪よみうりテレビという表記が見られる。

アナログ放送時代の生駒山親局物理チャンネルはVHFの10チャンネルで、地上デジタル放送のリモコンキーIDもそれを引き継いだ。なお、全国的にリモコンキーIDに「10」を使うのは本局とテレビ愛知だけである。


歴史

  • 1958年
    • 2月12日:新大阪テレビ放送株式会社設立総会を開催。
    • 2月13日:大阪讀賣新聞社(現・読売新聞社大阪本社)などの出資により準教育専門局「新大阪テレビ放送株式会社」(NOTV)が設立。
    • 8月1日:「讀賣テレビ放送株式会社」(YTV)に社名を変更。
    • 8月28日:9時、大阪市北区岩井町2-36(のちに東天満1丁目8-11に住居表示を変更)から大阪第2局として本放送開始。それまで大阪テレビ放送株式会社(OTV。のちに朝日放送株式会社が合併、2018年4月から朝日放送テレビ株式会社)にネットされていた日本テレビの番組を移行させる形で開局。日本テレビ系列第1号局として「ステーション・ネット局」宣言を打ち出す。ロゴは大文字の"YTV"と斜体文字の「よみうりテレビ」の2種。
  • 1960年6月10日:13時15分、大阪で初のカラーテレビ本放送開始(NHK大阪放送局、ABCテレビとともに)。
  • 1967年11月1日:準教育局から一般局へ移行。
  • 1978年10月1日:音声多重放送開始(日テレに続き2局目)。
  • 1988年8月1日:大阪市北区東天満から同市東区(現・中央区)城見2丁目2-33の大阪ビジネスパークに本社を移転。開局30周年を記念し、10マークの使用を開始。仮名表記の「よみうりテレビ」ロゴも使用。
  • 1989年4月1日:クリアビジョン放送開始。
  • 2000年7月1日:初のマスコットキャラクター「テレビヤン」がお披露目。顔がブラウン管テレビの形をしている。2002年9月1日に丸っぽくマイナーチェンジした2代目が登場。
  • 2003年12月1日:地上デジタル放送「よみうりデジタルテレビ」放送開始(JOIX-DTV,14ch)。NEC製に代わり、東芝製のアナログ・デジタル統合マスターの運用を開始。
  • 2007年4月1日:開局50年(2008年)になるのを前に「ウキウキわくわくキャンペーン」を開催。コーポレート・アイデンティティを導入し、黄色い"ytv"ロゴが登場。報道関係、NNNの発信元テロップを漢字で表記する場合は「読売テレビ」となる。3代目マスコットキャラクター「ウキキ」が登場。8頭身のサルをイメージ。
  • 2011年
    • 7月24日:アナログテレビ放送終了。ytv開局当時の様子、東天満にあった初代本社の建物、生駒山のテレビ塔、大阪ビジネスパークにある現社屋を特別クロージングで流し、23:59:59に停波。
    • 10月3日:日本テレビ系列局の全番組ステレオ放送化により、これまでモノラル放送だった読売テレビの番組をすべてステレオ放送に変更。
  • 2014年8月28日:大阪市中央区城見2丁目2-33の現社屋から南西に約400m先にあるシアターBRAVA!(MBSが所有。2016年春に営業終了)の跡地(大阪市中央区城見1丁目3-2)に新たな社屋を建設することを発表。新社屋の敷地は大阪城の北東側にあり、敷地面積は現社屋の1.5倍に広がる。2016年10月に新社屋建設工事が着工。2019年2月の竣工と開局から61年となる同年8月28日の稼働開始を目指す。現社屋はパナソニックが2020年4月からすべて借り上げ、社内カンパニー「コネクティッドソリューションズ社」を移す。
  • 2018年4月2日:開局60年を迎えるのを機に、4代目マスコットキャラクター「シノビー」とその相方「ニン丸」が登場。ytvの「社員」ならぬ「社忍」としてPR活動を行う。

読売テレビ開局のきっかけ

1953年、日本テレビ放送網株式会社は東京での開局(8月28日)に先立ち、大阪にも放送免許の申請を電波監理委員会に行ったが、当時大阪では2波しか割り当て電波がなく、NHK大阪放送局と大阪テレビ放送株式会社(現:朝日放送テレビ株式会社)の2局に免許が与えられ、「日本テレビ大阪放送局」の免許は却下された。理由について「東京地区を代表する日本テレビが大阪で電波を出すのは"越境"である」とのこと。日テレを率いる正力松太郎は札幌・名古屋・福岡にも放送免許の申請を行ったが、大阪と同じく「越境」という理由で却下された。

1950年代当時大阪に進出したばかりの読売新聞は、朝日新聞や毎日新聞などと販売部数で競い合った。OTVは朝日新聞・毎日新聞とABC・新日本放送株式会社(現:株式会社MBSメディアホールディングス)によって設立されたテレビ局であることから、当時の大阪讀賣新聞社(現:読売新聞大阪本社)社長・務臺光雄は「部数を伸ばすには自社系列のテレビ局が必要」と確信し、大阪讀賣新聞社が中心となって関西の財界などの出資によるテレビ局を作ろうと決心。

放送局の社名は「新大阪テレビ放送株式会社」。New Osaka TelevisionからNOTVと略した。1957年2月に設立の発起人総会を実施。社屋は大阪市北区岩井町(のちの東天満1丁目)の東本願寺天満別院跡地に建てられた。1956年10月に放送免許を申請し、1957年10月に準教育局として新大阪テレビ放送に予備免許が交付された(10チャンネル。JOIX-TV)。1958年2月12日に設立総会を行い、同年8月1日に「讀賣テレビ放送株式会社」(YTV。よみうりテレビ)に社名変更、同月28日にOTVにネットされていた日テレの番組を完全移行させる形で、関西地区で2局目の民放テレビ局として開局した。これにより、関西で流れなかった日テレ番組のスポンサーの不満が解消し、読売新聞の西日本における部数増に貢献した。


コールサイン・チャンネル

コールサインJOIX-DTV
チャンネル14ch(生駒山大阪デジタル)
リモコン番号10

読売テレビは大阪地区のアナログテレビ放送の第10チャンネルで、デジタルテレビ放送のリモコン番号にも引き継がれた。1957年、すでに開局していた大阪テレビ放送(現:朝日放送テレビ。第6チャンネル)、すでに設立されていた大関西テレビ放送(現:関西テレビ放送。第8チャンネル)に続く大阪地区民放3・4番目のチャンネルをめぐり、新大阪テレビ放送(NOTV)は新日本放送(現:毎日放送)、近畿教育文化テレビ、関西教育文化放送と競合。NOTVは兵庫県姫路地区のNHKに割り当てられていた第2チャンネルを大阪地区へ振り分けることを提案。これが通り、第4チャンネルで送信されていたNHK大阪放送局には第2チャンネルが割り当てられ、空いた第4チャンネルと第10チャンネルが準教育局として免許が与えられることになった。しかし教育2社の処遇をめぐり、1957年当時郵政大臣だった田中角栄はNOTVとMBSの合併を提案したのに対し、NOTVは拒否した。次いで教育2社が合併しMBSとNOTVのいずれかと合併することとなり、押し付けあった末、NOTVは日本テレビと同じ第4チャンネルをあきらめる代わりに、単独開局の道を選び第10チャンネルを割り当てられた。MBSは第4チャンネルを選び教育2社と合併した。


スタジオ

本社

大阪市中央区城見2丁目に1988年4月完成。東天満から段階的に社内の引っ越しとスタジオ稼働を行い、同年8月1日に主調整室(マスター)も移動し、完全に現社屋からの放送となった。

  • 第1スタジオ (2階・180坪) - 『大阪ほんわかテレビ』『ウェークアップ!ぷらす』『そこまで言って委員会NP』
  • 第2スタジオ (2階・100坪) - 『朝生ワイドす・またん!』『あさパラ』
  • 第3スタジオ (2階・100坪) - 『情報ライブ ミヤネ屋
  • 報道スタジオ (75坪) - 『かんさい情報ネットten.』

東天満時代は2つの汎用スタジオ(報道用を合わせると3つ)があった。本社移転にあたり汎用スタジオを1つ増設。汎用スタジオは大型1つと中型2つの計3つとなり、全体的にスタジオ面積を拡大。移転の際、1スタは初代本社1スタ、2スタは初代本社2スタからそれぞれの機材を移設した。


東京地区

  • 多摩スタジオ
    • 1993年、東京都八王子市の京王相模原線京王堀之内駅前に多摩スタジオをオープンした。在阪局が東京にテレビスタジオを置くのは、関西テレビが東京メディアシティに開設したレモンスタジオに続き2つ目。スタジオは2つ。2003年に建物を解体し更地にした状態で売却。跡地にマンションが建っている。以降は東京タワースタジオ(現在は東京タワーメディアセンター)、渋谷ビデオスタジオ(2007年9月閉鎖)、東京メディアシティなどでの収録に切り替わった。現在東京で収録する番組のスタジオは、『秘密のケンミンSHOW』がTMC内のTMC-A1スタジオ、『ダウンタウンDX』がTMC内のTBS砧スタジオとなっている。一部の番組は、日テレの生田スタジオで収録されるケースもある。
  • 東京支社
    • 東京都港区東新橋(汐留)の日本テレビタワー20階にある。在阪準キー局の東京支社が在京キー局の本社内にある唯一のケース。ytv本社と東京支社の間には常に使用できる専用中継回線で結ばれており、『情報ライブ ミヤネ屋』などで使われている。

主な放送番組

アニメ

深夜アニメは、月曜深夜のMANPA枠で放送されている。

現在放送中

放送終了

報道番組

情報・バラエティ番組


64分にわたる放送中断

1990年5月9日午後1時59分から午後3時3分頃まで、関西地区で読売テレビの放送が64分間中断する放送事故があった。原因は奈良県生駒山にある送信所のトラブルとみられ、送信所に技術スタッフが急行するまでの間画面は砂嵐だった。このため関西地区のみ午後2時からの『2時のワイドショー』が見られず、午後3時からの日本テレビからのネット受けの『キャッチ』も冒頭の3分ほどが削られてしまった。これだけの放送中断は史上初であり、読売テレビには1,500件もの苦情が寄せられた。


その他

  • MBS・ABC・カンテレとは異なり、同じ日テレ系列の四国放送(JRT)があるためか徳島県は放送対象地域となっておらず、直接受信できる地域も少ない。したがって、テレビ欄では、全国紙の徳島版では基本的にハーフサイズ、地元紙の徳島新聞にいたっては1/4サイズで表記される(ほか3局はフルサイズ)。
  • ytv発全国ネットのテレビアニメでは、視聴注意テロップ「○○からのお願い…テレビアニメを見るときは部屋を明るくして離れて見てくださいね」という他局で見られない特徴的な注意文を使用している。「○○」にはコナンなどメインキャラクターの名前が入る。ytvが制作に関わっていないアニメの場合は、「テレビアニメを見るときは…」となる。
  • ytvは鉄道会社で積極的に番組宣伝を行っており、JR西日本では、大阪駅に専用ボードがあるなど、改変期に番組を宣伝する。また夏と秋にはJR西日本管内の特定の地域を舞台とした『名探偵コナン ミステリーツアー』を行う。
  • 3代目社屋の建設中、仮囲いには大阪城公園エリア、OBPエリア、京橋エリアの地図である「城まちマップ」があったり、放送10周年を迎えた『秘密のケンミンSHOW』でこれまでに取り上げられたネタが「46道府県からの挑戦状」として紹介されたりした。また『名探偵コナン』のオープニングセリフからセレクトされた10の名台詞と、キャラクターが戦国時代のコスチュームに身を包んでいる建設地限定のポスターもあった。また、3台あったタワークレーンには「はにわさん号」「森ちゃん号」「す・またんバンド号」という名前がついていた。

関連タグ

近畿地方のテレビ局(徳島県を含む)

毎日放送(MBS) - 朝日放送(ABC) - 関西テレビ

テレビ大阪 - サンテレビ - 京都放送(KBS京都)

四国放送(JRT)


大都市圏のその他の系列テレビ局

日本テレビ 中京テレビ 札幌テレビ 福岡放送


関連リンク

公式サイト

[twitter:shinoby_ninmaru]

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