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ニナ・パープルトンの編集履歴

2022-04-04 23:07:54 バージョン

ニナ・パープルトン

になぱーぷるとん

ニナ・パープルトンとは、OVA『機動戦士ガンダム0083』のヒロインである。OVA製作途中の監督交代劇により、初期と後期で言動の不一致が見られる。

CV:佐久間レイ


人物

ガンダム1号機2号機の開発に携わっているアナハイム・エレクトロニクスのシステムエンジニアで、本作のヒロインポジション。

しかし技術畑かつ自身の開発したガンダムに対する愛着が凄まじく、一見清楚に見えて実は結構な変人気質である。


序盤の『主人公コウ・ウラキ値踏みする』ようなお嬢様的な言動に加え、『人間よりも自分の作品でもあるガンダムを真っ先に心配する』など、良くも悪くも世間知らずな一面が垣間見えた。ただ、だからといって人道的な精神がない人物というわけではなく、道徳概念に関しては常人とそれほど変わらない。ただエンジニアとしての面が顔を出すと恐ろしく妄執する一面が出てくるというだけである。


最初の頃はコウに対して特別な感情は抱いていなかったが、我武者羅に戦い続けるコウに心惹かれていく。そしてコウが無理に地上戦仕様のガンダムで出撃した際は、1話と異なりコウの身を案じて行動を起こしていた。


しかし中盤においてガトーと過去に恋仲であったことが発覚(ケリィの反応を見るにかなりの付き合いだった)。その後は一度は恋愛感情を抱いた男と今愛している男との対立に心を痛めていく。


そしてコロニー落下が確定的となった最終盤面において、落下するコロニーにコア・ファイターで潜入し、ガトーを射殺しようとするコウを止めるため、コウに銃口を向ける。その後はガトーに付いて彼を救おうとするも気絶させられ、ジオンの関係者によって救出され戦闘空域を後にした。


戦後の扱いは媒体によって異なり、先行公開された劇場版では消息は明かされず、OVAではコウの元へと戻った。つまりOVAでの後付でニナの心象はさらに悪くなったのである。当時の漫画版ではガトーとの関係自体がなかったため普通に終わっている。


悪女と呼ばれる原因

後述の通り、ニナはガンダムシリーズのキャラクターの中でも一二を争うほど、その人格が嫌われており、視聴者から本作の真のヒロインシーマ様とまで評されている。

ニナは劇中序盤から、人命軽視の言動が一部に見られはしたものの、長く『悪女』とされているのは、やはりクライマックスの一連の行動による悪印象が大きい。


『地球にコロニーが落ちるのが確定的となった瀬戸際で昔の恋人に情を移しコウに銃口を向ける』などの戦況より私情を優先した行動の数々によって、カテジナ・ルースクェス・パラヤなどと並んで、(最初期の)『ガンダム三大悪女』と呼ばれている。

外見から既に悪女じみているハマーン様シーマ様が入ってこないのは流石というべきなのか。

紫豚』は、そんな彼女に対する蔑称である(紫=パープル、豚=トン)。


しかしながら、第一話においてガトーの顔を直視している(描き方)にも関わらず、「誰なの!?」と悲鳴を上げているように、ニナの設定はクライマックスの展開に対して、明らかな矛盾がある(一応監督は最初期から0083に関わっており2号機のハッチで見えなかったと後付で説明してはいるが、ガトーが反応しないのがおかしいし、その後ガトーが事件に関わっていることを知って長らく動揺しなかったなどの矛盾が生まれる)。

この矛盾の原因は、『機動戦士ガンダム0083』のページに記述しているように、明らかにされていないが、当時スタッフやキャスト間でも矛盾に対する指摘があったという。

この作品の途中で(最初期から関わっていたとはいえ)監督が代わるのは、やはり相当な事態であるため、少なからず影響があったと考えるのが自然である。つまりニナは路線変更の被害者であるともいえる。


フォローについて

一般的には「ニナがガトーのコロニー落としを後押しした」と認識されているが、実際は既にコロニー落としが成功したのは確定的な場面においての行動である。また、ケリィとコウの決闘にも生身で割って入っており、この時に過去へ囚われ続けるガトーの信念を詰るように「みんながちょっと我慢すれば済む話なのに!」と叫んでおり、ジオンの再興を望むその行動や心情には賛同していなかったことは窺える。


そのためかOVAリリース後に刊行された小説版では、OVA版の結末を元にしつつ補足が行われ、ニナの行動に対してコウ自らフォローする考察が追加された。それによれば「ニナが自分を止めたのは裏切りではなく、無抵抗のガトーを衝動的に射殺すれば必ず罪悪感と後悔を味わうことになるのを避けるためだった。もし殺していたら自分(コウ)は当時の罪悪感を一生引きずることになっただろう」と語り、そんなニナの真意を察せなかったことを悔いる…ということで、ニナの行動の理由付けとなっている。


悪人になったとはいえ元恋人を憎みきれない一方、コウへの恋愛感情が本物であることは本編からしっかりと読み取れる部分である。やはり最後の行動のインパクトにおいて、そういった複雑な心情を一切考察されず評価されてしまっている部分も多い。


『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』

コウ・ウラキの戦闘開始時などの掛け合いに登場。彼と共に宇宙世紀やアナザーを問わず、様々な時代で活躍した僚機や敵機の戦術やスペックについて語らう。また、機体だけでなくパイロットの方にも興味を示しており、コウに対してゲルマン忍術を習得したらと毒づいている…宇宙世紀の人物に対してその要求は酷ではなかろうか。

パイロットを操ればデータが取り放題ではないかと画策したり、敗北した際にはコウよりも自機が壊された事を心配するなどアレな所も健在である。


しかしながら、キャタピラビーム避けのコーティング1号機に取り付けようというコウの提案に対し、それもありだと考える憎めない所も。


関連イラスト

紫豚女史


関連タグ

機動戦士ガンダム0083 ガンダム三大悪女 悪女 紫豚

マリーメイア・クシュリナーダ後のガンダム作品で佐久間女史が演じたキャラクター。

ニーナ(ファイアーエムブレム):ファーストネームの語感だけでなく”一部のメディアで中の人が同じ””ある人物への未練タラタラな行動をして一部のファンから嫌われる”等等妙な共通点があるキャラクター。

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