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生物彗星WOOの編集履歴

2014-02-03 15:24:15 バージョン

生物彗星WOO

せいぶつすいせいうー

2006年4月9日から8月13日までNHKデジタル衛星ハイビジョンで放送された特撮テレビ番組。正しい表記は「生物彗星WoO」でWとO間のoが小文字。

作品解説

2006年4月9日から8月13日までNHKデジタル衛星ハイビジョンで放送された特撮テレビ番組。全13話。

円谷英二らが『ウルトラマン』以前に企画していたテレビシリーズ案『WOO』を原案としており、物語は不定形の宇宙人が活躍するというもので、円谷プロ最初のテレビドラマとしてフジテレビに持ちこんだ予定だったが、予算や技術的な問題から中止になった。

しかし、円谷プロダクションが、新たなウルトラマン像の開拓を目指して製作した企画『ULTRA N PROJECT(ウルトラ エヌ プロジェクト)』の進行により、「生物彗星WOO」として放送する事になった

また、重苦しいドラマ展開や残虐描写などが本作の特徴だが、主人公たちのコミカルな展開やアイ吉と怪獣の可笑しな戦いなど、多少コミカルな描写も少なからず存在する。


あらすじ


ある日、地球に正体不明の彗星が接近して来た。

調査の為、宇宙探査機「とらざめ」が向かったが、直後、、彗星は突然謎の大爆発を起こし、彗星の破片が全世界に降り注いだ。

その頃、中学生の少女・神代アイは、丘の上の公園で彗星の破片を拾い、家に持ち帰る。その夜、その破片からは謎の生物・WoOが誕生した。

翌朝アイは学校へ行くが、アメーバのような謎の怪獣が学校の生徒達を次々と捕食し、幼馴染の山南 マドカも犠牲になった。

絶体絶命の危機に陥るアイを守ろうとWoOが巨大化し、怪獣を撃破したが、WoOを危険な生物と見なして捕らえようとする防衛隊から、アイはWoOと共に逃げることになり、長い逃走生活が始まった。

行き先で出会う人々との交流とWoOと次第に心を通わせていく内に成長してきます。

しかし、WoOを巡って数々の思惑や陰謀が水面下に暗躍、さらに怪獣達がWoOを狙って出現した。

そして、明かされる彗星爆発の真相、そして、アイとWoO最大の危機。

アイはWoO、そして地球を守れるか!?。

登場人物

主要登場人物

神代 アイ(くましろ アイ)

本作のヒロイン。女子中学生で母親と二人暮し。

性格は明るく

多感な時期のせいか人とのコミュニケーションが苦手で、サッカーの試合でもワンマンプレーのために敗戦し、チームメイトからも白い目で見られる事が多い。食べ物の好き嫌いが多く、特に野菜が大嫌いで野菜ジュースにさえあからさまな嫌悪を示すほど。

サッカー部に所属していたが、スタンドプレーが原因で試合に負け、優勝を逃した事で部員達に疎まれ、レギュラーへの道を断たれた上にサッカー部を追放される。その後もいじめを受ける事になった。また、母親の清美は、仕事を優先していたため、家族の仲が冷えていた。そのため、孤立した環境のために人間関係が少ない。そのため、幼馴染であるマドカだけが親友である。

彗星が爆破した後、拾った化石から誕生したWoOと運命的な出会いをする。しかし、中学校がゲルネイクに襲われ、多くの生徒達やマドカを眼前で失い、自身はWoOの力によりただ一人生き残り、防衛隊に保護される。しかし、SWORD本部からアイとWoOをアリゾナ基地に移送することを決定、場合によっては抹殺もやむなしとの命令を下す事をWoOの力で隊員達の会話を偶然聞いてしまい、WoOも自分も殺されると思い、逃亡生活が始まる。

アイが唯一心を許す存在である小太郎に想いを寄せている。

WoO

異星からやってきた生命体で、彗星の爆発後、化石の状態で地球に落下し、公園でアイに拾われた。

二本足で歩くオタマジャクシのような可愛い姿をしており、目で表情を表わしたり、コミカルな動きを見せる。


元木 小太郎(もとき こたろう)

アイの先輩で、高校中退のフリーター。コンビニでアルバイトをしているが、夢は特撮映画監督になる事。アイのことが好きで、アイのためならどこまでも行くという情熱を持っている。

フィギュアを作るのが得意で、アイにアイ吉をプレゼントしたが、これがWoOがアイ吉になる切っ掛けである。


葛城 シオン(かつらぎ シオン)


山南 大輔(やまなみ だいすけ)

防衛隊情報管理室三課の指揮官。マドカの父親で、アイを幼い時の頃から知っており、「おじさん」と呼び慕われていたが、一人娘であるマドカを失った事がきっかけで、仕事一筋の鬼軍人となり、アイとWoOの行方を追う。しかし、任務よりも民間人の救助を優先したり、アイを助ける為に部下のシオンを庇うなど良心的で部下思いな性格で、内心ではアイに対する情が残っており、命令と良心の板挟みに苦しむ。しかし、アイとWoOを巡ってウエーバー参謀の独断専行や横暴な命令に次第に不信感を抱き、ついに独断に動く事になった。


桜庭 賢三(さくらば けんぞう)


雑崎 尚人(さいが なおと)


桐島 隆司(きりしま りゅうじ)


神代 清美(くましろ きよみ)


権田 一郎(ごんだ いちろう)


秋田 譲二(あきた じょうじ)


山南 マドカ(やまなみ マドカ)


永倉 泰三(ながくら たいぞう)


ウエーバー参謀


登場ヒーロー

アイ吉

WoOが怪獣と戦うために変身した巨人。小太郎がアイにプレゼントした自作のフィギュア「アイ吉」をモデルだが、顔がWoOになっているのが特徴。

身軽でひょうきんな動きで怪獣と戦うが、ドジを踏んだり、蹴り外すして

戦闘シーンが何故かコミカルな戦いになるのが特徴。

光線技がなく、格闘のみで戦うのが主な戦闘である。必殺技は身体を丸めて高速回転しながら行う体当たり「スピニング・アタック(アイ吉バージョン)」。他にも全身にエネルギーをみなぎらせて放つパンチ「アイ吉拳」、相手の力を利用して、頭から体当たりする「リバウンド・クラッシュ」などの技を持つ。

後にアイに教えられたサッカーの技術を活かして戦い、体の回転でつむじ風を起こし、それにより浮き上がった車を敵に蹴り込む「トルネード・キック」、ジュース缶の中の水を瞬時に氷結させて撃つ「アイス・シュート」を繰り出すようになった。


登場怪獣

WoOを狙って出現する怪獣。アメーバのような不定形の姿や魚類、昆虫など様々な姿をしており、人間を捕食する事が多い。その正体は生物彗星の欠片(怪獣細胞)から生まれたもので、本能的にWoOを取り込もうとする。アイ吉との戦闘シーンではコミカルな戦いになる事が多く、時々人間臭いシーンも少なからずあった。後に怪獣細胞を使って人間が怪獣化するようになった。

また、名称が「ゲル000」になるのが特徴である。


ゲルネイク

第1~2話に登場。


ゲルローブ

第3話に登場。


ゲルベイロ

第4話に登場。


ゲルバイル

第5話に登場。


ゲルバイルMK

第10話に登場。


ゲルノイド

第12~13話に登場。



用語

生物彗星(ポルナレフ彗星)

地球に接近した謎の彗星。謎の爆発により、彗星の欠片が世界各地に降り注いだ。実は意思を持つ巨大な生命体で、


防衛隊情報管理室三課

防衛隊直属の機関で、山南が指揮官とする部隊。彗星爆発により、SWORDの指揮下に組み込まれた。SWORD本部の命令で、


SWORD

正式名称(宇宙環境保全局、Space Wonder Observer Rhea Defenderの略)。


雑誌「ケミストリー」

アイの母、清美や譲二が勤める新聞会社。


怪獣細胞

怪獣の大半に存在する細胞で、アメーバ状となり、人間を取り込んでしまう力を持つ。


WoO細胞

WoOから採取した細胞。


新WoO細胞

永倉がWoO細胞を改造したもので、怪獣細胞を操る力を持つ。

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