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キマイラの編集履歴

2013-11-19 17:27:37 バージョン

キマイラ

きまいら

キマイラ (Χίμαιρα、Chimaira)とは、ギリシア神話に登場する魔物である。

概要

魔神テュポーンエキドナの間に生まれた異形の怪物。

獅子山羊(あるいは)の特徴が入り混じった姿をしており、口から火を吹く。

リュキア山と言う火山に根城を構え、付近の人畜に著しい損害を与え続けてたが、天馬ペガサスを操る勇者ベレロポーンによって鉛の塊を飲み込まされ、自身の火で溶けた鉛で臓腑を焼き尽くされて退治された。

雄獅子の頭を持つが、ことギリシア神話に出現した上記の個体は意外にも雌個体。神話においては合成獣に限らず、どうでもいいモンスターにもポケモンのようにオスメス識別を表記することがある。


元々はヒッタイト神話体系に措ける神獣だったが、時代が下ると共にモンスターとして認知されるようになった。とはいえ、複数の動物を合成した獣は世界中の神話体系でありふれたことで、別段ギリシア神話が珍しいわけでもない。

近年ではこの魔物の名から転化した「キメラ」の語が合成生物全般を指す表現として用いられる。


余談

「キマイラ」はギリシャ語である。

他の言語では主に「キメラ」でも通じるが、英語だと「カイメラ (Chimera)」、フランス語だと「シメール (Chimère)」になる。


メイン画像をはじめ、「獅子・龍・山羊の頭が各々一つずつ付いた姿」で知られるが、神話では「龍と山羊の頭」に関する記述は見られず、一般的に知られるこの姿はTRPGの元祖たるD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)の製作スタッフによる創作である。

大型モンスターとしてのキマイラは今までに倒されたモンスターの怨念が集まった終盤の敵として立ちはだかるケースが定番。

このほか人間が改造される例も少なくない。


マッドサイエンティストが好んで作る生物兵器の定番としても描かれ、この場合は単に生体パーツを移植しただけの粗雑な改造サイボーグとの併改を免れない。

他の生物の遺伝子データを放射線に変換して生体に照射する方式が一般的。

一説にはゼットンも複数の怪獣や宇宙人の交雑種とされる。受精卵レベルから遺伝子を組み換えたハイブリッドをもキマイラと定義するなら、育成成功には相当の時間と経費を擁する高級品。


関連イラスト

キメラ習作キマイラ

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関連タグ

モンスター 怪物 きゅうきょくキマイラ

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仮面ライダービースト(契約しているファントムがキマイラ)

表記揺れキメラ

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