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デュエルガンダムの編集履歴

2022-06-01 12:06:07 バージョン

デュエルガンダム

でゅえるがんだむ

GAT-X102 デュエルとは、TVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」に登場するモビルスーツである。

「そいつを寄越せ!こんな奴にぃぃぃー!」


機体データ

型式番号GAT-X102
全高17.5m
重量61.9t
装甲材質フェイズシフト装甲
動力源バッテリー
所属地球連合軍ザフト
パイロットイザーク・ジュール

概要

地球連合加盟国の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MS(G兵器 / 第1期GAT-Xシリーズ)の1機。

機体名の「デュエル」は英語で「決闘」の意味。


本機は第1期GAT-Xシリーズの中で最初に完成したMSであり、将来の連合軍主力MSの基本形として、要求性能をバランスよく備えた汎用機というコンセプトで開発された。既にジンで確立されていたバッテリーによる電源と各部に点在したモーターの分散同期という基本構造は踏襲しつつ、先行して導入されていたザフト製MSが対艦・対MA用兵器であったのに対しそれらのカウンターとなるよう対MS戦用MSとしての側面を強調した初の機体となる。


まず作業用パワーローダーを踏襲したジンでは成し得なかった人体駆動の再現をより高め、運動性を強化。これによってNジャマー下における機動戦闘で優位性を獲得。次にPS装甲の採用によってザフト製初期型MSの標準兵装である実体兵器を無効化し、逆にMSの標準装甲を一撃で破壊可能な携行型ビーム兵器の実現によって攻撃力においても圧倒する。


また、他の機体との連携運用も考慮し、「デュエル=決闘」という名のとおり、高い汎用性とともに軽量な機体から白兵戦機としての切り込み役も担当する。加えてGATシリーズ特有のフレーム構造は運動性を高めるだけではなく後々のアップデートにも対応する拡張性を持っており、同期で開発された他の4機は、本機を基に各々のコンセプトに特化して開発されている(イージスのみベースフレームが新機軸だが、手足のような流用可能な末端部品はやはり流用されている)。これによって後続の機体に前型機の改良点をフィードバックする事も可能であり、バスターストライクはおろか、ストライクダガーカラミティのような他メーカー製の同規格の機体ですらも100系列フレームという基本骨格はそのまま受け継がれている。


ロールアウト後はザフトにより奪取され、以降イザーク・ジュールの乗機となる。


劇中では宇宙から大気圏、地上と幾度と無くストライク及びアークエンジェル隊と交戦したものの、悉く撃退される。

中盤以降の宇宙での戦闘中にアークエンジェル隊に参加していたディアッカと再会。

紆余曲折を経て同盟に参加し、ヤキンドゥーエ攻防戦ではアサルトシュラウドの特性を生かしてフォビドゥンを撃破、続いて損傷したバスターの援護に回り、武器を拝借してレイダーを撃破(スペシャルエディションではそのシーンが変更され、バスター単独での撃破になっている)、その前後にもMSや艦艇を複数撃沈するなど、赤服のイザークの技量も相まって輝かしい戦果を挙げ、最前線で戦い続けながら、GAT-Xシリーズの中で唯一五体満足で終戦を迎えた。

(余談だが、イザークはガンダムシリーズの中でも数少ない『フルアーマーの特性を生かして敵機を撃破した』パイロットの一人である)


戦後はバスターと共に連合軍に返還され、博物館に展示されたと言われている。


武装

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

頭部に装備されたCIWSシステム。艦船用に開発されたものをMS用に改良して装備している。75mmという口径の大きさに比してザフト製MSの装甲を貫通できないことや、携行弾数の少なさが難点。後に、地球連合では小口径かつ弾数を増量したイーゲルシュテルンⅡ、それをさらに小口径化したトーデスシュレッケンに切り替えられている。


175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル

ストライクで採用されたビームライフルと口径は同じであるが、一発限りのグレネードランチャーを装備しているため、これによって複数敵に対する面攻撃も行える。後にストライクノワールにも使われるなど量産化されている。


ビームサーベル

ストライクと共通の装備。こちらは本体のバックパックに装備される。


対ビームシールド

こちらもストライクと共通。


350mmレールバズーカ「ゲイボルグ」

デュエルの携行装備として開発されていた電磁式バズーカ。地球連合規格のリニアキャノン方式をとっており、砲身と弾体が磁場によって接触せず加速する。このためか連射性には優れるのだが、破壊力ではザフト製レールガンに劣るので、バレルを長大化する事で加速力を稼いでいる。

ゴールドフレームが持ち逃げしたため本編では未使用。


その他の武装

最終決戦の際に大破したバスターを回収して再出撃した際には、ストライク用の予備のライフルとシールドを装備。

先行して発売されていたカプセルトイ『SDガンダム フルカラー』において同様の装備構成のフィギュアが収録されており、そのリスペクトとなる。


アサルトシュラウド

好きなガンプラを描く

第1世代MS用強化パーツとして開発されていた性能向上パッケージ。

増加装甲や肩部に装備された武装、バックパック及び脚部に追加された高出力スラスターで構成され、戦闘中でもパイロットの任意でパージすることができる。

これによって火力と宇宙空間における機動性は向上したが、アサルトシュラウドはMSのコンセプトをスポイルするかの如き重厚な装備であり、有重力下における機動力の低下は否めない。


兄弟機であるストライクとの戦闘で中破した際に、改修を兼ねてこのアサルトシュラウドが装着される。デュエル用に再設計したもので、肩部にレールガンとミサイルポッドが装備されている。

砂漠などではその自重を支えられないなど欠点も多く、地上では専ら『グゥル』なるフライトシステムに乗っかって作戦に参加していた。


220mm径5連装ミサイルポッド

デュエルの修繕作業の折にバスターの装備を参考にイザークが装備させた。単品での発射のほか、シヴァやビームライフルとともによくフルバーストで使用される。


115mmレールガン「シヴァ」

ジン等のザフト製MSの新型ライフルとして開発されていた試作品を、デュエル修繕作業の折にターレット式固定装備として改造したもの。レールが弾丸と接触する磁場投射方式をとっているため砲身の負荷は高くなっているものの、速射性や破壊力の増強と小型化を両立している。実弾のほかプラズマ弾の切り替えも可能な汎用性を持つが、GAT-Xシリーズ鹵獲に伴うビームライフルの普及で標準装備としての地位は失う。その後はフリーダムやゲイツRに採用される固定式レールガンの技術的な礎となった。


関連動画


バリエーション

ロングダガーデュエルダガー

デュエルのコンセプトをアサルトシュラウドも含めて受け継いだ量産型MS。


デュエル(再生機)

設定上で存在する機体。

戦後、地球連合軍の特殊部隊「ファントムペイン」が兵器開発会社「アクタイオン・インダストリー社」を中心とした連合に加担する企業の支援を得て推進したエース専用MS開発プロジェクト「アクタイオン・プロジェクト」の際、データ収集のために再生産された機体。旧式化した部分にいくらか改修が施されている以外は、イザークの使用したデュエルとスペックはほぼ同一。


ブルデュエル

アクタイオン・プロジェクトで再生産された機体を改修したデュエルの発展型MS。


レーゲンデュエル

ライブラリアンで再生産された機体を改修したデュエルの発展型MS。


ストライクダガー

ストライクの量産型MS、だったが戦時の簡易生産によって白兵戦用MSに再設計したため、コンセプトはデュエルに寄ってしまった。


立体物

ほとんどのデュエルの立体物はアサルトシュラウドとのセット販売になっている。

アサルトシュラウドを装着すると稼働に制限がかかりがち。

またどのデュエルの立体物も共通して腰があまり回らないが、これはアサルトシュラウドではなくデュエル本体の腰回りの造形が原因である。


ガンプラ

リアルタイムではHG SEED1/144とSEED1/100が発売。


HGは当時の技術では脱着ギミックを詰め込むので精一杯だったため、ミサイルハッチの色分けと開閉ギミックは省略された。またアサルトシュラウドは腰とフロントスカートが一体化しているため足を前に出すことは出来ない。

1/100は100系機体共通の肩の引き出しギミックがあり、デュエル単体での可動範囲は比較的広い。色分けもかなり優秀で、手首のオレンジとミサイルハッチの三角マークを除けば全てツインアイを含めたセンサー類である。ただし内蔵のミサイルは塗装する必要がある。アサルトシュラウドのフロントスカートは小型ヒンジでの接続となったため足を前に出せる。


2007年発売のMG ストライクノワールでは本体を差し置いてグレネード付きビームライフルが先に立体化されるという由々しき事態が発生してしまった。


しかしSEED10年目の2012年にとうとう本体の方もMG化が実現。

100系フレーム系らしく、肩アーマーを筆頭に全体の造形をストライク寄りにアレンジされた。また角張りが目立つアサルトシュラウドも丸みを帯びた形状に変更されている。

色分けは1/100からさらに進化し、何かと省略されがちなスラスターも別パーツ化され、ミサイルもパーツで色分けされている。

グレネード付きビームライフルは完全新規造形であり、ストライクノワール付属のものよりさらにパーツ分けが細かくなっている。またゲイボルグも付属する。


アクションフィギュア

ADVANCED MS IN ACTION、MS IN ACTION、ROBOT魂で発売されている。


AMIAはMIAとはほぼ別物のブランドで、一部ダイキャスト製のフレームに外装(アサルトシュラウドではなくデュエルの)をはめ込む方式を取っているもの。しかしその装甲が外れやすい上、腰は固定、ビームサーベルが付かないなどMIAよりあらゆる面で劣化しており投げ売りされていた。ちなみにデュエル単体発売後にディスアクティブモードの本体とセットのアサルトシュラウド付属版が発売された。


MIAでも発売されているが、そちらは珍しくデュエル単体のみでの販売。AMIAのアサルトシュラウドはそもそもMIAとサイズが異なるため付けることは出来ない。


ROBOT魂は造形も稼働も評価が高い。見栄えを重視しているため、アサルトシュラウド装着時はデュエルの一部胸部装甲と股関節部を外す必要がある珍しい仕様。また細身アレンジの恩恵のおかげで立体物では数少ない腰がかなり回るデュエルでもある。

ストライクと同じ形状の台座が付属するが、ストライクが水色だったのに対しデュエルはオレンジとなっている。


関連イラスト

デュエルガンダムデュエルガンダム デジラマ


関連タグ

機動戦士ガンダムSEED

イザーク・ジュール

ブルデュエル レーゲンデュエル

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