概要
岩鳶SCに凛が入ってくるところから二人の物語は始まる。Free！の２大テーマは「遙の成長」と「凛の救済」と監督が答えており、２人が物語の軸となっている（ＳＣ時代についてはハイ☆スピード!を参照）
凛から遙へ一方的にライバル視していると思われがちだが、遙もハイ☆スピード!では笑顔で接してくる凛に対して素っ気無い態度を取りつつも、凛の行動をきっかけにランニングを始めたり、アニメでも凛のことになるとわかりやすく反応を示すなど、お互い気にし合っていることがわかる。また、遙役の島崎信長氏が、遙にとって凛は「見た事のない景色を見せてくれた、かけがえのない存在」と雑誌でコメントしている
（※以下本編・ＣＤ・雑誌関連ネタバレ注意）
中学１年の冬の対決
遙は年末に水泳の留学先（オーストラリア）から帰省した凛と偶然会い、ＳＣで勝負をし、遙が圧勝する。留学先で壁にぶつかっていた凛は、更に遙にも負けた事で泣き崩れ水泳をやめると言う。
凛の涙に動揺し、そのことがきっかけで遙は競泳をやめてしまった。二人にとってお互い心に傷の残る出来事であり、物語のキーポイントでもある。
※遙がその件で競泳をやめていた事を凛は知らず、１１話でその事を怜から聞き、凛が衝撃を受ける表情を見せる
１話
高校生となった２人の再会。笑顔が消え、別人のように変わってしまった凛だが、「遙は一目見てわかったようだ」と公式ＦＢでコメントされている
４話
網ドン回。「お前のために泳ぐんじゃない」と言い放つ遙に対し、凛は遙をフェンスに押し付け「お前は俺のために泳ぐんだ」と言う。（強い語調に対し顔は泣きそうであった）その後、遙は凛の腕を掴み「俺に負けても水泳やめるとかいうな」「醜態を晒すな」 「負けても泣くな」と約束させる
７話
もう凛と一緒に泳げない、という現実に衝撃を受ける遙の場面について、公式ＦＢで「遙は始めてショックを受けるんですよ。面倒なしがらみだと思っていたものが実は凛との大切な繋がりだったんです」とコメントされている
最終回
公式ＦＢで最終回について「自分の気持ちを自覚し、表に出せるようになった遙が、ちゃんと自分なりの言葉で凛に想いを伝えます」とコメントされている通り、「一緒に泳ぎたい人がいるんでしょう？」という怜の問いかけに、遙はようやく「凛と、泳ぎたい」と自分の気持ちを自覚し、言葉にする。
「凛、来い！ 今度は俺が見せてやる。 見た事のない景色を！」と凛に手を差し伸べる遙。（凛も最終回で「お前達と泳ぎたい」と泣きながら自分の本音を遙に伝え、それを聞いた遙が凛に優しく微笑む）仲間達の協力もあり、リレーを共に泳ぎ和解。２人は関係を取り戻す
その後の遙と凛
「Illustration WORKS」ドラマパート・トラック８「虹の約束」では
昔の思い出を通して再び虹を作る事を凛に望む遙と、
その望みに応える約束をする凛、プールサイドでの穏やかな会話が聞ける。
遙＆凛デュエットＣＤのジャケットでは
２人でお揃いの指輪（ペアリング）をはめている。
ドラマパートでは凛が遙の家に泊まり、入浴し、遙のシャツを着る（彼シャツ）
「昔みたいにベッドで一緒に寝るか？」と言う遙や、
食事の場面で「次に来た時は俺が何か（料理）作ってやるよ」と言う凛や、
枕が変わると眠れない凛に対して遙が「寝られるのか？」とからかうように言ったり
笑ったり怒ったり楽しく過ごす遣り取りが聞ける。
その後、遙が風呂に入っている間に眠ってしまった凛を見て
フッと笑い「おやすみ、凛」と優しく囁くなど、２人きりで夜を過ごす。
翌朝、２人で一緒にランニングに出かける時には
凛が照れながらも伝えてくれた言葉を聞いて遙が嬉しそうにするなど、
アニメ最終回以降も、より一層２人の関係が親密になっている様子が確認出来る
その他
エンドカード
１話のエンドカードは遙に笑いかける凛と、それを見つめ返す遙の小学生時代の絵であったが、２話のエンドカードでは同じ構図で高校生の二人。凛の笑顔は消え目を閉じてしまっている。
これについて監督が「凛は遙たちと見た景色を忘れたくてもやっぱりずっと忘れられなくて、でも思い出したくない、見たくない、と思っているから見ないように目を閉じてしまっていたんです。でも遙はちゃんと凛のことを見ていて、切なかったですね」とspoonでコメントしている
キャラクターソング
遙のキャラソン「ＪＯＹ」は「”あの時”から遙の中に生まれたものを歌ってる、遙と凛の歌です」と解説され、
もう一つの遙のキャラソン「アオノカナタ」と凛のキャラソン「Break our balance」は曲がリンクしているとspoonにて解説されている
DTAマスコット
「Illustration WORKS」のDTAマスコットでは
「凛…もう泣くなって言っただろ……？」という遙の寝言が聞ける
関連イラスト
