ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

イシュメルガの編集履歴

2021-03-06 15:21:37 バージョン

イシュメルガ

いしゅめるが

「英雄伝説 閃の軌跡」に登場する人型兵器、騎神の一体。

―――ヨコセ、―――ヨコセ・・・


概要

エレボニア帝国に伝わる「巨いなる騎士」の正体である自我をもった機動兵器にしてエレボニアにて大きな内乱が起きる度に、歴史の裏で起きていた戦いに用いられたという伝説の存在の内の一体。

乗り手となる人間は《起動者(ライザー)》と呼ばれる。


七体の内でも最も強大な力を持つ騎神であるが、千年もの間その姿を見せていない。また、過去の機神の姿を知る緋のローゼリアですらその存在を知らなかったという。

















































真実 ネタバレにつき注意

騎神はそれぞれ自我があるが、イシュメルガの場合はその思考プログラムが人間の悪意の影響を受け、異常進化してしまったのである


その結果、イシュメルガは自らが絶対の存在である『巨イナル一』に至ろうとする。その為に、手始めに自らを創造した一族でもある地精を支配下に置く。そして、エレボニア帝国全土に呪いをまき散らしていくと共に、自らの乗り手として目を付けたかつては『灰の騎神』ヴァリマールの乗り手であった獅子心皇帝ドライケルス・アルノールを操ろうと彼に長年寄生していたが結局ドライケルスは天寿を全うしたため失敗する。


が、その後もイシュメルガはドライケルスの魂が生まれ変わる新たな人間が現れるのを待ち続け約250年後、ギリアス・オズボーンが誕生したことで、彼に目を付けるも、ドライケルスの同志で恋人でもあり、獅子戦役において不死となったリアンヌ・サンドロットが陰で見守っていたために乗っ取ることはままならなかった。そして、彼が結婚して子供にも恵まれたことでリアンヌは安心し、彼の元を去った。
























しかし、イシュメルガはその時こそを待っていたのである。


当時、平民出身の将校が力を強める事を良く思わない貴族達に呪いで干渉し、隣国のリベール王国を侵略して武功を立てる事を画策。そして、それを察知して止めようとした当時帝国軍准将だったオズボーンの邸宅をこれまた騎士階級(貴族の最下位)としてうだつの上がらないルドルフ・アランドール(レクター・アランドールの父)が雇った猟兵崩れによって強襲。妻は死に、息子は心臓を建材で貫かれ虫の息となったオズボーンは女神でも悪魔でもいいから息子を助けろと泣き叫ぶ中イシュメルガは悪魔として現れた。


妻と息子を喪おうという状況下に於いて拒否の仕様が無い選択肢をドライケルスの生まれ変わりであるオズボーンに突きつけた。愛する妻を喪い、そして今我が子をも喪わんとするオズボーンに選択の余地はなかった。


息子の命と引き換えに、悪魔と取引する選択をした


そして………その間にも呪いの力で『ハーメルの悲劇』が起こされてしまう。イシュメルガの力で息子に自らの心臓を捧げ不死者にもなったオズボーンはハーメルの悲劇を引き起こした猟兵団とそれらを仕組んだルドルフ・アランドールら軍の上層部を処刑すると共に、徹底的にハーメルの一件を隠蔽した。




が、イシュメルガが引き起こしたのはそれだけではなかった。『ハーメルの悲劇とそれと密接な関係を持つオズボーン家の襲撃』はもちろんのこと、姿を消してからの千年の間に起きた『暗黒竜の出現』、『獅子戦役』、『ハーメルの虐殺をきっかけに起きた百日戦役』、『オズボーン家を襲ったレクターの父・ルドルフの凶行』、『叔父の陰謀で両親と弟を喪ったクレアの悲劇』、『貴族の謀略によって起きたマキアスの姉の死』、『アルフレッド公子夫妻(ミュゼの両親)の海難事故死』、『ジュライ市国の帝国への併合』、『クロワール公爵の野望による貴族派とオズボーン率いる革新派の内戦』、『クロスベル自治州の占領』、『猟兵王の死と蘇生』、『サラの養父・バレスタイン大佐の死』、『アリサの父・フランツの失踪』、『セドリック皇太子の豹変』、『空中巡洋艦カレイジャスの爆破』、『虚無の剣として使われる運命のそして……今起きようとしている大陸全土を巻き込んだカルバード共和国含めた千の陽炎連合国軍との戦争


リベールやクロスベル、カルバード共和国をも巻き込んだ大小全ての惨劇がイシュメルガによって引き起こされたのである。


全ては自分が絶対の存在となるために。




人間が作り出した最強の兵器は他でもない千余年にもわたる人間の悪意によってゼムリア大陸…世界を滅ぼす悪魔に変貌してしまったのである


最期

閃の軌跡Ⅳ』において、実父・ギリアスが乗る黒の騎神との最後の一騎打ちの末辛くも勝利するリィン。

しかし、勝利したことによってイシュメルガの持っていた力と同時にイシュメルガの悪意である呪いそのものを一身に受けヴァリマールもろとも黒の持つ呪いに蝕まれることになる。


しかしこの次元に顕現したこの時こそ、この呪い…イシュメルガを葬り去る絶好の機会であった。


ノーマルエンドではそのままリィンごと大気圏外に消えゆくことになるが、以下はトゥルーエンドでのイシュメルガの最期の顛末である。




そこに、寸での所で黒のアルベリヒの呪縛より解放されたアリサの父・フランツ・ラインフォルトが現れ、「まだ諦めるな」と言い、さらにこの決戦の地に赴く前に出会っていた地の聖獣アルグレスより加護を授かっていた(隠しクエストを行う必要あり)のであれば、イシュメルガの呪いのみを顕現させることが可能だと伝える。


新旧Ⅶ組を始めとし、この決戦に参加している協力者全員のリンクからの念、消滅したはずの騎神の起動者であった猟兵王ルトガーや聖女にしてリィンの義母たるリアンヌ、そして父・ギリアスが精神体の身ながら助力を授け、リィンは『無想・神気合一』を放ち自身から呪い…すなわち、イシュメルガとの切り離しに成功する。


起動者と分離されたイシュメルガは、アルグレスの加護…『大地の檻』に封じられる状態で顕現し、この次元で滅ぼせる唯一の形態として実体化されたイシュメルガ=ローゲとなって襲い掛かるが、これをリィンを始めとする新旧Ⅶ組、そして協力者一同の協力する猛攻の前にはその悪の力は勝てず、ついには黒の思念体となって次元の狭間に逃走するが、リィンは逃がすまいと根源たる虚無の剣の思念となっていたミリアムと共に追いかける。


ついに追い詰められたイシュメルガはこれまで自らの力により起こった闘争により人を導き進化させ知恵を与えた「」だとふてぶてしくも述べ、改めて自らの起動者となる事を唆すも・・・・


―――だが悪いな。ここから先は《人》の時代だ。

 お前を生み出してしまった性(さが)と向き合いながら、高みへの可能性を目指す。



さらばだイシュメルガ―――魂があるかわからないが、せめて女神の下へ。

一閃

イシュメルガは概念の黒剣と化し最後の抵抗としてリィンを襲うも、ミリアムが化した虚無の剣を持つリィンの一閃により、その身体を両断されて完全に消滅。ここに千年以上にもわたる帝国の長き呪いは潰えたのであった。




イシュメルガの手下となった者、あるいは利用した者たち

黒のアルベリヒ…これもイシュメルガが創り出した精神体が正体。《地精の長》と言う自らの下僕として一族の者に代々憑依し、計画の進行を行なわせた。

銅のゲオルグ…厳密にはアルベリヒ直属の配下。

蒼のジークフリード…地精の長(アルべリヒ)の代理人。


ゲオルグ・ワイスマン


イシュメルガによって人生を歪められた者達

ギリアス・オズボーン リアンヌ・サンドロット ヨシュア・ブライト 剣帝レオンハルト 特務支援課 ルーファス・アルバレア クロワール・ド・カイエン]] クロウ・アームブラスト リィン・シュバルツァー アリサ・ラインフォルト マキアス・レーグニッツ フィー・クラウゼル サラ・バレスタイン ミリアム・オライオン アルティナ・オライオン ユウナ・クロフォード ミュゼ・イーグレット アッシュ・カーバイド レクター・アランドール クレア・リーヴェルト セドリック・ライゼ・アルノール


いずれもが大なり小なりイシュメルガによって人生或いはその後の運命を大きく変えられた者達。だが、この中の多くがイシュメルガという人間の悪意が作り出した悪魔を止め、そして打倒するために立つのは皮肉なものである。





関連タグ

黒幕 吐き気を催す邪悪 諸悪の根源 だいたいこいつのせい

怨霊 騎神 軌跡シリーズ 閃の軌跡


破滅の魔獣…同じく邪悪な意思を持った機械生物、同じように人間を自らの手足として支配下に置き世界の破滅を企んだ物語の黒幕。






しかし、実在ではありえない以下の存在もいる。これはエリュシオンなる存在が可能性の一つとしてバグとして読み取ってしまったためである。




























イシュメルガ=リィン

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました