先島光
さきしまひかり
概要
素直でなく口が悪いが、正義感が強く面倒見の良い真っ直ぐな性格の海村の男子中学生。
海村の鳴波神社の宮司の子だが、家柄についてはあまり気にしていない。
幼馴染のまなかをいつも気にしており、保護者のように心配している。
紡とまなかの関係をかなり気にしている。
地上に通い始めたばかりの頃は攻撃的な面が目立ち、地上の人々に対して少々偏見を持っていた。
(特にまなかが気にしている紡に対しては強い敵対心があった。)
しかし、姉・あかりと潮留家の問題やおじょし様破壊事件、紡の影響で変化していくまなかなどを通して地上の人々への理解を示していき、また、まなかの幸せを願って自分は身を引くべきなのではないかと考え始める。
そして、まなかと紡の言葉を受けて2人の為、そしてあかりの幸せの為にここ数年中止されてきたおふねひきをやろうと提案し、先頭に立って準備を進めていく。
(これらの事を通して地上にも多くの友人が出来るようになる。)
冬眠と寒冷化のことを知り準備にもより一層気合いを入れる中、まなかとの関係にも変化が生じていく。
そして、おふねひきの日が迫る中、要の誘導によりまなかに告白するが混乱した彼女は逃げてしまう、そしてその直後に自身もまたちさきに告白される。
その後、自分を見つめ直した光は戻ってきたまなかに改めて自分の気持ちを伝え、彼女の言葉を待つも「おふねひき終わったら言うね」との言葉を受け、その日を待つこととなった。
しかし、その当日、あかりの代わりに生贄になろうとするまなか、そのまなかを助けるため手を伸ばすも届かず、さらに激流に吹き飛ばされてしまう。
その後、穏やかさを取り戻した海に彼が浮かび上がることはなく、行方の知れぬままおふねひきは幕を閉じたのであった・・・・・・はずだった。
第2部ネタバレ(5年後)
おふねひきの事件から5年の歳月が流れ、紡やちさき、美海、あかりたちは地上で各々成長し暮らしていたが、海底がどうなっているかわからぬままだった。
そして巴日の夜、紡と美海は氷漬けの海に裸で倒れていた光を見つける。
しかし、その姿は成長しておらず5年前の姿のままだった。