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トンボの編集履歴

2020-09-12 01:52:37 バージョン

トンボ

とんぼ

昆虫の一種。 棒のように細い胴体と眼鏡のように大きな複眼が特徴。 ブレード状の透明な翅で飛行し、また高度なホバーリング能力を有する。 日本では晩春から秋までによく見かける昆虫である。
  1. 昆虫。
  2. グラウンドの整備などに使う、土を平らに均すためのT字型の道具。
  3. 裁断する印刷物の、裁断位置を示すための目印。→「トンボ_(印刷)
  4. 魔女の宅急便」の作中に登場する人間の少年の名前。
  5. シンガーソングライター長渕剛を代表する大ヒット曲。本人主演のドラマ「とんぼ」の主題歌

トンボ (昆虫)

日本ではからにかけて発生する、細長いと腹を持った昆虫

分類上は蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目、Odonata)という分類群をなす。

一説には「飛ぶ棒」がなまったものが、その名の由来といわれている。

その愛嬌のある見た目に反し、小型の虫を捕食する肉食昆虫でもある。


非常に高い飛行能力を有しており、二対の翅を器用に操作することで、数秒以上も同じ点でほぼ完全な停止飛行(ホバリング)ができる。これはヘリコプターでさえ未だ不可能とされるレベルの能力であり、トンボの飛行能力の高さを表す生態とされている。その速度もオニヤンマで時速70kmという自動車並みの高速を叩きだし、ギンヤンマに至っては時速100㎞にも及ぶ飛行性昆虫の中ではトップクラスの飛翔能力を有する。

また複眼も大きく発達しており、270度という広大な視野を確保している。しかしさほど視力が良いわけではないらしい。

一方、翅は非常に薄く破れやすいうえに脚が短いため、翅の損傷が移動手段の喪失となり、そのまま命の危機に直結する(ただし、1枚喪失しただけなら致命的な飛行力低下にはならない)。

また首も割ともげやすく、子供がトンボの目を回して捕まえようとしたら、目を回し過ぎて首だけもげてそのまま飛んで行ったなどという話がある。


幼虫は水生で『ヤゴ』と呼ばれており、こちらも肉食。


古代からの生き証人

昆虫の中でも太古から現存する種の一つで、発生から3億年とその歴史はかなり古い。

なお恐竜が1億6000万年前とされるため、ほぼ倍近い年期になる。

中でもメガネウラという種は、その翅幅70cmという凄まじい大きさを誇った。


文化との関わり

日本では天敵にして、また前にしか飛ばない様から「勝ち虫」と呼んで縁起を担いで装飾のモチーフや染め物の柄とされてきた。

文献上では古くは『古事記』にその姿が記されており、日本人には非常に馴染み深い昆虫である。

神武天皇は日本を「秋津島(あきつしま)」(トンボのようなかたちの島)と、形容なされたという。それほど日本人にとっては親しみ深い昆虫といえるのだ。

考古学的にも、なんと紀元前2世紀頃の銅鐸にトンボの絵が刻まれている。この絵は「丸い頭」「膨らんだ胸」「長い腹」がくびれによって分けられており、胸からは長い羽が2対(4枚)生えているという、昆虫的特長をよくとらえた当時の芸術としてはたいへん写実的なものとなっている。


一方、西洋では「ドラゴンフライ(ドラゴンのような)」と呼ばれて、忌み嫌う傾向にあったという。ほかにも「翅に触ると切れる」「嘘をついた人間の口や耳を縫い付ける」「針を持っていて刺してくる」など、徹底したマイナスイメージが付きまとっている。

これが見直されたのは近代になってからであり、日本文化が西洋に流入して起きた「ジャポニズム」の影響によってであった。


あのヤンマーの由来は実はトンボからきており、当初はトンボにするつもりだったが既に他社で使われていた為、トンボの別名「ヤンマ」を捩ったという。


分類

均翅亜目

前後の翅がほぼ同じ形をしている。ヤゴは体の外側にえらを持つ。

イトトンボ科

ヤマイトトンボ科

アオイトトンボ科

モノサシトンボ科

ハナダカトンボ科

カワトンボ科

ミナミカワトンボ科

など

不均翅亜目

前後の翅が異なる形をしている。ヤゴは体の内側にえら持つ。

サナエトンボ科

オニヤンマ科

ヤンマ科

エゾトンボ科

トンボ科

など


種類


トンボをモチーフとしたキャラクター

仮面ライダーシリーズ

その他特撮

ゲーム

その他

関連タグ

昆虫  ヤゴ (とんぼ 蜻蛉) ドラゴンフライ

赤とんぼ アキアカネ イトトンボ ムカシトンボ

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