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高二病の編集履歴

2023-05-12 04:30:35 バージョン

高二病

こうにびょう

高二病は、中二病からの派生語。

高二病

中二病の一種。

症状は中二病と完全に同一で、違いとしては「批判的なレッテルとして『中二病』を使いたがる」ことだけなので、中二病と高二病を厳密に分ける必要は薄い。

世間のものを中二病と見下して自分は特別だとアピールするので、中二病を王道と見るならば反王道系の中二病である。現実マウントやオタクバッシングとも結び付けられやすい(だが、高二病が掲げる現実と批判対象が好む異世界の中身が入れ替わっているケースも多い。後述)。


中二病の各種症状が沈静化を迎える高二の頃に発症しがちなためにこの名が付いた。

中二病対策のために作られた免疫のせいで、アレルギー反応を引き起こして逆に害になってしまっているようなものと考えれば良い。

症状は、中二病的な言動に対する過剰なまでの嫌悪と、そのような態度をとる自分への陶酔。

中二病脱却に一番重要な客観性に欠いていたために、言動のベクトルを正反対に変えただけで解決した気になり、一般人は中二的かどうかの区別も付かないために過剰反応などしない(できない)という肝心な事に気付いていない。

中二の頃に比べて半端ながらも知恵がついているため口だけは達者になり、中二病をはじめとして様々な物事に対する批判的な態度が顕著に現れるのも特徴。

中二病が「カッコよさや熱血への憧れ」によるものならば、高二病は「ニヒルさクールさへの傾倒」とも言えそうだが、中二病が肯定的な表現の発露であるのに対し、高二病は否定的な言論批判による抑制なので、中二病は痛さに笑える余地もあるが、高二病は痛いだけで笑える要素が無い。


高二病による弊害

※痛いタイプのみを抜擢


中二病だった自分の否定だけならまだしも「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とばかりに、「他の中二病患者」と「中二病患者が好むもの」と「中二病患者が行いそうな行為」を全て自分と混同して叩く。

例えば、中二病を拗らせて漫画のキャラを真似ている赤の他人(邪気眼)と、そのキャラ自体や漫画作品自体(飛影幽遊白書)と、ただのキャラのファン(飛影はそんなこと言わない)を全部一緒くたに同一視して「中二」の一言で叩き、飛影が邪眼や黒龍を「自制」するのまでナルシズムだと言い張る。

更には、外見やキャラクター重視の「萌え系」「キャラカタログ」「恋愛ゲーム(特に主人公の姿がない主人公≒プレイヤーのもの)」、漫画・アニメ・ライトノベルに登場する「権力を持った生徒会」などを作者やファンに(設定ではなく作品を)好きな理由や作品のコンセプトを聞く前から好きな理由を決め付けて卑下し、ましてや好きですらない人(アンチまで行かない無関心ないし反応が薄い人)を「そういうのが好き」と決めつけて卑下し、自分はそうではないとして棚上げする(だが、嫌いなコンテンツとそのファンを見ない手段は選ばない)。

ギャグ漫画お笑い芸人に「変な見た目のキャラに変な仕草をさせるだけで笑わせている」「ストーリー漫画より格下でストーリー漫画と何の接点もなく何も考えないでただキャラを騒がせれば描ける」と言って自分自身の差別的な他人の見方を自己紹介する(ギャグはそのための媒体ではないし、笑いのプロは突っ込むべき場面を計算して突っ込んでいる)。

児童向けは今見ると馬鹿馬鹿しい、恋愛要素や難解要素無しでスカスカ、玩具催促しか目的がなくてワンパターンで騒いでるだけの子供騙しで誰でも作れる」「小学校低学年以下のガキ主人公(適齢期の美形主人公以外、地位のある主人公以外)は格好悪い」「大きくなっても児童向けに嵌っている人間は中高生も含めて電波キチガイに見える」「大人で児童向け作品が好きな人はエロ同人の題材探しだけが目的で見ているか、大人の汚れた目線(例:他人の不幸を嘲笑する、R-18Gレベルのエログロを求める)で見ているか、メタ目線で制作者の恋愛事情や金銭事情を探るだけが目的で見ている(自己紹介)」といって子どもの頃好きだった作品に出戻りしようとしている人たちに罪悪感を抱かせる。児童向けでも若者の間でバズっていて「ダサい」イメージがない好きと言いやすい作品にだけは普通に接する(周りに流されるだけで自分自身がない)。

フィクションにおいて「恋愛だけではなく友情もある」「恋愛以外のテーマのほうが好きだ」と言いつつ児童向けや不細工ばかりの作品やニッチな作風の青年漫画には来ない(本当にその作風が好きな人はその作風の作品を黙って楽しみ、友人と好みを共有し、恋愛も恋愛で許容している)。

同じくフィクションにおいて「サバサバしたしっかり者の恋愛要素なら(ファンではなく第三者や編集者の目線で)好きだ」と言いつつ、二次創作においてその設定を共感や信頼や萌えではなく脇役の差別や脇役の嫉妬認定や総受け正当化に利用し、攻め候補のキャラたちに美形がいないのに文句を言ったり、そのタイプと比較して他人の推しを罵倒したりして嫌われることばかりする(本人はどこもサバサバしていない)。

フェミをこじらせたタイプなら「オスカルのようなものすごく気が強く、男性に受けず、男性の代わり扱いもされない女性だけが住み、女性間の紛争もない女だけの街」というホモソーシャル作品でも見かけない机上の空論を賛美し、そのような作品を自分で作ればいいが自分からは動かない。

周りにいるアジア人の平均値の顔のフツメンブサメンは選びづらい)をアニメや漫画の非美形に例え、公式の三枚目モブキャラ悪役風刺よりも悪い容姿に解釈し、自分が勝った気になる症状も見受けられる(悲しきかな、これも実は自己投影である)。

現実と二次元2.5次元を分けているコスプレイヤーに向かって「衣装がダサい」「現実に似ていない」と当たり前のことを言って罵倒し、自分の派手な私服にはノータッチ。

身の周りのお洒落に嵌り出した大人しい人間、多くも少なくもない中の上以上の友人を作り出した人間(同性のみの集団も含む)を見つけるや否や、わざわざ本人に向かって「勘違いに見える」「調子に乗ってる」「本人はイケてると思ってるみたいだけどイケてない(モラルハラスメント)」と罵倒し、俺ルールで相手を管理してお洒落を止めさせ、自分のお洒落だけは棚上げする(僻むお洒落は派手なお洒落だけではなく、質素なお洒落も含む)。

自分がお洒落を禁止されていたり、好きな異性が一緒だったり、相手の立場が特別過ぎならば妬むのは分かるが、そうではない。

普段は萌え絵や腐向けといった性的消費用の二次元を(フェミやポリコレの叩きというよりはダサいものを嫌う上から目線の態度で)叩いている癖に、身近にいる上手い絵師や萌え絵や腐向けのファンがそのジャンルを描き出したら「萌えオタや腐女子を落とすのは難しい」「たかがオタク向けだと思って舐めていると痛い目に遭う」などと言って知らない分野の知ったか面をし、普段叩いている萌えオタや腐女子の味方面をし出し、叩いた絵師が多くも少なくもないファンに支持・許容されたら妬みだし、作品を好む萌えオタや腐女子のファンも叩き出す(都合に合わせてくるくる敵と味方を変える)。

ダサくないイメージを作り、「イケてる」仲間と繋がるためだけに量産型ヲタクを演じ出したり、自分だけの推しを探さずに知名度などの数字で推しを選んだり、自分の推しを探すよりも他人の推しを調べ上げるのに熱中して、「カモが自分に性的対象を献上した」「自分と恋愛経験のレベルで張り合っている」と身勝手な解釈をして「自分向けじゃない」という当たり前の文句を言う。本人は自力で推しを探すのではなく、第三者として他人の恋愛にやれやれと説教するのが格上や冷静な視点に見えて格好いいと思っている。


高二病が想像している「中二病」はおらず(厨設定を好んでいるが想像している好み方と違うor好んでないor好んでいるが倫理的に問題がない等)、一人相撲シャドーボクシング)・自己嫌悪だったなんてことも。

要するに関係がありそうで無いもの(あるいは全くの別問題)への八つ当たりなのだが、客観性が無いためにここまで拗らせたので、それらを分析し自覚する能力に著しく欠けている。しかも性質が悪いことに、当人は世界を正しているつもりなのだから始末に終えない。

そしてその正しさが誰にも受け入れられないと分かると、更に症状を拗らせる。

ネット上では逆張り高尚、自己投影(同族嫌悪)とも揶揄される。


本来の意味の高二病

前述の高二病患者は、(特に身近にいる嫉妬対象で)他人を見下さずに息をするように「普通」「素朴」「マイナーだけど自分は好きなキャラクター」を選び取る人や痴漢や破落戸に狙われないように敢えて引き算した服装や集団に溶け込んだ服装をする人を僻み、相手が威張ったり自分に好みを押し付けたり仇になるような行為をしていないにもかかわらず「美形よりも垢抜けないものが好きなB専」「シンプルな作品に俺設定を付けて酔っているマイオナ厨」「メジャーな界隈だと目立てないから地下アイドルのような界隈で目立とうとしている低能」などと言って卑下する。

この例の「身近な人」は金の斧銀の斧で言う自分のキャラクターを作ったり周りに当てつけたりするまでもなく鉄の斧を選び取る人で、このタイプが本来の意味の高二病だったという説もある。井の中の蛙ではない大海を知る者なのにもかかわらず「身近で親しみやすいものが一番」と気付き、普通を選び取る人も多い。

だが、中二病が好む特別なものに完全に無関心な人はおらず、そもそも普通の基準は人によってバラバラで難しく、殆どの人が望む普通は中の上以上であり、どっちもどっち論になりがちなので割愛する。

中二病を恥と思わない中二病が見れば地味好きも派手好きもニッチ好きもすべて中二病に見えているケースが多く、中二病の項目に黒などの質素なものが書かれているのはせいであろう。


大二病

高二病を更に拗らせた状態。

サブカルチャー深化型大二病

高二病を肯定的に否定するパターン。叩く対象が中二病患者から高二病患者に変わっただけで、やってることは変わらない。

知識が中途半端だった高二病的な姿勢を訂正すべく、高二病患者の手ぬるい部分を真剣に突き詰めて批判する。それと同時に「人間観察が趣味」と言い出し、これまでの批判はあくまで客観的評価だと自己正当化し、高二病時代に批判という名の誹謗中傷をして傷付けた人々から逃避する。

中二病再帰型大二病

高二病を否定的に肯定するパターン。認める対象が高二病が好むものから中二病が好むものに戻っただけで、やってることは変わらない。

高二病が間違っていたと気付いて全てをすっぱり忘れたいのだが、これまでの全てを無かった事にも出来ず、結局中二病に逆戻りしてしまう。高二病だった過去を無くすべく、昔からずっと中二病だった振りをする事で、高二病時代に誹謗中傷して傷付けた人々から逃避する。

自称老害系

「自分は老害なので最近の作品の良さがちっともわからない」などと言い出す。

流行りからの脱却、大衆の見下し、特別な価値観を持つ自分のアピール…

上記と同じく「中二病であることを否定しているが、よくよく聞いてみると中二病の症状と全く同一」のパターン。「懐古厨なので〜」「自分はおっさんなので~」「古いオタクなので~」など類語多数。

その他の高二病派生

他にも黒歴史を過剰に気にするあまり、何も出来ない没個性人間になる裏中二病、批判のし過ぎで厭世感が生まれ、働いたら負けかなと思ってる院二病などの派生もある。

症状の進行如何によっては中二病、高二病、大二病を網羅したループに突入するという悪夢も発生し得る。


中二病が何の努力もせずに特別な自分が欲しいという点が発端だったのに対し、高二病の発端は何の努力もせずに特別な自分を欲しがっていた、という点を認められず逃避する点にあると言えるだろう。

ただし、中二病には「特別な自分の妄想語りが面白くて周りにモテてしまう人(妄想を同人作品にする、友達とお互い特別なキャラになりきって楽しむ、好きな歌や音楽を聴いて充実した時間を過ごすなど、努力との境界線が難しい簡単な行動は起こしているケースが多く、周りを犠牲にしたりはしない)」などグレーゾーンがいて、高二病にも「中二病的なやり取りをしているうちに対人経験が増えてルッキストの酷い面を見てしまう等のトラウマを味わい、夢のない現実のほうが好きになってしまう人(下位互換として現実を選んでいる訳ではない人、今でも夢は見ているが漫画・アニメ・ゲームファンのマナーの悪さに辟易して界隈に関われなくなってしまう人)」などグレーゾーンがいる。


関連キャラクター

鶴喰鴎

鶴喰鴎


松野一松

ひょっとして猫飼ってない?


比企谷八幡

Welcome To My Life


関連タグ

中二病 キレる17歳

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