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バスコ・タ・ジョロキアの編集履歴

2021-11-14 22:58:24 バージョン

バスコ・タ・ジョロキア

ばすこたじょろきあ

バスコ・タ・ジョロキアとは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場人物である。

《※注意》


このキャラクターは、劇中の所業ゆえにアンチが非常に多いです。

pixiv百科事典では、アンチが多いキャラクターの記事などで時折過剰なキャラヘイトとともとれる程に辛辣な一文が書き込まれたり、『似たような人物』などの本来の趣旨から離れた内容の書き込みが行われる事があり、それが原因となって編集合戦へと発展する事例も多々あります。


原則中立性のある記事を保つ為、そして無益な編集合戦及び、演者への風評被害を防ぐ為にも、そういった悪意を含んだ書き込みは控えるようにお願い致します。



演:細貝圭(バスコ完全体スーツアクター:浅井宏輔


概要

第15話で初登場した悪役

宇宙帝国ザンギャック公認の私掠船「フリージョーカー」の船長で、ゴーカイジャー達と同じく宇宙最大のお宝を狙っている。

かつては赤き海賊団としてアカレッドマーベラスと共に旅していたが、お宝を独占する為に二人を裏切り赤き海賊団を壊滅させてしまう。

その為マーベラスとは因縁の仲である。

第48話で、「アカレッドが、レンジャーキーを集めているのは宇宙最大のお宝の為ではなく地球を守る為だと騙していた」という発言があったが、それについての真偽の程や、それが他人を信用しない理由になっているかについては不明である。


また、ザンギャックとは、ゴーカイジャーと敵対する点では利害が一致する為、情報の提供はし合っているものの、互いに信用はしていない。

実際、第42話ではダマラスに強制協力させられたものの、ある戦隊の大いなる力をゴーカイジャーに入手させる為に、次の第43話ではダマラスを裏切った(倒せるはずなのに、何度かゴーカイジャーの面々を見逃していたのはその為だった)。

そしてザンギャックと完全に決別した結果、1000万ザギンの懸賞金が付けられた賞金首の海賊扱いに戻ってしまうが、全く意に介することなく、第47話で大いなる力の総取りの為ゴーカイジャーに最後の戦いを挑む。


人物像

「何かを得る為には何かを捨てなきゃ」が口癖で、目的の為には手段を選ばない上に、自分自身とその目的以外何も大切でない彼にとって、その言葉は他人を切り捨てている事へのお為ごかしでしかない。

ルカ曰く、「分かりやすい悪役」。

マーベラスのことを「マベちゃん」と呼ぶなどノリはかなり軽い。但し、第48話でのマーベラスとの一騎打ちでは「マーベラス」と呼んでいた。


だが本性は腹黒く、他人を一切信用しない。但し、相棒の宇宙猿サリーだけは別で、第39話でサリーがゴーカイジャーに倒されようとした時は、常に余裕腰な態度からは想像できない程の声色と表情になり、本気でサリーを心配していた。

しかし、第47話で巨大戦闘疑似生命体が全滅すると(作戦とはいえ)サリーを銃で傷つけ、更にゴーカイジャー側に寝返るのも計算ずくで、お守りと称したペンダントに仕込んでいた爆弾を起動させ、マーベラスを巻き添えにした上で爆死させた。

つまり、サリーも結局は利用しているに過ぎず、信頼しているわけではなかった。


卑劣冷酷・猜疑心過剰と、一体どんな経緯で赤き海賊団に入れたのかが甚だ気になる。

一方で、普段は格下扱いしつつも、マーベラスの事は自分なりに一目置き、会遇・交戦を重ねる毎に船長として成長していく彼を素直に評価・賞賛する一面もある。


後述の戦い方や主人公との因縁、さらに毎回一行を追っかけ回す(?)様に現れる所を含めると、若干あの人に似てなくもない・・・。


ちなみに名前の由来はバスコ・タ→タバスコ、ジョロキア→トウガラシ属シネンセ種の唐辛子ブート・ジョロキア」の名前であり、スパイスにちなんでいる。そのため、「辛」「激辛」などという俗称で呼ばれることも多い。なおジョロキアは生の実を触るだけで皮膚が炎症を起こすほど辛く、2007年にはギネス世界記録にも認定された。

また15〜16世紀に実在したポルトガルの探検家ヴァスコ・ダ・ガマの名にもかけてある。

この史実のガマは香辛料(当時のヨーロッパで需要が高かった)の取引のためにインドヘ航海しており、航海の途中に要求を拒んだ現地民に発砲して殺害したり、通りがかりの他船を略奪し、乗員を惨殺するなどエグいこともやっている。


容姿

巻毛にした黒髪に黒い海賊帽、深緑のシャツに赤いショール、首に白いふわふわを巻くなどかなり派手な格好。


所持品

モバイレーツ?(正式名称不明)

作中でバスコがマーベラスに電話をかける際に使用している通信機器で名称は不明。

デザインはモバイレーツに酷似しているのだが、配色はモバイレーツとは異なり着信音も比べて低音であり、レンジャーキーを挿す為の穴(ゴーカイシリンダー?)が塞がっている。


ラッパラッター

後述の真の姿を披露するまでの間のバスコの戦闘の要。

詳細は個別記事を参照。


最終決戦

カリブラスター

作中でバスコが使用する銃(↑のイラストでバスコが右手に持ってる銃)で、バスコ自らが(不意打ちのような形で)攻撃する場合はこの銃を使用している。


カリブレード

作中でバスコが使用するカトラス風の片手剣(↑のイラストでバスコが左手に持ってる剣)…なのだがバスコは自らが前に出て戦うことはあまりないため、後述の真の姿になった時にしか使わない。


フリージョーカー

バスコが所有する宇宙戦艦で、ザンギャックの艦隊が所有する宇宙戦艦の色違いなデザインをしている。詳細は個別記事を参照。


戦闘能力

地球にやってきた当初は、本人は戦わず、ラッパラッターというトランペット状のツールにレンジャーキーを挿して吹き鳴らし、戦士たちを実体化させて戦わせていた。

スーパー戦隊達が持つ大いなる力を奪い取る事も出来る。

所有しているレンジャーキーは、シルバーやゴールドなど追加戦士15人のもの。

16話ではマーベラスたちにそれらを奪われてしまったが、まだ他にも番外戦士10人のレンジャーキーを所有していた。しかしそれらも第20話と第31話でゴーカイジャーに奪われた。

相棒である宇宙猿サリーの腹部に隠した、巨大戦闘擬似生命体を使う事もある。


恐怖の正体

第31話でついにその恐怖の正体が明かされ、ゴーカイジャーを圧倒的な力で蹂躙した。

彼は既にチェンジマンフラッシュマンマスクマンの大いなる力を手に入れていた。

第39話での再戦では、ゴーカイジャーの攻撃を受けても無傷でいるなど、防御力の強さも見せつけた。しかし、ダマラスにはこの姿でも一蹴されている。

また、第43話ではサンバルカンファイブマンの大いなる力を入手していることが判明した。


これが、彼の「アカレッドも恐れた真の姿」であり、かつて300万ザギンの賞金がつけられていたのは、この姿のためらしい。↓

宿命の対決


最期

マーベラスとの一騎討ちに臨み、互いに死力を尽くして戦う。

バスコの足を踏みつけてその上からカリブレードを深く突き刺し、互いの足を縫い付けることでバスコの高速移動を封じる』というゴーカイレッドの捨て身の戦法によって動きを封じられてしまい、そこから至近距離からのゴーカイサーベルでの一閃を受けて敗北。

バスコもその際に同時にゴーカイレッドの心臓に銃弾を直撃させていたが、捨て駒にしたサリーのペンダントの破片によって食い止められるという皮肉な結果となり、そのことを自嘲しながら、絶命し、遺体は粒子と化した。


敗北時に流血していたが、その血の色はなんと緑色だった。


その後、ゴーカイジャーは第50話にて、「宇宙を自在に改変する(何かを得る)代償として34のスーパー戦隊の存在を消滅させる(何かを犠牲にする)」ことを要求する宇宙最大のお宝を破壊。

自分たちの手で夢を掴み、ザンギャックの打倒を決意・成功させる。

こうして、バスコは全てにおいて、ゴーカイジャーに敗北することとなるが、

その際に使われたのが、バスコの形見のフリージョーカーであり、ゴーカイレッドとゴーカイシルバーが乗り込んで、ギガントホースへの特攻に役立つこととなった。


余談

  • 最終的にはマーベラスとの一騎打ちで敗れるものの、バスコの強さは全員揃ったゴーカイジャーの攻撃を全く受け付けず、本来バスコ対策で開発されたゴーカイガレオンバスターをいとも簡単に跳ね返してしまうなど、文句なしに本編最強の怪人と言える強さである。宇宙最大のお宝を手に入れてしまったらザンギャックよりも逆転勝利が難しくなると言えるほど。ぶっちゃけ個人の戦闘能力ならダマラスに次ぐ強さを持ち、ラスボスであるアクドス・ギルよりも強い

  • 尤も、最終決戦に至るまでマーベラスがバスコに太刀打ち出来なかったのは、彼を敵として認知しつつも、心の底に旧友を討つ事への迷いや情が燻っていた事で全力を出して戦えなかった事も一因であり、事実、迷いや情を捨てて、全力を出して挑んだ最後の一騎打ちではそれまで足元にも及ばなかったとは思えぬ程に、互角に渡り合う事ができていた。

  • その劇中の行動(特にゴーカイジャーやレジェンド戦隊に対する暴虐行為やサリーを使い捨てにした事)からバスコを演じていた細貝圭氏はイベントなどで当時の子供達に怖がられ、泣かれてしまう事も珍しくなかったそうだ(なお、特撮ファンも当初はアバレキラーを召喚した時に「本物の仲代壬琴ならバスコでも引くレベル」と言っていたが実際には匹敵どころか超えるレベルになっていた)。また、細貝の甥もゴーカイジャーのファンであり、細貝氏の出演が決まった際にはすごく喜んでいたものの、バスコが登場して、その人物像が判明して以降は急に態度が冷たくなり、(完全体が初登場&ゴーカイジャーを完敗に追いやった)第31話が放映されてからは、しばらくの間、家に出入りする事すら拒絶されてしまったらしい。尚、細貝氏は、その年の甥の誕生日にゴーカイジャー関連の玩具をプレゼントしたり、撮影の合間にゴーカイジャー役の俳優陣と仲良くしている様子を写真に撮って見せながら説得するなどして、なんとか甥に機嫌を直してもらおうと色々と苦慮したという(本人談)。


  • またバスコがマーベラスを騙し討ちで生死不明に追いやると同時に相棒サリーを捨て駒にした第47話の放映日(2012年1月22日)には、都内で細貝氏の写真集販売記念イベントが行われ、会場では細貝氏の姿を見つけた子供達が泣き叫んだり、罵倒するなどして一時大騒ぎとなり、細貝は身の置き場のない中でイベントを行う羽目になった。

  • 上記の様に、バスコを演じた為にプライベートで色々と散々な目に遭い、マーベラス役の小澤亮太からも相当心配されていた細貝氏だったが、当人はある程度子供達に嫌われる覚悟はしていた様で、後にあるインタビューで「毎回、子供から石を投げつけられるつもりで、バスコを演じていた」と述べている(尤も、その後に「流石にここまで嫌われるとは思わなかった…」と苦笑混じりに補足していた。また、バスコの先輩と言えるラディゲを演じていた舘大介とはゴーカイジャーのクランクアップ記念も兼ねたスーパー戦隊シリーズ35周年の祝賀会にて対面し、お互いに視聴者(特に子供達)からの風評被害に悩まされたというシンパシーあってか、労いの言葉をかけられ、激励されたという。

  • 一応、メイン脚本の荒川稔久はバスコについて「残忍で卑怯な奴だけど、相手が先に裏切らない限り、こちらは絶対に裏切らないという信念も持っている」とフォローしている。それによると、赤き海賊団を裏切ったのはアカレッドがマーベラスとバスコにレンジャーキーを持ち主に返すという本来の目的を隠していた事を知ったためであり、サリーを切り捨てたのはサリーがバスコに切り捨てられたと思いこんでマーベラスの後ろに隠れた行為がバスコの地雷を踏んでしまったからで、その直前までは切り捨てるつもりではなかったという(そのわりには、しっかり爆弾を仕組ませていたのはどう説明するつもりなのだろうか?)。つまり、実際にバスコを裏切ったかどうかではなくバスコが裏切られたと感じた事が重要で、しかも本人の性格があの通りなので、端から見ると自分以外の者を捨て駒としか見ていないように見えるとの事である。


  • ゴーカイジャーの海外版パワーレンジャー・スーパーメガフォースでは何故かバスコに相当する敵は存在しない。(そのためバスコ初登場回や、決戦回、そしてバスコに関する回であるゴーゴーファイブやメガレンジャー回等は丸々カットされてしまった。)

  • 動物戦隊ジュウオウジャー』29話にてバングレイがマーベラスの記憶から歴代敵幹部を実体化するシーンがあったが、なぜかバスコだけは一切登場しなかったため視聴者から困惑の声が上がっていた。マーベラス自身がそれほどまでに思い出したくなかったのか、または綺麗さっぱり忘れてしまったのか・・・・・それは当人しか知らない(東映サイドが細貝氏に配慮したという説もあるが、その翌々年の劇場作品その更に3年後の劇場作品には(流石に本編ほど外道な事はしていないが)キャラクターそのままに普通に出演出来ていた事から考えて、ほぼデマで間違いない)。

  • 特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』にもエンターがデータを再現したアバターが登場しているが、データが最終決戦前の物だったのか、呼び捨てではなく再びマーベラスを愛称で呼んでいる。また、戦闘力までは再現できなかったのかマーベラス、ジョー、ルカの3人に倒される程に弱体化していた。





関連タグ

アカレッドキャプテン・マーベラス:バスコがかつて所属していた赤き海賊団のメンバー。

宇宙猿サリー バスコ・タ・ギル フリージョーカー 宇宙帝国ザンギャック 美形悪役 吐き気を催す邪悪



イグニス:10年後の特撮で細貝氏が演じるキャラで宝を求め懸賞金がつけられているお尋ね者宇宙人などバスコに近いキャラで情報解禁された時、真っ先に彼を思い浮かべた人もが思い浮かび細貝氏もツイッターで発言していた(さらに言えば共演者の1人はルカ役の市道女史が演じる宇宙人役で共演している)。

但し、バスコは宇宙海賊に対して彼はトレジャーハンター(実際に劇中では、中の人ネタの一環なのか、海賊と同等に扱われる事に対して強く否定するシーンがある)の為で、後に初登場した第3話でマーベラスに近い立場の存在と敵対したため、明確な敵対関係は免れた。しかし、初登場回のOPで不気味な影が鏡面に映ったことが見えた事から不穏な展開を予知する声が上がっていたが、案の定、その不気味な影の正体であるダークヒーローになったが力が対応できず、アイテムを没収され拘束を受けるというダーティーな展開に陥ってしまっている。

果たして彼がバスコの二の舞になるか、あるいは光墜ちキャラになるか今後のストーリー展開に期待が求められる。


更に言うと、仲間という存在を最後まで否定していたバスコに対し、イグニスは仲間を失った哀しみがトラウマとなって、仲間達の仇討ちに固執して暴走に至るという、皮肉の効いたアンチテーゼな人物設定となっている。

余談であるが、後に細貝氏がVシネマ『テン・ゴーカイジャー益子田昭郎として演じることになった際、の宣伝動画では『極上』と彼の口癖を真似るシーンがあった。

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