間違いじゃない……! 間違いのはずが無いんだ!
プロフィール
真名 | アタランテ |
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身長 | 166cm |
体重 | 57kg |
スリーサイズ | B78/W59/H75 |
属性 | 混沌・悪・地 |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ |
イメージカラー | 黒 |
好きなもの | 子供達 |
苦手なもの | 綺麗事から目を背ける聖女 |
ILLUST | 近衛乙嗣(FGO) |
CV | 早見沙織 |
概要
『Fate/Apocrypha』に登場。純潔の狩人アタランテが、かつてアルテミスの神罰として暴虐の限りを尽くした「カリュドーンの魔猪」の毛皮を纏い、凶暴化した姿。
『Fate/GrandOrder』第2部ではバーサーカークラスで実装された。
人物
『Apocrypha』と『Grand Order』ではこの形態に至る経緯が異なっているため、人物描写が大きく異なっている。
『Fate/Apocrypha』
宝具『神罰の野猪』の項目を参照。
アーチャークラスのアタランテが、宝具『神罰の野猪』を発動することによって変貌した姿。なお、バーサーカーにクラスチェンジしたかまでは不明。
本来彼女が抱いていた「全ての子どもを救う」という使命感が子どもの霊(怨霊)を救わなかったルーラーへの憎悪へと「反転」した上での変化だったが、この時点ではまだオルタという呼称は用いられていない。
本来アタランテには伝承において魔猪の毛皮を纏ったという事実は存在しない。
このためアタランテ自身も、最初は何故これを宝具として持っていたのか分かっていなかった。しかし、上述した激しい憎悪が引き金となって初めてこの宝具を発動するに至った。
怒りと憎しみは宝具の性質によって極限まで増幅されており、文字通り一匹の魔獣のような、荒々しさとおぞましさを見せつけている。
また高度な狂化によってその思考も混濁としており、ジャンヌに対する言葉も勝手な期待とそれへの裏切りに対する憤怒と、逆恨みに近い激情によって突き動かされている。
『Fate/GrandOrder』
獣の世界と化したロシアに招かれ、「狩人」から「魔獣」へと反転した状態で召喚された姿。
召喚された地に強い影響を受けたためか、上述のような憎悪という発動条件を必要とせずこの姿になっている。
普段は狂化レベルが低く、アーチャークラスのアタランテとほぼ変わらない振る舞いを見せている。
イベント『Inheritance of Glory』ではアーチャーのアタランテが宝具使用によって変身した。この際には平時の状態で先に発動条件を教えてもらったことにより、暴走のリスクを回避している。もっとも『Apocrypha』世界において令呪なりで平時のアタランテに強制発動させた場合、同じ結果になるかというのは不明。
また、マテリアルでは「毛皮を剥がすとアーチャークラスに戻る」と言及されている。
アーチャークラスとの大きな違いは、思考回路が狩人の「追い込みの美学」ではなく、魔獣が持つ「野獣の論理」に基づいているということ。
頭は回るが人間らしい狡猾な搦め手は使わず、迅速に直接的に獲物を仕留めることに思考が特化しており、より直線的で暴力的になっている。
元々野性的な思考の持ち主だったが、この状態ではより「動物的な思考」を持つようになり、「人間的な理性」より「自身の野性的な規範」を重視する。
そのため規範に反しない限りは協力的だが、規範に反した場合はあらゆる交渉・説得を受け付けない。その姿はまさに野生の獣そのものである。
戦闘時には狂化ランクが一時的に上昇する。このため、マテリアルを読んでいないマスターには「妙に冷静だったはずのアタランテ・オルタが、戦闘が始まると急に自分がバーサーカーであることを思い出した」ように見えてしまいちょっとした話題になった。
一方、自身のかつて願った理想と、いつかの聖杯戦争で牢記されてしまった冷酷な現実との狭間で懊悩しており、これは劇中でも彼女の行動原理に強く影響を及ぼしている。
再臨を繰り返していくことでその姿はよりおぞましくなり、あるべき英雄の姿から遠ざかっていく。本人はそのことを認め、進んで闇へと堕ちることを受け入れていたのだが、そんな彼女が最終再臨で辿り着いた「本当の最果て」は平和に満ちた光だった。
ちなみに上述した通りアタランテが魔猪の毛皮を纏ったという伝承は存在しないため、バーサーカークラスを指定して召喚しない限りはこの姿で呼ばれることはありえないと推測される。FGOでの登場はあくまでロシア異聞帯の影響によって生まれた可能性と考えられる。
コミカライズ版『turas realta』では1部第一章のオルレアンにも登場。ジャンヌ・オルタ陣営にバーサーク・アーチャーとして召喚されたアタランテだったが、子どもを殺害するよう強制されたことに激怒。抵抗して暴れたため、ジル・ド・レェの海魔に拘束・洗脳されて無理矢理オルタの姿にされてしまう。最後は主人公陣営に差し向けられ、敗北・消滅した。
イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』では、密林のジャガー(虎)に乗せられプロレス大会に参加。当初は乗り気ではなかったようだが、強いレスラーを尊敬する子供達から応援されていくうちになんだか良い気分になっていた。
子供好きが転じて危ないお姉さんになってしまう、というのは割とありがちなギャグなのだが……影を背負うことなく声援を浴び、無邪気に笑っていられた彼女はある意味で救われていたのかもしれない。
一方、イベント『ぐだぐだファイナル本能寺2019』の後半戦「ぐだぐだファイナルまじん戦線」には、魔神セイバーに与する武将「武田アタランテ・オルタ」が登場。
動物と子供たち以外お断りな「全アタランテの夢が集まる希望の理想郷」甲斐けものパークを作っていた。
かつて聖杯に願った理想は、あるいはこのような形だったのかもしれないが、そのあたりの干渉が丸ごと吹っ飛ぶレベルのトンチキ具合だったこともあってか、ノーリアクションで壊滅させられている。
真名
アタランテの項目を参照。
能力
アーチャー時と同様弓矢も扱うが、荒々しい野性的な肉弾戦が多くなる。
EXアタックでは巨大な猪に変身して敵に襲いかかる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C++ | C++ | A+ | B | E | B+ |
保有スキル
獣化(B) | 全パラメーターを2ランクアップさせる。狂化Aランクに匹敵する強さだが、理性を奪われることはなく、冷静な思考を保ち続ける。ただし獣としての論理を構成し、そこからはみ出ることもなくなる。 |
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単独行動(A) | 本来はアーチャーのクラススキル。マスター不在でも行動できる。ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。 |
自己進化(EX) | 自己改造を上回る、自身への改良スキル。目的遂行の如何なる障害も乗り越えられるように、自身を秒単位で進化し続ける。ただし、目的に特化するあまり応用性が自己改造より低い点がデメリット。 |
野獣の論理(B) | 獣に変化したための戦闘思考。搦め手は使えないが、迅速に相手を殺害するための思考速度が高速化する。自己進化スキルと連携させることで敵を倒す速度がさらに増す。 |
アルカディア越え(A) | 内容、ランク共にアーチャークラス時と同様。敵を含む、フィールド上のあらゆる障害を飛び越えて移動できる。 |
宝具
闇天蝕射(タウロポロス・スキア・セルモクラスィア)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1〜99
- 最大補足:1人
燃ゆる影…裏月の矢…我が憎悪を受け入れよ!
狩猟の女神、守護神アルテミスから授かった『天穹の弓(タウロポロス)』を自身に取り込み、自身を矢として全魔力を注いだ弾道ミサイルの如き一撃を放つ。
全魔力を注いだ一撃を喰らった相手は、粘着質の「闇」に取り込まれ、強制的に同化させられる呪いのようなものを受ける。
これに抵抗するためには、極めて強力な対魔力スキルが必要。
ゲーム内効果としては、敵単体に超強力な攻撃&宝具封印状態を付与(1ターン)&呪い状態を付与(5ターン)。
神罰の野猪(アグリオス・メタモローゼ)
- ランク:B+
- 種別:対人(自身)宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
生前贈られた魔獣・カリュドーンの皮を身に纏うことで対象を魔性の存在へと変貌させ、理性を奪う代わりに強大な力を与える。身に纏ったアタランテは黒い靄に包まれて幸運以外の全ステータスが上昇、さらにAランクの「変化」が付与され、状況・環境に応じた形態変化が可能となる。
本来のアタランテも宝具として所持しており、発動は任意で可能だったが、
バーサーカー召喚された場合は恐らく常時発動していると思われる。
Fate/GrandOrderでの性能
☆4バーサーカー4騎目のQuick宝具バーサーカーだが、初の単体攻撃宝具タイプ。
《HP:10,634/ATK:9806》とステータスは攻勢よりのバランス型で、《Quick:2/Arts:1/Buster:2》というランサー型のカード配分をしている。
宝具がQuick属性であるためQuickブレイブチェインを組むことが可能で、これらの特徴を持つバーサーカーはヒロインXオルタに次いで二人目となる。
攻撃のヒット数が〈Q:3/A:1/B:3/Ex:5〉かつ、バーサーカーでもトップクラスのカード性能を誇り、バーサーカーにあるまじきNP効率とスター発生効率を獲得している。
「狂化」スキルの代替として「獣化」を獲得し、さらに「単独行動(A)」でクリティカル威力も底上げされているなど、Buster一辺倒ではないながらも瞬間火力は折り紙付き。
スキルは、スター獲得と同時に1ターンスター集中度アップを発動させる「自己進化(EX)」、アーチャークラスから引き継いだ1ターン高倍率全体Quick性能アップスキル「アルカディア越え(A)」、1ターンの回避状態付与に3ターンのクリティカル威力アップの「野獣の論理(B)」、の3つ。
「自己進化」によって、生み出したスターを自力で吸い上げるという独特の特性を発揮し、「自己改造」の上位互換という設定が十全に活きている。
加えてこれまでスター集中率が低いキャラの所有者が極端に少なかったQuick強化の「アルカディア越え」でサポートをこなす素質を持ち、「野獣の論理」で1ターン攻撃をしのぎながら攻撃の鋭さをさらに磨くこともできる。
その時のカード配分によって、基本的にスターを吸わないクラス特性を利用して他にスターを回してサブアタッカーに徹するか、自己進化でスターを吸い上げて自らがクリティカルアタッカーになるかを選択できる特殊なアタッカーと言ったところであろうか。
宝具は上述の通り。
対魔力スキルがない限り宝具封印が確定するうえ、ピンポイントで痛打を通すことが可能。
呪いは500×オーバーチャージLvとオマケ程度だが、誤差の範囲ででもダメージを蓄積させて倒したい堅牢な敵には有効に働くことがある。
自己耐久を1ターン回避のみに依存する点が弱点だが、それ以外の弱みが少ないという安定した性能のバーサーカー。
アタッカーとしてもサポーターとしても機能し、スキルや礼装にそこまで依存する必要がない、個性的かつ利便性の高い性能を獲得している。
育成に関して、霊基再臨自体は意外に易しい部類になるが、スキル育成に2部1章からの新アイテム「励振火薬」が最大180も必要になるのが辛いところ。
関連人物
Fate/Apocrypha
黒化反転することになった原因。
彼女の因子を吸収した影響は、衣装の露出度や自身の外見に強く反映されている。
不俱戴天の怨敵。
結論から言えば八つ当たりにも等しい恨みなのだが、アタランテはこの霊基において強い憎悪を募らせていた。
同時に自身の醜悪さを正面から受け止めた相手として、『FGO』では不承不承だが認めてもいる。
『Apocrypha』では同陣営だったが、絡みは少なかった。
『FGO』のコラボイベントでは宝具でオルタに変わった姿をモードレッドから「露出・強(誤字にあらず)」呼ばわりされ、ショックを受けながらアーチャーに戻っていた。
同じ赤陣営でタッグを組んでいたライダーのサーヴァント。
彼から好意を寄せられ満更ではなかったのだが、獣化し暴走するアタランテを看過できず立ちはだかり、最期は共倒れとなった。
FGOにおいてもその記憶は引き継がれており、軽く憎まれ口を叩きながらも、彼に対して感謝の意を示している。
なお、コラボイベントではアキレウスにこの姿を「アリ」と評され、酷く恥ずかしがっていた。
弓の師を同じくする、ギリシャ神話のヒーローメーカー。聖杯大戦では黒陣営として敵対していた。
『FGO』のコラボイベントでは彼の偽物が宝具を使いそうな状況になった際に、その宝具が「予兆も予備動作も無いので狙われたら運任せ」とケイローンから忠告されているが、幸運Eだった彼女は「つまり、諦めろと!?」と絶望の叫びをあげた。
Fate/Grand Order
北欧の大英雄で、ロストベルトNo.1では自身と同じく汎人類史の断末魔の叫びによって召喚された。自身とは別の反逆軍を率いており、のちに同盟関係を結んで共闘することになる。
なおベオウルフの格好が全裸だと誤認していたらしく、思い起こすにあたって少し恥じらう様子を見せた。まぁ、吹雪で視界が霞んでいるところに魔力で望遠して確認した程度なのでやむなしである。
ベオウルフ同様汎人類史の叫びによって召喚され、反乱軍に加担して共闘することになる。
そして終盤、ある事情から互いに一騎打ちに挑むことになる。
ヤガの反逆軍
イヴァン雷帝に反抗するヤガたち。
アタランテは容姿と指導力から受け入れられ、リーダーとして指揮を執っていた。
彼女の反乱軍は女性や老人、そして子供が多い「弱者の集団」であり、彼らを生かすために終始心を砕いていた。
かつて第一特異点で、アーチャークラスの自身(上記漫画版ではオルタ自身)に悪事の片棒を担がせた女。
その他本物のジャンヌとの因縁など、不和を招きそうな要因はいくつもあったのだが……カルデアに召喚されて以降は、ラスベガスのカジノで大負けした者同士という形で初邂逅。
まさかの意気投合を果たすことになった。
関連イラスト
メイン画像のような毛皮を纏った姿は一度再臨した時のもの。
シナリオではこの姿での登場が多い為か、
pixivではよくこの格好で描かれる事が多い。
関連項目
Fate/GrandOrder サーヴァント バーサーカー(Fate)
淫紋:霊基第三段階のアタランテには、おへその下に何かの紋章が刻まれている。それが薄い本でよく見かけるアレそのものだとして話題となった。