黄泉(神)
よみ
昔から人々の怒りや悲しみを請け負い、その心を持つ人物を飲み込む恐ろしい神なために、ある人物によって、『黄泉の誕生』の主人公《ヒーロー》及び、『絶叫学級』の主人公の生前・秋元優美の通う中学校の裏山の祠に封印されてしまう。
その祠には封印用の札が貼られていたが、『黄泉の誕生』のヒロインをいじめていたクラスメイト達が札を剥がしてしまい封印が解け、彼女のいじめで怒りで我を忘れた主人公を飲み込もうとしたが、生前のいじめによって、いじめの主犯格の少女を道連れにして下半身を亡くして自殺をし、幽霊になってしまった秋元優美が体内に封印して、自身が黄泉となってしまう。
2代目黄泉はこの物語の案内人を務め、敬語で喋るもエピローグでは辛辣な発言をすることもしばしば。もっともそれはゲスト主人公が自業自得な結末を迎えた場合であり、ハッピーエンドややるせなき幕引き(2時間目「呪いの絆」)の場合、辛辣な発言は控えている。
- 瑞希悠
『黄泉の誕生』の主人公。中学2年生。ゲームにしか興味がなく、恋愛や非現実的な話を信用しようとしない。
日直で教材を届けに行く際に、自殺で下半身を亡くして幽霊になり、学校の資料室に潜む秋元優美と出会う。自身も同じいじめられそうになっている幼馴染を、怒りつつも守ろうとする気持ちが同じなために彼女の霊が彼のみに見えている。
彼女と会ったその日の夜、彼女の素性を知り、それから毎日優美を成仏させるように資料室を訪れるようになった。しかし、自身と彼女が似ていると言ってしまったために優美を怒らせてしまい、教室で幼馴染の詩織の苛めが随分エスカレートしている事を知り、怒りで我を忘れていじめっ子たちを殺そうとしたが、いじめっ子たちに封印を解かれた黄泉に、飲み込まれそうになりかけたが、優美が封印したため、命拾いした。
- 秋元優美
『絶叫学級』の主人公。
クラスの女子から陰湿ないじめを受け、中学3年生の秋(小説版では12月)、幼馴染の保坂まことをいじめようとの話を聞き、家庭科室(映画では旧校舎の理科室であり、その事件が起きてから資料室になる)でいじめの主犯格の少女(映画ではいじめグループ全員)を道連れにして自殺し、下半身を失った遺体で発見される。
現在は下半身のない、幽霊となり資料室に潜む。その資料室を訪れた悠と仲良くなるが、悠が黄泉に飲み込まれそうになった際に『怒りに飲まれ全部終わりにしないで。自分と同じにならないで。』と言葉を残し、自分の体内に黄泉を封印する。その際に精神を乗っ取られて、自身が黄泉となり人間を恐怖の世界に引きずり込もうとするようになる。
また、幼少時に父や飼い猫のヤミと共に裏山に来た際に、黄泉が封印されていた祠を発見する。
詳細は秋元優美を参照。