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概要編集

みんなの党(みんなのとう、英語: Your Party "YP")は日本の保守政党。第三局を標榜し、第三極政権を目指した。

歴史編集

結成と活動

改称前の政党名は「政治団体日本の夜明け」といい、2009年に渡辺喜美を党首として結成、当時の新党ブームにのって一時期は『第三極』勢力として『保守の改革の政党』を標榜し始めた。一時は注目されたものの、自民党日本共産党以外の政党に明確な対立軸が打ち出せなくなりつつある状況の中、日本維新の会などの後発新党に食われ、地方組織が解散するなど苦境に立たされた。


江田派の分裂

さらに、2013年の参院選後の政界再編を巡って渡辺代表と幹事長の江田憲司の意見が対立。江田憲司幹事長が幹事長職を罷免され、離党者が多発し党は分裂する状況になった。江田は新党結成の意向を表明し、結いの党を結成した。分裂後の同党は、責任野党=自民党の衛星党化、すなわち第二自民党のようなものになっている。


渡辺ワンマン体制

 みんなの党は結党時から代表渡辺喜美の『ワンマン体制』といわれ『渡辺商店』とされた。賛否両論ありながらも独自の存在感を保っては来たが、2014年に入って渡辺自身のDHC会長からの8億円の政治献金のスキャンダルが発覚した。

それまで渡辺は民主党総理鳩山由紀夫の5000万円献金スキャンダルなどを厳しくバッシングした過去や、その他政治献金のスキャンダルに厳しく噛み付いたことがあった。2014年春にその渡辺自身の金銭スキャンダルが発覚したのを受け、みんなの党は存亡の危機に陥った。渡辺は4月に代表を辞任、浅尾慶一郎のみが後継に名乗り出たため彼が2代目代表となった。


党の崩壊と終わり。

その後結いの党と日本維新の会合併などの流れを受け、新しく出来た維新の党に移籍する者も出始め、党はさらなる縮小に追い込まれる。これに伴って党内の対立も激化し、衆議院解散も囁かれ始めた矢先の2014年秋に浅尾は党の解散を決意。同年11月19日、既に安倍内閣が衆議院解散を発表した選挙直前、両院議員総会で解党が決定した。

この総会は怒号飛び交う荒れたものであり、出席者の議員達からは総会でのリアルファイトの模様がtwitterなどで暴露された有様だった。所属議員達の動向は不明な者もいるが、無所属となって政治活動を続ける者や他党への移籍を表明する者もいる。


綱領(編集)編集

「脱官僚」「地域主権」「生活重視」を重視する。

【政党の性格】

  • この政党は自由民主主義の下において国民の政治意思決定に直接関与する。
  • この政党の目的は選挙で国民に約束した政策を実現していくことである。
  • この政党は当たり前の自由社会と一人前の国家の構築を目指す。

【公務員】

  • 硬直化した官僚主導体制は国家経営の刷新を困難にしてきた。
  • 脱官僚を果たし政策中心の政治モデルへの転換を目指す。

【国】

  • 国家の本来業務は国民の生命・自由・財産を守ること
  • 国家の独立を守ること。

【地域主権】

  • 官僚政治のせいで国家経営の本来業務が手薄となっている。
  • 本来民間や地域に任せるべきことを任せていないところにある。
  • 戦後レジームに引き継がれてきた結果。
  • 外交・防衛・政治を刷新。

【市民生活】

  • 強者の自己抑制という倫理に基づいてルールが定められているのが自由社会。
  • 国家は普段は抑制的でなくてはならない。
  • 自由社会の最大の論理は、力の強いものがやりたい放題をやってはいけない。

【守るべきもの】

  • 先祖の思い

解散時の主な所属議員編集

主な元所属議員編集

(加筆時点ではほぼ結いの党に所属、その後多くが維新の党に合流)

関連編集

第三極

外部リンク編集

みんなの党


【参考文献】

・みんなの党(web)

・wikipila

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