絶叫学級
ぜっきょうがっきゅう
解説
絶叫学級とはいしかわえみが描く、少女漫画雑誌りぼんで2008年10月号から連載中のホラー漫画である。
※表記は『叫』の文字のみ、赤く表記する。
この漫画では、毎回違った物語の主人公が登場し、
その物語を黄泉と言う女の子がストーリーテラーとして紹介するという、オムニバス形式で物語が進行する。
「少女漫画でのホラーならば、大したことがないのでは?」と一度は思うかもしれません。
事実、りぼんで掲載されている他の漫画の例に溺れず、恋愛要素ありのかわいらしい画風でお送りしています。
そう。その瞬間までは。
この漫画では、毎回登場する主人公達が自分の欲望や嫉妬に狂い、破滅する様が描かれることが多い。
グロシーンは読者層に配慮して、ひかえめではあるが、
それでもホラーシーンは冗談抜きで、少女漫画雑誌とは思えないほどの狂気に満ちている。
たまにハッピーエンドもある。
……かと思いきや「どんでんがえし」により、バッドエンドに豹変することも多く、目が離せない。
知名度こそ低めだが、りぼんっ子達にとってみんなのトラウマになるポテンシャルを十分に秘めている。
また、いじめをテーマにしたお話も目立ち、非常にメッセージ性が強いのも特徴である。
だが、れっきとした少女漫画である。
「それでも平気と言う方は 絶叫学級へいらっしゃい。
私があなたを 恐怖の世界へ ご案内しますよ。」
黄泉(よみ)
この漫画、唯一のレギュラーキャラクターである、幽霊のおんなのこ。
かなりの気分屋で、物語の主人公達をあざ笑うかのように見守る、恐怖の世界への案内人。
たまに本編に関わってくるが、助けてくれると言うわけではなく、むしろあっちの世界へ主人公達を引きずり込もうと画策する、悪霊として登場することもしばしば。
読者にトラウマを植え付け、主人公達の破滅をあざ笑うその様は、かの「笑ゥアノ人」を彷彿させる。
彼女の下半身は常に見あたらないが、見えないのではなく実は本当にないである。
つまり、彼女は下半身がちょん切れている前代未聞のヒロインなのである。
(たまに、単行本などで下半身が描かれていることもあったりするけど……『イメージ映像』なんだよ。きっと。)
そのため、イラストとして描く場合はR-18Gのタグが必要となってくる場合もあるので要注意。
何故このような形状で幽体化してしまったのかは、
コミックス3巻「10時間目 黄泉の真実(前編)」「11時間目 黄泉の真実(後編)」にて語られている。
生前の名前は『秋元 優美(あきもと ゆみ)』。
作者曰く、「ある女優さん+黒猫=黄泉さん…になるかも?」だそうである。
また、本編とは別のお楽しみページ『絶叫学級日誌』ではデフォルメされた姿で登場し、
マスコットキャラであるギャ王と共にコーナーを仕切っている。
また、「絶叫学級『黄泉(よみ)』なさい。」
…という、一発ギャグ…もといキャッチフレーズも言ったりするお茶目(?)な一面も。
絶叫動画
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