みんなの党
みんなのとう
渡辺喜美を党首として結成した中道的政党。〈脱官僚〉〈地域主権〉〈生活重視〉で国民の手に政治を奪還し、自民党はいやだが民主党もいやな人の向けの政党であった。しかし『保守の改革の政党』を標榜し始め、〈第二自民党〉となりつつある。
歴史
結成と活動
2009年に渡辺喜美を党首として結成、当時の新党ブームにのって一時期は『第三極』勢力として『保守の改革の政党』を標榜し始めた。一時は注目されたものの、自民党と日本共産党以外の政党に明確な対立軸が打ち出せなくなりつつある状況の中、日本維新の会などの後発新党に食われ、地方組織が解散するなど苦境に立たされた。
分裂
さらに、2013年の参院選後の政界再編を巡って渡辺代表と幹事長の江田憲司の意見が対立。江田憲司幹事長が幹事長職を罷免され、離党者が多発し党は分裂する状況になった。江田は新党結成の意向を表明し、結いの党を結成した。分裂後の同党は、責任野党=自民党の衛星党化、すなわち第二自民党のようなものになっている。
綱領(編集)
この政党は「脱官僚」「地域主権」「生活重視」を重視し、訴えている。
この政党の性格
- 政党は自由民主主義の下において国民の政治意思決定に直接関与する
- 政党の目的は選挙で国民に約束した政策を実現していくことである。
- 当たり前の自由社会と一人前の国家の構築を目指す。
脱官僚
- 硬直化した官僚主導体制は国家経営の刷新を困難にしてきた。
- 政策中心の政治モデルへの転換を目指す。
国家の本来業務
- 国民の生命・自由・財産を守ること
- 国家の独立を守ること。
外交・防衛・マクロ経済政策・社会保障基本・インフラの〈地域主権〉
- 官僚政治のせいで国家経営の本来業務が手薄となっている。
- 原因1.本来民間や地域に任せるべきことを任せていないところにある。
- 原因2.戦後レジームに引き継がれてきた結果。
生活重視
- 強者の自己抑制という倫理に基づいてルールが定められているのが自由社会であるので、国家は普段は抑制的でなくてはならない。(国家肯定)
- 自由社会の最大の論理は、力の強いものがやりたい放題をやってはいけない。
(現在のみんなの党には耳が痛い。)
守るべきもの
- 先祖の思い(保守性)