ボディ・ビルダー出身の俳優、元州知事。
有事の際には自ら銃を取り駆けつけられる。
シルヴェスター・スタローンとはライバル兼親友である。
概要
1947年、オーストリア生まれ。
オーストリアン・オークの異名を取るボディビルダーとしてその名を馳せた。(兵役義務中に無断外出して大会に出場、優勝したというエピソードもある)
その後1970年頃から俳優業に転身。その体格を買われ、ヒロイックなタフネスを体現する配役を多くこなしていった。
1984年には「ターミネーター」に殺人ロボット・ターミネーターとして出演。死と恐怖を体現したその姿は全世界に衝撃を与え、本作と配役であるターミネーターT-800は氏の代名詞になるに至った。
ただの恐怖役のみならず、続編たる「ターミネーター2: Judgement Day」ではT-800の後継機、T-850として主人公の味方役となる。主人公である少年とのやり取り、そして有事には全力を持って主人公たちを守るため戦うその雄姿は「理想の父親」的ですらあり、氏の人気を不動のものとした。
1985年には痛快アクション映画「コマンドー」では今までの無口で大柄、「ターミネーター」での冷酷な殺人マシンというイメージから一転、見事にビルドアップされた肉体と、それを存分に活かしたアクション、随所にちりばめられたセンスのいいジョークを披露し、この作品で正義の味方としてのイメージを確立すると共に、アクションスターの地位を不動のものとした。
また、この映画がきっかけでコメディ映画にも出演するようになったのである。
1983年にアメリカ国籍を取得(現在もオーストリア国籍を持っている)。
2003年、共和党候補としてカリフォルニア州知事選挙に出馬、見事当選を果たす。以来2011年に任期切れによって退任するまでカリフォルニア州の州政治を執った。
上記「ターミネーター」、「コマンドー」の印象が強い氏は、日本では「ターミネーター知事」、「コマンドー知事」、「一人エクスペンダブルズ」などと呼ばれることもあった。
2012年に「エクスペンダブルス2」で本格的に俳優業に復帰、2013年には復帰後初主演映画となる「ラストスタンド」が放映されている。(日本では4月末に放映。)
ちなみに、ミシガン州立大学の学生が集計した、映画の中での殺害人数で第1位(369人)を記録している。(この集計には、1960年以前の映画とB級映画は含まれていない。)
関連イラスト
ターミネーター
コナン・ザ・グレート
コマンドー
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玄田哲章 言わずと知れた吹き替え声優(本人公認)
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