ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

横山三国志の編集履歴

2020-02-20 01:33:55 バージョン

横山三国志

よこやまさんごくし

横山三国志とは横山光輝の漫画『三国志』のことである。

横山三国志とは、横山光輝が描いた三国志の漫画である。


概要

単行本は全60巻(文庫版では30巻)の長編歴史漫画。


桃園の誓いから始まり、最後はの滅亡で終わる。

長期にわたる休養や掲載誌の変更などを挟んだとはいえ、黄巾の乱から赤壁の戦い、三国鼎立、曹操劉備の死、孔明の死、蜀の滅亡まで描ききっている。


劉備陣営を主役に据えながらも曹操孫策呂布といった他の勢力を主体としたエピソードにも多くのページ数や章が割かれており、劉備陣営側にとっては敵でしかない武将達もそれぞれの所属する陣営での忠臣ぶりや活躍が描かれているなど、群像劇的な側面を持っている。そのため三国志入門としてはうってつけの作品であり、この漫画から三国志を知った人も多い。


ただし序盤のハイライトである官渡の戦いが数ページの経過説明のみという不自然な構成になっていて、この点は三国志ファンからはよく批判される。これはその頃の連載がちょうど掲載誌移籍と被ってしまい、官渡の戦いそのものにも主人公の劉備たちはほとんど登場しないことから、新しい読者も入ってくるだろう状況では相応しくないとされたためとの事。


また全60巻のうち孔明の死(五丈原)を描いたのは59巻目途中で、そこから蜀滅亡までの30年は1巻足らずの、駆け足描写となっている。


三国志演義は史実とはかなり異なる内容であることは良く知られているが、横山三国志はその三国志演義からも逸脱した内容が多く含まれる(序盤の劉備の活躍や、黄巾の乱で劉備が張宝を討ち取る等)。これは底本にしているのが原典の三国志演義ではなく、それを大幅にアレンジした吉川英治の小説版であるため。しかもそれをさらに横山氏独自の解釈で膨らませ、オリジナルストーリーまでも少しばかり含んでいる。ちなみに「吉川三国志」も文庫本8巻にわたる大作であるが、8巻を中ば過ぎた孔明の死から蜀滅亡までかなり端折られて書かれているだけでなく、関羽と交友関係にあった老僧が関羽の死を夢で知った話までつけくわえられている。


本作品は「三国志演義」の漫画化というより「吉川三国志」の漫画化、ひいては三国時代をモデルにしたオリジナルの漫画作品でもあるとして楽しむべき作品だろう。


アニメ

テレビ東京系で「横山光輝 三国志」として1991年10月18日から1992年9月25日までテレビ東京系列で放送された。全47話。ストーリーは原作とほぼ同じだが漫画では省略された官渡の戦いが描かれていたりアニメオリジナル要素が多々見受けられ、物語は赤壁の戦いで終了している。


主な登場人物





他多数


ネット上では

登場人物のセリフが結構個性的であるため、よくネタとして使われている。

一例


近年ではLINEのスタンプにもなっていたり三国志大戦でもレジェンドカードとして登場していた(現在は全員排出停止)。また、ver2.1にてストーリーモードで横山三国志のキャラクターを使ったストーリーも存在していた。


関連イラスト

詰め込んだ横山三国志『キラキラ』アイコンまとめ

誓約の時君と余だ。


関連タグ

横山光輝 三国志 三国志演義 日経三国志


外部リンク

横山光輝公式サイト

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました