「皆さん こんにちは。
絶叫学級の時間です。今回はピクぺディアでの課外授業といたしましょう。」
概要
絶叫学級とはいしかわえみが描く、少女漫画雑誌りぼんで2008年10月号から連載中のホラー漫画である。本編は2015年3月号で一旦連載終了。しかし同年7月号よりタイトルを「絶叫学級 転生」と改め再開される。
単行本は無印は全20巻で、1989年のときめきトゥナイト以来26年ぶりの、りぼん連載作品でのコミックス20巻到達となった。
絶叫学級 転生では改めて巻数が振られ、第1巻が発売中。
※表記は『叫』の文字のみ、赤く表記する。
この漫画では、毎回違った物語の主人公が登場し、
その物語を黄泉と言う女の子がストーリーテラーとして紹介するというオムニバス形式で物語が進行する。
「少女漫画でのホラーならば、大したことがないのでは?」と一度は思うかもしれません。
事実、りぼんで掲載されている他の漫画の例に溺れず、恋愛要素ありのかわいらしい画風でお送りしています。
そう。その瞬間までは。
この漫画では、毎回登場する主人公たちが自分の欲望や嫉妬に狂い、破滅する様が描かれることが多い。
グロシーンは読者層に配慮して控えめではあるが、
それでもホラーシーンは冗談抜きで、少女漫画雑誌とは思えないほどの狂気に満ちている。りぼんっ子にとってみんなのトラウマになるポテンシャルを十分に秘めている。
その反動もあって、感動回に胸を打たれる読者も少なくはない。
「それでも平気と言う方は 絶叫学級へいらっしゃい。
私があなたを 恐怖の世界へ ご案内しますよ。」
黄泉(よみ)
この漫画、唯一のレギュラーキャラクターである、幽霊の少女。
かなりの気分屋で、物語の主人公達をあざ笑うかのように見守る、恐怖の世界への案内人。
たまに本編に関わってくるが、助けてくれるわけではなく、むしろあっちの世界へ主人公達を引きずり込もうと画策する悪霊として登場することもしばしば。
読者にトラウマを植え付け、主人公達の破滅をあざ笑うその様は、かの「笑ゥアノ人」を彷彿させる。
彼女の下半身は常に見あたらないが、見えないのではなく本当に存在しないのである。
つまり、彼女は下半身がちょん切れている前代未聞のヒロイン。
(たまに、単行本などで下半身が描かれていることもあったりするけど……『イメージ映像』なんだよ。きっと。)
そのため、イラストとして描く場合はR-18Gのタグが必要となってくる場合もあるので要注意。
何故このような形状で幽体化してしまったのかは、
コミックス3巻「10時間目 黄泉の真実(前編)」「11時間目 黄泉の真実(後編)」にて語られている。
生前の名前は『秋元 優美(あきもと ゆみ)』。
作者曰く、「ある女優さん+黒猫=黄泉さん…になるかも?」だそうである。
また、本編とは別のお楽しみページ『絶叫学級日誌』ではデフォルメされた姿で登場し、
マスコットキャラであるギャ王と共にコーナーを仕切っている。
また、「絶叫学級『黄泉(よみ)』なさい。」
…という、一発ギャグ…もといキャッチフレーズも言ったりするお茶目(?)な一面も。
映画
2013年夏に実写映画化される。主演は川口春奈。
これまでの作品2編をミックスした内容で、黄泉も話に絡んでくる。
絶叫動画
「体験入学は こちらからどうぞ。」
youtubeのりぼんの公式チャンネル
粟立つ夜
本編休載期間の2015年4月号-6月号には、「粟立つ夜-絶叫学級 Another Story-」の連載を実施。黄泉は登場しない8ページ程度での構成であった。
関連タグ
「さて…そろそろ お時間となりました。
それでは、皆さん。また次回の絶叫学級でお会いしましょう。いつでもお待ちしていますよ…。」