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ギアスの編集履歴

2022-07-07 11:16:19 バージョン

ギアス

ぎあす

「さあ、この記事を編集しろ!」

概要

本来は魔法的な強制の事で、いくつかのTRPGに呪文として登場する。

その由来はケルト神話における神への誓い、及びそれによる義務や制限を表す「ゲッシュ」である。


また、クトゥルフ神話でも、クラーク・アシュトン・スミス著の小説「七つの呪い」に登場する魔法(あるいは呪い)「ギアス」として扱われる。

魔術師の儀式を邪魔してしまった主人公が、魔術師の怒りを買ってこの魔法をかけられ、旧支配者の一柱であるツァトゥグァの生贄を強制されてしまう事になっており、こちらの方もコードギアスシリーズに登場するギアスの由来になっていると思われる。


コードギアスシリーズでは一種の超能力の名称として登場するため、こちらの意味で知っている人も多いだろう。

ただし、タグとしては『コードギアスシリーズ』の略称で使われている。



コードギアス

俗に『王の力』と呼ばれる能力で、「コード」と呼ばれる能力を持つ『コードユーザー』と契約を交わす事によって発現する。

代表的なのは主人公・ルルーシュが持つ絶対遵守のギアスである。

能力を保持するものは瞳に紫色の光を宿し、その中央には不死鳥のシンボルが浮かぶ。

アニメでは能力者に対する呼称は特にないが、公式サイトでは漫画『ナイトメアオブナナリー』に倣って「ギアスユーザー」という表記が使われている。


発現する能力は様々だが、概ね人の精神に何らかの形で作用するものがほとんどであり、能力の内容も基本的に契約した者の『願い』の内容に基づいて決まる。

一方でその効力の強さは『素質』によって決まるため、素質が低い者では契約してもギアスが発現しなかったり、厄介な制約を有した使い勝手の悪いもの、もしくは下位互換になったりする。

劇中、例えばマリアンヌはギアスユーザーとしての素質が低かったため、発動の条件に『能力者の死』という制約が付加されている。


ギアスは行使し続けると徐々に力が増大していき、強靭な精神力を持たない者は力に飲まれ、制御を失い常時発動のまま手が付けられなくなるなど、暴走状態に陥ってしまい、マオのように人目を避けて生きていかなければならなくなったりする。

最高値まで力が増大したギアスユーザーは、左目だけでなく両目に不死鳥のシンボルが浮かび上がるようになり、この状態まで成長したギアス能力者には「コード」の譲渡が可能になる。

…というよりも、この「コードの譲渡」こそがギアスの本質であり、不老不死となってしまった「コード」能力者が、自身の力を押し付ける人身御供を育成するためのシステムなのである。

しかし、強靭な精神力で増大するギアスの力を押さえ込み、あくまで自身の意思で制御する術を勝ち取った者は『達成人』と呼ばれ、逆にコードユーザーからコードを強奪することが可能となる。

なお、コードを受け取った場合、ギアスの力は消失してしまう。

ちなみに、コードユーザーが死亡した場合、ギアスユーザーには契約した者の死亡が伝達される。

またコードユーザーが生者ではなく、すでに白骨化して髑髏の状態となっているというケースもあり(亡国のアキト)、その場合は自律行動はできないが契約を迫るだけのコミュニケーションをとることはできる。


種類

絶対遵守(所持者:ルルーシュ・ランペルージ)

ルルーシュが命じる

自分の眼を見た相手(正確には目から出たレーザーが視覚的に侵入した相手)に命令を下し、それを必ず実行させる。それ故に『命令するためには直接相手と目を合わせなければならない(映像越しなどは無効)』、『有効範囲は約270m』などの有効制限がある。逆にその条件さえ満たせばいいので、鏡などを使って視線を反射し、間接的にギアスをかけることもできる(この特性を利用して自分にかけたこともある)。

基本的にこのギアスに掛かると、命令の遂行中は自意識を奪われ記憶も欠落するため、命令に逆らうことはまず不可能である。ただし、強固な意志や精神力を持つ者はある程度耐えることもある。拘束力は命令の内容が具体的であればあるほど増し、隷属化を指示すれば継続的・永久的に従わせることも可能だが、単純に特定の命令を実行させる適用よりも命令遂行の柔軟性は劣る。(死を恐れずに敵に特攻するなど)


一見するとかなり便利に見えるが、使いどころが重要になる。というのも、ある欠点があるからである。

それは、『同じ相手には一度しか使えない』ということ(※ジェレミアのギアスキャンセラー(後述)を使った場合を除く)。それ故、一度下した命令をキャンセルすることも基本的に不可能。

最初は左目だけに力が宿り、意識的に発動させていたが、のちにマオのように深化して左目が常時開放状態となり、特殊なコンタクトレンズで抑え込むようになる。最終的に両目ともに力が宿ることになる。

余談だが、発動時の「右目を抑えるポーズ」(関連イラスト参照)は割とネタにされている。

ちなみに強固な意思があればある程度かけられた命令を抑制することもできるが、最終的にはギアスに屈してしまう。


心魂読解(所持者:マオ)

マオ。

相手の心理を音声として認知する。

いわゆるの力であり、それそのものに相手を制御する力はないものの、応用次第で心理戦においては無敵の力を発揮し、相手の行動を意のままに掌握できる。

しかし、マオの場合は能力の使いすぎで力が深化し、四六時中周囲の心の声が聞こえてくるという地獄のような目に遭っていた。

また昔話の話に語られるように、無意識や突発的な闖入者などはその範疇ではない。

他にも特定の対象に集中することで読める意識の深さや精度を上げることができるが、同時に有効範囲や全方向性などが損なわれる。


記憶改竄(所持者:シャルル・ジ・ブリタニア)

シャルル・ジ・ブリタニアが刻ぁむ

自分の眼を見た相手の記憶を根こそぎ書き換える。

書き換えの度合いは自在であり、一部の記憶を封印することも、またその人間を丸々別人に仕立て上げることも、トラウマを植え付けるなどして精神性疾患を誘発することも可能。ただ拘束力は低く、ごく稀に、何かしらのショックや切っ掛けでギアスが解除される場合もある。

一見すると嘘を嫌う彼に『偽の記憶=嘘を植え付ける』という能力が発現したかに見えるが、実際の所これはシャルルの本質である『自分に都合の良い『記憶』、つまりは『昨日』を他者に強制させる』というエゴが映し出されたギアスと思われる。


体感時間停止(所持者:ロロ・ランペルージ)

一定秒数の間だけ、自身を中心とした一定範囲内の相手の意識、及び全運動機能を硬直・停止させる。

一見すると時間停止にも思えるが、停止出来る範囲は限られている上、意思をもった生物にしか効果がない。

それによって、無機物は対象外となるため、例えば「既に発射された銃弾を止める」といったことは出来ない。

また使用中は、自身の心臓も一時定期停止するという高いリスクを伴っており、広範囲・長時間の使用は自殺行為となる。


憑依(所持者:マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア)

ギアスの中でも特殊型に位置するもので、死の直前に視線の合った相手の肉体に自身の精神と魂を宿すことができるという、『死ぬ』ことを必要とする極めて特異な発動条件を有する。

憑依された相手はそれまでの自身の一切の記憶を失い、また憑依したギアス保持者が意識の表層を占拠している間の記憶も失う、いわゆる多重人格障害に近い状態になる。


先見知新(所持者:ビスマルク・ヴァルトシュタイン)

自身の視野内にいる生物の数秒後の未来を視覚情報的に見ることができる。

その真価は戦闘で発揮され、いかなる相手の攻撃をも先読みして無力化させる。

ただし、「先読みできても避けられない攻撃」や「死角からの強襲」には無力である。


ギアスキャンセラー (所持者:ジェレミア・ゴットバルト)

嚮団の技術で改造を繰り返されたジェレミアに偶発的に発現した「一定範囲内のすべてのギアス効果を無効化する力」。発動の際は仮面に覆われた左目に、ギアス能力者の紋様を逆さにした青い紋様が浮かび上がる。

ロロと同じく結界型のギアスで、ジェレミアを中心にして放射状に青い結界を展開、ギアス能力者が発動させているギアスを打ち消す効力及び、命令・記憶の改竄などのギアスによる影響を無効とする力を持つ。自身にギアスが掛けられた際は自動的に発動する。

あらゆるギアスの天敵と言えるギアスであるが、一方で出来る絶対遵守及び吹聴のギアスにとっては『同じ相手には一度しか使えない(命令の影響を打ち消す事で『一度命令した』という誓約が初期化されてもう一度使える)』と『命令のキャンセルが事実上不可能(こちらに関しては吹聴の項で述べている通り同系統のギアスで命令を上書きすれば可能。但し前者の誓約は残るためこちらのキャンセルは一度きりとなる)』という二つの最大の弱点をカバーできるギアスでもある。


愛顧(所持者:C.C.)

生前のC.C.がコードユーザーとなる前に持っていたギアス。

周囲の人間から無条件に愛され、優遇されるようになる。

この力でC.C.は当時の社交界で花形の美女として持て囃され、力に溺れていった。

詳しい条件や制限については分かっていない。


擬態(所持者:オルフェウス・ジヴォン)

自身を任意の他者へと変化させる。

厳密には、物理的に変身するのではなく相手の認識を操り、目的の人物に見えるよう錯覚させているだけなので、声だけでなく服装や持ち物も変化させて騙せる。

ただし、それ故に大男に変身してもその筋力を得ることはできず、カメラ等の機械には効果が無い。

また、連続使用は出来ないため、次の使用までには一定のインターバルを要する。


終盤では能力が増大した影響でカメラ越しでも他者に見えるようになっており、この特性を利用してオルドリンの姿を借り、世界に自分がマリーベルを討った英雄と演出した。


外伝小説『モザイクの欠片』にはこれとよく似たギアスを持つ契約者が存在する。


操作(所持者:クララ・ランフランク)

目視した人間の名前を叫ぶことで対象の肉体の自由を奪い、意のままに操る。

対象を視認できなかったり、名前を間違えていた場合はかからない。

また、絶対遵守や吹聴、絶対服従と違って『精神』でなく『肉体』を操作しているため、ギアスをかけられた人物は自分の意図とは異なる行動を強いられる。

これらはクララのサディスティックな性格と幼少期の髪を切り落とされたトラウマ(相手にも意図せず肉体(髪)を支配したいという願い)が複合してギアスが発現した結果このような能力が生まれたのだと思われる。


恩愛忘却(所持者:トト・トンプソン)

対象の記憶を奪う。

クララには自分のギアスと相性が最悪と言われている。


明確な条件は不明だが、おそらくルルーシュや皇帝と同様に相手の目を見なければ発動できないもので、皇帝のギアスの下位互換であるが重ねがけが可能という点ではルルーシュのギアスより優れている。代わりに持続時間がかなり短く、能力者のトトが死亡して半年経過した『相貌のオズ O2』では同じくギアスをかけられたレオンハルト・シュタイナーの記憶が戻りつつある。また、ルルーシュと皇帝のギアス同様に強い精神的ショックなどで破ることも出来る。


外伝小説『モザイクの欠片』に性質がよく似た能力を持つワンダ・リープが登場する。


絶対服従(所持者:マリーベル・メル・ブリタニア)

対象の自意識を奪い、自分の命令に忠実な殺戮人形に変貌させる。

ルルーシュやライのそれとは違い、対象が命令を実行しても自意識が戻ることはなく、同時に自意識が無いために命令がないと行動を起こせない。

愛別救生(シン・ヒュウガ・シャイング)

対象を自殺などによって死に至らしめる。

「死」という結果さえ満たせれば、単独による自殺のほか、同じく効果の発現した者同士での心中など、その過程はある程度操作できる。


対象を自ら手を下さず確実に死に至らしめるため、ロロのもの同様暗殺に適した有用な能力。

しかし効果が現れるには、『シン自身が対象を愛していること』『対象が「死」という概念を理解していること』と、対象が死ぬこともあって後から検証することが極めて困難な条件があり、シン自身もその能力の全貌を把握しきれていない。よって発動当時幼過ぎたアキトや、直感で嫌悪感を抱いたレイラに発動して、不発に終わるといった場面がある。(ただしアキトは「愛している」条件は満たしていたため、人生の選択や戦闘時における「呪い」といった無意識に干渉する効果は表れている。)


精神感応(所持者:レイラ・マルカル)

「ギアスの欠片」と呼ばれる目覚めかけの状態で完全な会得には至っておらず、自分の意思で自在に発動も出来ない。発動時は左目に紋章が浮かぶ。色はジェレミアのギアスキャンセラーと同じく青いが上下は正位置のままである。人間同士を精神レベルでリンクさせる事で、自分や他人の想いを伝え合う事が出来る。ブレイン・レイド・システムが目指した「脳を繋げて思考を共有して分かり合う」という、本来の運用法と図らずとも似た能力。


認識錯乱(所有者:スウェイル・クジャパット)

劇場版『復活のルルーシュ』に登場したギアス。

オルフェウスのギアスとは対照的な性質を有しており、こちらは発動時に目を合わせた相手の個体認識を別人のものに入れ替えて誤認させる。

クジャパットは主に標的の味方か自身の姿と入れ替えることで、集団戦で同士討ちを誘発させるという運用をしている。


無限新生(所持者:シャムナ)

劇場版『復活のルルーシュ』に登場したギアス。

自身の死をトリガーに、記憶を保持したまま時間を6時間前まで遡る一種のタイムリープ能力であり、これまでに登場したギアスの中でも規格外レベルに異質なもの。

元々は単なる「先読みのギアス」だったが、『反逆のルルーシュR2』におけるとある出来事による影響を受けてこのギアスに変質したらしい。


透明化(所有者:エリーサ・リヒテンシュタイン)

自身の姿を他者の視界から見えなくする。


幻覚(所持者:ロレンツォ・イル・ソレイシィ)

自分の眼を見た相手の五感を支配し、幻覚を見せる。

更にかけた相手の記憶すら読み取ることが出来る。


優先順位変更(所持者:)

心の優先順位を入れ替える。


吹聴(所持者:ライ)

自分の声を聞かせた者を意のままに操る。

ルルーシュのギアスの音声版といえる代物で、「一人に一度しか効かない」等その特性もよく似ている。

“自身が直接発した肉声”(=録音媒体や音声機器を通さない声)でなければ効果はなく、また当然ながら「聴覚を失った相手」や「声が聞こえない状態」の相手には効果が無い。そのため効果範囲は【自身の声が届く範囲まで】と曖昧。

過去に一度ギアスが暴走したことがあり、これによりライは祖国と家族を失っている。

しかし絶対遵守と効果が似ている関係上、絶対遵守の命令を上書きする事で打ち消す事が可能。

黒の騎士団編とブリタニア軍人編では一期における最大最悪の惨劇をこの特性により阻止する事になる。


思考転送(所持者:キャスタール・ルィ・ブリタニア)

ニンテンドーDS版コードギアスに登場した、『ブレス』と呼ばれるギアスの一種。

マオのギアスとは対照的な効果を持ち、使用者の思考や心の声を相手の脳内に強制的に送り付け読み取らせることが出来、互いの距離が離れていても効果は持続し続ける。また、心の声で相手に語り掛けることで会話を行ったり、頭痛を引き起こさせたり、その行動をトレースして今何をしているか感知することも可能な模様。


強制隷属(所持者:パラックス・ルィ・ブリタニア)

ニンテンドーDS版コードギアスに登場した、『ブレス』と呼ばれるギアスの一種。

接した相手を『ゴッド・ブレス・ユー』のキーワードを合図に、完全な下僕へと変えてしまうギアス。命令の実行後は自意識が戻るなどルルーシュのギアスに似ているが、能力そのものは対象の隷属化であり、命令を実行させる効果もそれに基づくものである。


昏倒病(所持者:ユーフェミア・リ・ブリタニア)

ニンテンドーDS版コードギアスに登場したギアス。

結界を作り出してその範囲内に居る相手に影響を及ぼす結界型ギアスの一種。範囲内に居る相手を気絶させてしまうことが出来るが、ギアス使用中は自らも行動不能に陥ってしまう。


赤色発光(所持者:品・ランペルージ)

特典映像『品』に登場した、ルルーシュの弟(を名乗る)品・ランペルージのギアス。

不死鳥のシンボルが現出した目から赤色の光を瞬間的に発することが可能。しかし、ただそれだけで特殊な効果などは一切ないこけおどしのギアス。


読心(所持者:デルフィナ・アンヘル)

ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』でのコラボシナリオ『蒼穹に散るゼロ』に登場したオリジナルキャラ、デルフィナ(出自は『反逆のルルーシュ』世界のギアス嚮団)のギアス能力。V.V.との契約で体得。

任意発動の範囲展開型で、自宅の中からでも外を歩く通行人たちの心が読めるくらい。上述のマオのそれと同系統の能力ではあるが、マオのように常時聴覚を無制限に苛むほど深刻化はしておらず、「使いやすい」範疇のものといえる。


その他

外伝小説『モザイクの欠片』には、契約相手がC.C.かV.V.かは不明だが触れた身体の部分の活動を止める、懺悔から自害させる、他者を演じる等これまでの契約者とよく似たまたは異なるギアス能力者が登場する。


関連画像

落書き(リクエスト)ギアスうどんげ


関連タグ

コードギアス ルルーシュ・ランペルージ C.C. 超能力

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