「グレーゾーン!!」
…だったけどグレーゾーンじゃなかった!
概要
1954年10月18日生まれ、愛知県豊橋市出身の男性声優。(※肩書き多数につき後述参照)明治大学文学部文芸学科卒。劇団アルターエゴ主宰。
1967年から子役として芸能界に身を置き、キャリアは50年を超える大ベテラン。
声優としては1976年の『超電磁ロボコン・バトラーV』葵豹馬役でデビュー。
青二プロダクション、ぷろだくしょんバオバブ、ミツヤプロジェクト、ラブライブ、ブリングアップを経て、現在は日高のり子と共に設立した事務所・コンビネーションに所属。
声優ユニットの先駆けである「スラップスティック」に1979年より在籍し、オネエ…いや乙女キャラで人気を博した。
ハイトーンボイス+中性的ルックスの男性アイドル声優の元祖的存在である。
ライフワーク化しているアニメキャラに「聖闘士星矢」のシャカがあり、今でも海外のファンが会いにやって来たりするらしい。
キャリア
当初は子役から大人の俳優への転身を希望していたが、高校卒業当時で身長が158cmと伸び悩んだことからオーディションに受かるのが困難となり、声の仕事に活路を見出した。
その時、食事の場で泥酔した永井一郎の薦めで『超電磁ロボコン・バトラーV』のオーディションをうけたところ合格。主役でデビューした声優となった。この時、永井は口を拭く使い捨てナプキンに地図を書き、行くように指示したという。この出来事を三ツ矢自身はよく話す一方、永井一郎はこれらのエピソードをまったく覚えていなかった。「俺が(オーディションの関係者に)言っておくから」と言っていたそうだが、実際に口添えしたかは謎である。
以降は特に1970年代~1980年代にかけ代表的なキャラクターを多数演じ、人気声優として活躍した。
役者以外の仕事も非常にマルチにこなしており、「るろうに剣心」や「遊戯王デュエルモンスターズ」などのアニメ作品では音響監督も担当し、涼風真世、竹内順子や風間俊介などを声優に抜擢している。一時期は新海誠作品で常連的に担当していたこともある。るろうに剣心の際は初期のみの担当のつもりが、涼風真世から慰留を求められて最後まで勤め上げた程。
また、漫画原作ミュージカルの先駆け的存在であるSMAPの「聖闘士星矢」を手がけ(自身は老師役で出演)たほか、「テニスの王子様」の演出も手掛け、劇中歌はすべて作詞を担当している。
かつて代々木アニメーション学院で講師を務めていた経験があったのだが、その演技指導はとてつもなく厳しい物だったらしく、当時の入学案内のパンフレットでもネタにされてしまっていた。関智一曰く「お世辞は言わない人」とのこと。
1988年にはBLCDの原点である「カセットJUNE」の構成・脚色・主演をつとめて成功させた。音声化BL界隈の始祖である。
また演劇雑誌「ソワレ」の編集長なんかもやっていた。何でもアリである。
2011年秋に「お願い!ランキング」に出演した際に、ハイテンションでフリーダムな言動が話題になり、グレーゾーン声優としてバラエティ番組への出演が続いた。
なお戸田恵子曰く、「当時からあんな調子だった」とのコト。
グレーゾーン声優からオープンリー・ゲイ声優へ
上述のように、長年に渡りセクシャリティを「グレーゾーン」とはぐらかし続けてきたが、2017年1月についにTVのバラエティ番組で「ゲイかストレートかと言われればゲイ」とカミングアウトすることになった。みんな知ってたけど。
バレバレだったものの一応「グレーゾーン」と曖昧に答え続けた理由は、会社勤めをしている兄が色々言われて迷惑がかからないように、との配慮であった。
しかしこの兄が定年退職したため、晴れてカミングアウトすることとなった。
2017年時点で「恋人募集中」であり、有名人では加瀬亮が好みだそうである。
初恋でもあり、初キスを捧げた男性は小学5年生の時で、相手は合唱部の先輩。なんと、ある日の放課後、先輩に呼び出されて「給食のぶどうパンあげるからキスさせて」と言われたのがきっかけ。しかも、キスは軽いキスではなくて割とガッツリ行ってた。後にあるTV番組の共演者は「ぶどうパンは本当はどうでもよかったんでしょうね」とコメントしている。
また、子役時代に太秦に泊まっていたら名前を出せない大物時代劇俳優に夜這いされた経験がある。流石にこれには旅館側も気を利かせて女将の部屋で寝かせてもらったという。
オープンリー・ギャラ声優
声優のギャラはランク制度で毎年定められるが、声優同士は誰が今どのランクにいるのかはわからない仕組みになっている。
しかしこの人は、やはりバラエティ番組で「最高ランクまでいっちゃったから、仕事を増やすためにランクを下げようとがんばってるところ」とまでぶっちゃけている。
上がってしまったランクを下げるのは無理だが、現在30分アニメ1本でギャラ45000円ということである。オープンすぎ。
人物
Youtubeで放映されている「声優のヒ・ミ・ツ」では「日本の男性声優界は、関智一と山寺宏一がいればできちゃう」という爆弾発言かましている。
これは彼ら以外は必要ではないという意味ではなく、それだけ、彼らのレパートリーが声優の中でも膨大なものという意味とされる。
声優というのは大抵は「自らの演じる範囲に適した役」もしくは「ギャップを狙った役」に絞られてしまうことが多く、多くの役も演じられるということは、それだけ声優業界には欠かせない役回り(主役も敵役も脇役もなんでも可能)を指している。実際に当の二名も『声優』が選ぶ人気声優ランキングでは上位に与する程の人材で、声優間でも広く認められているのではないかとされている。
更に知っての通り、三ツ矢氏はキャリア50年の大御所であり、自身が演じた役も共演した男性声優も多い上でこの発言なので、現在の男性声優界に対して、非常に大きな意味合いを持つ発言となっている。
交友関係
戸田恵子とは、NHKで放映された「中学生群像(現:中学生日記)」で共演して以降続く仲で、当人たち曰く「腐れ縁」。
田中真弓とは、アルバムでデュエットしたり、田中に腰を揉ませながら屁を浴びせるなどの関係である。
2024年5月にスラップスティック時代に交流があった古谷徹の不倫が報道された際、三ツ矢にも「古谷の妻である間嶋里美に古谷の不倫がバレないよう口裏を合わせていたのではないか」という疑惑が向けられたが、これについて三ツ矢は自身のSNSで「11年前のスラップスティックの復活ライブ以来、古谷氏と個人的なお付き合いはありません。また奥様の間嶋さんとは大の仲良しです。間嶋さんを騙すような事する訳ないじゃありませんか!」と強い口調で反論している。
出演作品
アニメ
以下、それいけ!アンパンマン
以下、聖闘士星矢
グレゴリー@ドラゴンボールZ
吹き替え・海外アニメ
レックス@トイ・ストーリーシリーズ | プリークリー@リロ&スティッチシリーズ | ティモン@ライオンキングシリーズ |
マーティ・マクフライマイケル・J・フォックス)@バック・トゥ・ザ・フューチャー | フィンケルスタイン博士@ナイトメア・ビフォア・クリスマス | スピーディー・ゴンザレス@ルーニー・テューンズ |
その他
マスク・ド・コルボー(画像左)@サクラ大戦3 | ピッコロモン@デジモンアドベンチャー※1PSP版) | 鴨志田卓@ペルソナ5 |
RX-24@スター・ツアーズ | ガーラ@仮面ライダーフォーゼ&ウィザード MOVIE大戦アルティメイタム | グッドストライカー@快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー |
※1故・田の中勇の代役。
俳優としての出演
(中学生日記)※1972年度
東条ミツ子(天誅〜闇の仕置人〜)
外部リンク
プロフィール<所属事務所>
プロフィール<Yahoo!検索(人物)>
公式ブログ『ひとりじょうず』