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曹操

そうそう

曹操とは後漢時代に生まれた、事実上三国時代の幕を開いたともいえるリアルチートの一人である。
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概要

字は孟徳(もうとく)。幼名は阿瞞(吉利とも)。
後漢の末期に生まれ、朝廷に官僚として仕えた。
その後、群雄割拠をのし上がって魏王に至るが、孫権に敗れて江南制圧に失敗し、その直後に劉備が蜀で独立したことにより、後漢の版図を完全掌握する事はできなかった。

実質上の王朝の祖で、魏王朝成立後に武帝と諡号される。

以下に、彼のチートっぷりを簡潔に記す。

政治家として

韓浩の献策を受け「民屯による屯田制」を採用。
「荒れ果てた耕地を流民や黄巾党出身の帰順兵に与えて耕させ、兵士の徴用義務を与える」事で軍事・食糧生産の両面において爆発的に国を強化することに貢献した。
また軍事参謀を常設したり家柄や出自・素行に拘らず部下を採用するなど、人事面においても辣腕を振るった。郭嘉などはこのような彼の人事任用における寵児とも言える。

軍人・兵法家として

「孫子」に注釈をつけるほどの当代一流の兵法家であり、またそれを実戦に活かす事にも長けていた。
とりわけ得意としたのは孫子が重視した、戦わずして勝つ謀略戦と相手の隙を見逃さない奇襲戦である。
彼を飛躍させた「官渡の戦い」、馬一族や呂布との戦いなどそれが発揮された戦は数多い。
部下を適材適所に配置することが得意だったこともあり、最終的には袁紹・呂布・袁術・劉表など当時隆盛を誇った様々な群雄を打ち破り、華北のほとんどを手中に収めた。

文人として

息子の丕、植と共に後に「建安文学」と呼ばれる漢詩文学の気風を作り上げた。
高所に登れば詩を詠み、また夜にはしばしば詩作に励んでいた彼の詩は簡潔ながら力強い作風であった。
漢代の頃はあくまで「添え物」としての扱いでしかなかった文学を庇護・醸成した彼の業績は、息子の丕の代になって大きく花開く事となる。

文化人として

彼は「九蒕春酒法」と言われる新たな酒造法を開発したといわれる。
これは今日の日本で「段掛け法」と言われる醸造法に酷似しているが、それが中国からもたらされたものならば彼は間接的に日本酒の生みの親とも言える。

その他

民間伝承レベルであるが若い頃に当事親友だった袁紹と他人の嫁さんをさらいに行ったり、大人になればなったで他人の兄嫁に手を出そうとして危うく死に掛けたり(まあ、理由はそれだけではないが)と、プライベートでは意外とヤンチャな人間ではあったらしい。
ちなみに史書に残ってるだけで嫁や息子が二十名以上いる。妊婦や新生児死亡率が非常に高かった当時の事情を考慮に入れると(こういった人たちは史書には記されないので、実際の数はさらに跳ね上がる可能性が大きい)正直頑張りすぎである。

そんな彼の唯一といっていい欠点は容姿であった。(当時の武将たちの平均に比べて)背が低く、風貌も冴えなかった旨が史書に書かれている。
…とはいえ、こんだけ別の才能に溢れている時点で正直既におなかいっぱいである。

持病

曹操は青年期から晩年にかけて、酷い頭痛持ちだったという。
それは年を追う毎に悪化し、晩年は悪夢や幻覚にうなされたり、就寝中に急に剣を振り回して暴れだしたという話もある。特に暴れだした際に部下を殺してしまったこともあるらしく、以後は寝所には腕の立つ衛兵を置き、就寝中は誰も近づけさせなかったらしい。
彼が慢性的な頭痛持ちであったことは歴史書や、彼の陵墓から発見された石枕(当時の頭痛対策グッズ)が発見されたことからも明白である。
原因については名医「華佗」の話で脳腫瘍であるらしきことが語られており、それが頭痛の原因だったのではと言われている。

余談

2009年12月、彼の陵墓が中国河南省において発見された。

彼の祖父である曹騰は宦官(罪として、或いは後宮の世話や皇帝の雑事を行う為に自発的に睾丸を去勢した人々。曹騰は後者)でありながら桓帝の寵を得た(一説には皇帝擁立への手助けを行ったとも)事で家を残すことを許され、夏侯家より曹嵩という養子をもらい、彼が後に曹操の父となったのである。
そういうわけで、曹操は実質的には夏侯氏の血筋なのである。

悪党?

  • 』の皇帝を支配下にし、実質『漢王朝』を滅亡させた時の権力者。(当時すでに機能していなかった、が正しいが)
  • 敵にも味方にも容赦ない。
  • 徐州での戦で民を大勢死なせる。
  • "主人公"劉備の最大の敵。
  • 人妻大好き。



など、曹操を悪党にしようとすればできる理由は多くある。
だが、これは後の時代に儒教などの考え方に反する行為であったという事や、
『三国志演義』で「劉備=正義…彼の考えに反する相手は全て悪」といった考え方が招いたものである。

近年では曹操の功績・評価が見直されていることもあって、日本国内の三国志好きのみならず中国本土においても魅力的な人物であることが広まっている。

まあ結局のところ、乱世の英雄というのは、皆曹操と同じような事をしていますから…。
『三国志演義』などを初めとする物語と歴史書があまりに有名なのが、逆に悪評をもたらしていた感じはある。

主な親族

劉夫人
丁夫人
卞皇后
杜夫人

卞皇后との子
曹丕
曹彰
曹植
曹熊
劉夫人との子
曹昂

曹節(献帝の皇后)
金郷公主(何晏の妻)

従兄弟など

夏候惇
夏候淵
曹仁
曹洪

養子

何晏(何進の孫)
秦朗(杜夫人の子)

創作物における曹操

三国志演義

おおむね漢帝国を簒奪した悪役として描かれているが、非常に器の大きい人物としても描かれている。
むしろ史実や語り物でのやんちゃを封じられてしまった劉備の影が絶妙に薄いので、関羽張飛コンビや諸葛亮に対する裏の主役と思ってしまっても差し支えなさそうである。

横山三国志

CV:松本保典

我が道に一切の暗雲無し!


演義通りの「乱世の奸雄」のイメージそのままの野心家。
「赤壁の戦い」後における関羽の伏兵部隊出現に驚愕するコマはしばしばコラ素材として使われている。


蒼天航路

CV:宮野真守

乱世の奸雄


主人公。作中随一のチートキャラとして描かれている。
それだけに「ならばよし」など印象的な台詞も多い。


SLG三國志シリーズ

どのメーカーのどの作品においても人材の質、量ともに豊富で立地も良いため、劉備や孫一族と共に初心者向け勢力の一つ。
ただ序盤から中盤にかけては中央部に位置しており、周囲は董卓、袁紹、袁術など大勢力がひしめきあってるので、苦しい戦いを強いられることもある。
逆に袁家滅亡~赤壁直前のシナリオあたりだと対抗できる勢力がほとんどなく無双状態。

本人の能力も極めて優秀で、前線で戦うことも可能。ただし、武力はそこまで高くないので相手が文官でもない限り一騎討ちなどは受けないほうが無難であり、中心~後方で政治向きな仕事をさせるのが無難。

真・三國無双シリーズ

CV:岸野幸正

曹操さまー


覇道を以て天下に秩序をもたらさんとする野心家として描かれている。
『5』以降はその野心が私欲からではない信念を描かれるようになっていく。

ニコニコ歴史戦略ゲー・iM@S架空戦記シリーズにおける曹操

天才として描かれたり、変態として描かれたり、はたまた演義同様に覇王的存在として描かれたりラスボスを務めたりとあらゆる役柄を自重せずこなす万能選手。
上記のように能力自体は極めて優秀なので助演・主演を問わずやたらと活躍したり、印象的なキャラになる事が多い。
変態の時は特に「17歳」などと呼ばれる事もある(先駆け的な某作品において、「心はいつでも17歳」を合言葉に紳士的な言動をとりまくった事が印象的すぎた為)。
歌って踊れる乱世の奸雄」とか呼ばれる場合もあるがこっちは本当の話だから困る

SDガンダム三国伝

曹操ガンダム


曹操ガンダムを参照。

恋姫†無双

華琳


ドSでガチ百合キャラ。(初期作では正確に言うとレズビアンだった)
真名は「華琳(かりん)」。詳しくは該当項目参照のこと。

一騎当千

曹操のハーレム


詳しくは曹操孟徳一騎当千を参照。

鋼鉄三国志

CV:三ツ矢雄二
玉璽を手に入れようとする野心家。
何故かオネエお言葉で話す。

ドラマ『三国志 Three Kingdoms』

実質、第一部〜第五部までの主人公。
総集編や、予告などでも”物語で最も重要な人物”と言われている。

大胆かつ、堂々としており、どこか小悪党のような姿を見せつつも、
存在感については圧倒的な姿を描いているのは、演じる俳優の名演技ゆえか。

物語での活躍は、三国志と三国志演義で描かれている通りである。
最初の頃は英雄的な姿が有りつつもだんだんと残酷で冷酷な部分も目立つようになり、
やはり悪党かと思わせたりもするのだが、
あくまで、「自分はこの乱世を平定する者だ」という態度を示しており、
王者としての姿はドラマ中の劉備孫権を凌ぐ。

そして人間的な姿もある、
袁紹との対決である『官渡の戦い』ではわざと袁紹の機嫌を取ったり、
策略が成功したら小躍りしたり、窮地にも剛胆な笑いをみせたり、
気に入らない事があると「ああ!?」と言ったりなど、
人間的な曹操が見れるのも面白いところであろう。

ただ、冷酷な面も良く知られている通りに描写されてるだけあり
敵には回したくない人物と思えるのも確か。

ドラマ『曹操』

最近では本国中国でも人気な曹操のいわば大河ドラマである。
若き日から『赤壁の戦い』までが描かれ、
これまでの曹操=主人公劉備の最大の敵・悪党。
といった姿とは違う、主人公としての曹操が見物である。

また、長編ドラマでも描かれる事が少なかった、曹操の周りの人物も描かれているのは嬉しいところ。
例としては、あまり知られる事がなかった、彼の最初の息子曹昂が描かれている点などがある。
(これは曹操にとっては黒歴史を描く事でもあるのだが)

短絡的に曹操=主人公だから劉備は…と描かれているわけでもない、中立的曹操像が注目である。

妖怪三国志

フユニャンが担当する。作中最大のライバルとしてジバニャン劉備と何度も死闘を繰り広げる。

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