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ニナ・パープルトンの編集履歴

2022-09-29 22:05:13 バージョン

ニナ・パープルトン

になぱーぷるとん

ニナ・パープルトンとは、OVA『機動戦士ガンダム0083』のヒロインである。OVA製作途中の監督交代劇により、初期と後期で言動の不一致が見られる。

CV:佐久間レイ


人物

ガンダム1号機2号機の開発に携わっているアナハイム・エレクトロニクスのシステムエンジニアで、本作のヒロインポジション。

しかし技術畑かつ自身の開発したガンダムに対する愛着が凄まじく、一見清楚に見えて実は結構な変人気質である。


最初の頃はコウに対して特別な感情は抱いていなかったが、我武者羅に戦い続けるコウに心惹かれていく。そしてコウが無理に地上戦仕様のガンダムで出撃した際は、1話と異なりコウの身を案じて行動を起こしていた。


しかし中盤においてガトーと過去に恋仲であったことが発覚(ケリィの反応を見るにかなりの付き合いだった)。その後は一度は恋愛感情を抱いた男と今愛している男との対立に心を痛めていく。


そしてコロニー落下が確定的となった最終盤面において、落下するコロニーにコア・ファイターで潜入し、ガトーを射殺しようとするコウを止めるため、コウに銃口を向ける。その後はガトーに付いて彼を救おうとするも気絶させられ、ジオンの関係者によって救出され戦闘空域を後にした。


戦後の扱いは媒体によって異なり、先行公開された劇場版では消息は明かされず、OVAではコウの元へと戻った。当時の漫画版ではガトーとの関係自体がなかったため普通に終わっている。

悪女と呼ばれる原因

序盤の『主人公コウ・ウラキ値踏みするような言動』、『人間よりも自分の作品でもあるガンダムを真っ先に心配する』、そしてラストで『地球にコロニーが落ちるのが確定的となった瀬戸際で昔の恋人に情を移しコウに銃口を向ける』などの戦況より私情を優先した行動の数々によって、カテジナ・ルースクェス・パラヤなどと並んで、(最初期の)『ガンダム三大悪女』と呼ばれている。

そのため、視聴者から本作の真のヒロインシーマ様とまで評されている。


しかしながら、ニナの設定はクライマックスの展開に対して、明らかな矛盾がある

例えば、第一話ではある場面にてガトーの顔を直視している(描き方)にもかかわらず、「誰なの!?」と悲鳴を上げている(一応監督は最初期から0083に関わっており2号機のハッチで見えなかったと後付で説明してはいるが、ガトーが反応しないのがおかしいし、その後ガトーが事件に関わっていることを知っても長らく動揺しなかったなどの矛盾が生まれる)。

この矛盾の原因は、『機動戦士ガンダム0083』のページに記述しているように明らかにされていないが、当時スタッフやキャスト間でも矛盾に対する指摘があったという。


作品の途中で(最初期から関わっていたとはいえ)監督が代わるのは相当な事態であるため、少なからず影響もあったのかも知れない。


行動や心情に関するフォロー

一般的には「ニナがガトーのコロニー落としを後押しした」と認識されているが、実際は既にコロニー落としの成功が確定的な場面においての行動である。また、ケリィとコウの決闘にも生身で割って入っており、この時に過去へ囚われ続けるガトーの信念を詰るように「みんながちょっと我慢すれば済む話なのに!」と叫んでおり、ジオンの再興を望むその行動や心情には賛同していなかったことは窺える。


また、OVAリリース後に刊行された小説版では、OVA版の結末を元にしつつ補足が行われ、ニナの行動に対してコウ自らフォローする考察が追加された。それによれば「ニナが自分を止めたのは裏切りではなく、無抵抗のガトーを衝動的に射殺すれば必ず罪悪感と後悔を味わうことになるのを避けるためだった。もし殺していたら自分(コウ)は当時の罪悪感を一生引きずることになっただろう」と語り、そんなニナの真意を察せなかったことを悔いる…ということで、ニナの行動の理由付けとなっている。


……実際の所、ガトーはコウにとって敵兵であり、射殺は軍務の範疇であるため、理由付けとしてはかなりの無理筋ではあるが。

後にガトーが連邦艦隊に大きな被害と戦死者を出している事を考えれば、「自分がガトーを逃したせいで多くの人が殺された」罪悪感の方が強くなるのが普通だろう。


コミカライズ版

加登屋みつる氏の手掛けたコミカライズ版では、最初から最後まで徹底してヒロインとして描かれている。コウをあしらう・からかうといった年上の女性らしい姿を見せつつも、徐々にコウに惹かれていき、彼をガンダムのパイロットとして認めていくといった流れとなっている。

特に顕著なのが、アニメ本編での迷ゼリフとなってしまった「そういう事じゃあないのよ」を発言した場面である。

アニメ本編ではコロニー内部でガトーをかばってコウに銃口を向けたシーンで発せられたセリフだが、本作ではコウを試作三号機に乗せる事を渋った際に自分の実力が不足しているのかと憤るコウに対しての返事として呟いている。

これは試作三号機が操縦に負担が大きい機体であること、ガトーとの戦闘でコウが死にかけてしまった事を受けて彼の身を案じたもので、即座にコウの頼れる上官であるベルナルド・モンシア中尉から「ニナさんはお前を心配しているんだ」とフォローされ、さらにモンシア中尉からコウの能力は確かなものだから安心してくれと励まされた事で、ニナがコウに試作三号機を託す事を決意するという名シーンとなっている。

そして本作では最終的にニナの支援を受けたコウがコロニー落としの阻止に成功、粉々に砕け散ったコロニーの破片が星の屑として夜空を彩る様をコウとニナが二人並んで眺めるシーンで幕を閉じる、と言った流れとなっている。


『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』

コウ・ウラキの戦闘開始時などの掛け合いに登場。彼と共に宇宙世紀やアナザーを問わず、様々な時代で活躍した僚機や敵機の戦術やスペックについて語らう。また、機体だけでなくパイロットの方にも興味を示しており、コウに対してゲルマン忍術を習得したらと毒づいている…宇宙世紀の人物に対してその要求は酷ではなかろうか。

パイロットを操ればデータが取り放題ではないかと画策したり、敗北した際にはコウよりも自機が壊された事を心配するなど、アレな所も健在である。


しかしながら、キャタピラビーム避けのコーティング1号機に取り付けようというコウの提案に対し、それもありだと考える憎めない所も。

関連イラスト

紫豚女史

関連タグ

機動戦士ガンダム0083 ガンダム三大悪女 悪女 紫豚

マリーメイア・クシュリナーダ後のガンダム作品で佐久間女史が演じたキャラクター。

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